●早起きするも、終日うとうと。
●夕方、月島へ。
頼まれたDMのラフをギャラリーの人に持って行く。久しぶりの月島は何か変わっていた。駅前にでっかいマンションが建てられ、様子がすっかり変わっている。あの長屋群を1ブロックも壊してマンション建てるとは。
そのうちマンション壊して長屋を建てるようになればいい。
●ギャラリーのMさん、シネマトリックスのAさん、Wさんと「亀とき」という飲み屋兼ご飯やへ。
長屋の一角にある良い感じのその飲み屋。そこのご主人と奥さんは、Mさんの古くからの知り合いっぽい。奥さんって言ってもお婆ちゃんなんですが、このお婆ちゃんが凄い。凄い江戸。江戸っ子っていうのは、こういうものか。ご主人は殆ど話さない。その代わりに、というかそれを補ってあまりあるくらいオバアは話す話す。こんなに話す78歳は初めてです。
「…っつーか。」
「まじで。」
「じゃん。」
を多用する。ファンキー。
●「バ〜カ」も多用する。
「うるさいんだよ、目を離せやしない。あのチビは、ほんと、バカ。」
ひ孫の話から、去年なくなったという息子さんの話まで。もう各文節ぐらいの勢いで「バ〜カ」と挿入される。息子さんの話なんて、目に少し涙を溜めながら。ここでもやはり「バカ」と言う。この間の「アイデン&ティティ」から僕の涙腺はどうにもゆるい。ちょっとまずい。ここで泣いたら、ただの情緒不安定だ。そんな烙印だけは押されたくない。
で、その「バカ」がかなりいい。
こんなにもいい「バカ」を言う人は、そうそういない。それとも江戸っ子は、みんなこんなにも素敵な「バカ」を言うのか。
関西の人がよく言う「アホやなあ」的なものに似ている気もするのだけど、もうちょっと。もうちょっとだけ違うのです。
関西の人はよく
「東京の人はアホっていわんと、バカって言うやねん。そこやわあ。せやから、そこがちょっと冷たいかんじやねん。」
というような意味のことを言う気がする。
僕も関西の人の言う「アホやわ」的な言葉は関東弁にはあまりないような気がしていたのだけど、そんなことはなかった。ていうか、もっといいのがあった。イントネーションとか発音とかに頼っていない「バカ」。78年くらい生きないと、そんな「バカ」は言えないのでしょうか。
●ていうか、この話題のどちらにも属していない岐阜弁とかって一体。。
それもこれも、田中邦衛が岐阜弁はなさないからいけない。
邦衛が岐阜弁さえ話してくれれば。そしたらもう、センターGUYも岐阜弁話すよ。
投稿者 ta : 2004年2月12日 23:13