2004年2月19日 (木) 

湿気りのバランス

[ たべる]

●世の中には「しけたスナック菓子が嫌いな人」と「しけたスナック菓子が好きな人」がいる。「おれはスナック菓子なんて食べない」なんていう非人間的な人についてはとりあえず触れない。
僕はしけたお菓子が意外に好きなのです。
意外にと言うよりむしろ、ぐらい。
キャラメルコーン、カール、を筆頭にスナック菓子、煎餅は湿気ている方が断然うまい。断然です。
封を開けてから、なんならしばらくそのままにしておく。
夏場は20分程度、冬場なら小一時間ほどそっとしておくのが、なにかと都合がよいようです。
湿気りすぎてもよくない。
湿気りすぎのお菓子はなんだか邪気をたくさん吸いすぎた様で、ちょっと不安にすらなる。湿気り絶妙のバランスが保たれたとき、口の中に程度な水分、風味がひろがる。
ある種ジューシー。
これは封をあけてすぐに食べてしまっては、感じられない。口の中はパサつく一方だ。
●そんな感じに湿気るとうまい煎餅だが、この湿気るのを待つ時間ほどバカらしいものもない。
封をあける。20分。オレは、ただ湿気るのを待っている。
はやく食べたい。
まて。
友人から電話。
「なにしとる?」
「湿気るのまってるんだよ。」
まだ、まて。

●まだって、いうか。そんなことじゃなくて。
亀田の新製品「半干しぬれ煎」が今、相当あついということを伝えたかったのでした。
封を開けたその瞬間から、もういわゆる湿気り完全体。最高の出来です。最高の出来であるがゆえに、封を開けてから口に運ぶまでのスピードはある程度のものが要求されます。そうじゃないと余分に湿気ります。トップアスリートだけが最高の状態で半干しぬれ煎を口に運べるのだろう。きっと。
●で絶対売れないと思う、これ。

●今日は携帯で誰も撮らなかった。
よっぽど半干しぬれ煎を撮ってやろうと思ったが、こらえる。顔しか撮らないのです。昨日、はやくもTVを撮るという飛び道具的なものに走ってしまったがゆえに、今後の展開をどうしようかと悩む。
悩みながら半干しぬれ煎食う。


投稿者 ta : 2004年2月19日 23:54

関連する記事