●最近、日が昇るのが早くなってきた。5時過ぎにはもうまったく明るい。
大抵の毎日、朝5時は起きている時間だ。そんな悲惨な生活を送っているため、そういうところで主に季節を感じるしかない。
ああ。日が昇るのがはやくなってきた。
勉強部屋にはカーテンがあるので、それほど日の光はわからなかったりするのだけど、台所にはカーテンがない。なので、明け方ふと気がつくと台所の方が輝いている。この様子が最近好きなのです。かといって、この輝きのためだけに、好きこのんで台所にカーテンをつけていないわけじゃない。台所にカーテンをひいて、よっぽど暗室にしたいといつも思っている。しかしそうできないのにもやはり理由がある。台所が唯一の水回りであるので、大抵の場合暗室をつくるにはそこが最適だろう。ほんの数年前までなら全く問題なかった。しかし自炊生活の今、台所に暗室はちょっとさけたい。料理と暗室、フライパンと引き延ばし機が隣り合わせになってしまう。フライパンにとっちゃ、引き延ばし機の存在なんてとるにたらないことだろうが、引き延ばし機にしてみればフライパンの存在はたまったものではないだろう。問題は油だ。なんていやな響きだろう。あぶら。
そういえば最近、体にも油がついてきた気がする。
脇腹のアタリに、どう体に力を入れようが、どう体をひねろうが、ビクリとも動かない肉がついている。もう自分の意志とは全く関係なくただそこにある脂肪。それもまたあぶらだろう。なんていやな響きだろう。あぶら。
あぶら解消の為、久しぶりに筋トレをしてみる。
体を痛める。
たいへん痛い。
しゃべり場を見る。この場でよく聞かれる言葉がある。
「普通ってなに?」
若いから。の一言では聞き捨てならないこの意見。
人は若いからそんなことをいうのではない。青春だからそんなことをいうのではない。ただ体が柔らかいからそんなことが言えるのではないか。前屈でマイナスになったことがないから、そんなことが言えるのだろう。もう筋肉硬化症じゃないかと不安になるような僕にいわせれば、明らかに普通はある。人並みの柔らかさ。それを求めることが例え虚無的なことであったとしても、僕はストレッチを続けるのです。ちゃんと毎日。
でもそんなストレッチよりもまずしなくてはいけないのは、日の出をみない生活だと思う。
投稿者 ta : 2004年5月14日 23:26