●朝まで作業。昼前に起きる。例によって、やっぱりまだ寝ていないKに起こしてもらう。新宿へ行くというので、車に便乗。車って、楽だわー。車と炬燵があったら、もう大抵の人間はダメになる。炬燵だけでまだ良かったよ、ウチは。
●ジャニスへ。CD返して、また借りる。最近は何を聞いていいのかもよく分からないくせに、とりあえず借りる。最近は変態ミニマル好きの店員M君にお薦めをよく訊ねる。で、KOMPAKTのコンピとか。
TZADIKから出ている巻上公一はかなり良い。こんな声ったらない。ホーミー超えてる。
●シネマトリクスのAさん、Wさん、Tと合流して、学士会館へ。
活弁士・澤登翠さんの活弁を聞きに行く。撮影ということで無料になる。ラッキー。
学士会館という建物にはいるのは初めて。なんか明治村みたい。
サイレントの映画にライブでナレーションとセリフを入れる活弁士。スクリーンを挟んで反対側にはピアノが置いてあり、SE、BGMもライブで入る。
「愚かなる妻」1922年・米
監督・主演 エリッヒ・フォン・シュトロハイム
という作品を観る。
で、活弁に驚く。これちょっと凄い。一人何役?登場人物全員に対してセリフを話し、なおかつ状況説明のナレーションまで話す。しかもそれらひとつひとつの声の抑揚、トーンが全て違う。間違えたりしないんだろうか。女の人のところで、男のトーンで話してしまったりしないんだろうか。
で、
「あ。間違えた。」
とか言わないんだろうか。
言わなかった。
その声のリズムと、ほぼ全編にわたって響いているピアノが大変気持ちよい。
始まるまでは、これってただのリアルタイム声優っていう感じじゃないの、と思っていたのだけど。そんなことは全くなかった。落語のグルーヴくらい気持ちよい。
気持ちよくて寝る。
いや。すごく面白いんです。ただ昨日あんま寝ていなかった!
●会の終了後、澤登さんを交えて5人でお茶する。
で、澤登さんのテンションが凄い。もうアゲアゲだよ。ウーロン茶飲んでるし。
上映後のシネマトークの時点で薄々感ずいてはいたが、この人のハイテンションはちょっと凄い。とてもキャピキャピしてる可愛いおばさん。
●帰宅。
Kはまだ寝ていなかった。こいつ、おかしいぞ。
「1日半起きて、半日寝るって言うサイクルだから。」
お前は、日の丸タクシーか。
でも夕飯作ってる間に、気がつくと、炬燵でうつむせに倒れている。MacとWINのノートをダブルモニターで開いたまま、うつむせに倒れている。
一体何がここまでさせるのか。
●会場で手渡されたチラシを観ると、見事なまでに全て活弁のイベント。会報まである。その名前がまずい。
「活狂」(カツキチ)
活弁に狂っている、という意。だろうか。これはそういう団体からいつクレームがきてもおかしくない。
いろんな世界。いろんな人。
あー!もう一回、「アイデン&ティティ」みたい!
投稿者 ta : 2004年2月11日 23:29