2004年5月11日 (火) 

パッション

[ みる]

パッション観てくる。
メル・ギブソン監督。イエス・キリストの最後の12時間を描いているらしい。アメリカでは、拷問シーンを観ていて心臓麻痺で死んでしまったおばあちゃんまでいるみたい。そんな悲惨な拷問シーンが話題の作品。

そんな悲惨な拷問シーンが話題の作品というか、悲惨な拷問シーンだけの作品でした。全編にわたってとても痛そう。そして問題なのは肉体的な痛さしか伝わってこない点。途中でキリストがもっともらしい痛み的なことも叫んだりするのだけど、それがどうにも響いてこない。キリスト教徒がみるとまたこれは感じ方が違うのか。敬虔なカトリック教徒らしいメル・ギブソンなどにとってはよっぽど意味のある作品なのかもしれないが、そうでない人にとっては、「とても痛そう」という感想しかない。ただ体が痛い。でもそうであるなら、ただの肉体的な痛さでいったら「アレックス」、もっと他の痛さでいうなら「ヴァンダの部屋」の方がよっぽど痛い。


投稿者 ta : 2004年5月11日 23:36

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