2004年7月25日 (日) 

はなび

[ でかける]

●調布の花火へ行く。ドイツMの友達のKさんという女性の方に会う。彼女はドイツに留学していたらしく、ドイツ語でMと話している。ドイツ語って素敵だわあ。イッヒイッヒ。イッヒ・リーベ。

●調布の花火へ行く。
東京で花火を観に行くのは初めてだったのだけど、もうその人の多さに泣きそうになる。調布の駅のホームが人で埋まっている。全く動けない。なんだこれ。しばらくじっとしていると、後ろからCが来た。ドイツMが目立っていたので、簡単に見つけられららしい。アイコンにもなる凄い奴。

nahabi●で、花火。ほんと、綺麗。
何かがほんとうに大きかったり綺麗だったりする場合。人はもうそうしか言えない。もうその場にいる全員ギャルになっている。
「でけー!」
「うわー!ほんと、でけー!」
「ちょーキレイ!」
花火評論家って、いるのかどうか知らないけど、いたらちょっと凄いと思う。なんだかんだでアカデミックっぽいこと言えたりする音楽評論などならまだしも、花火。ただ打ち上がって。ただ爆発して。あー、きれいー。の花火だ。こんなものを客観的かつ高尚に言えるのか。判断できるのか。花火評論家よ。だってすぐとなりにはローリー寺西にみたいな人がいるよ。しかもハンケツで。彼のすぐ後ろの普通の家族連れはどうなるんだ。バスが目の前を横切り視界が遮られるたびに、立ち上がるローリー。後ろの家族。お母さんは既に半笑い。子供達は「キャッ」と手で顔を覆っている。子供はかわいいなあ。判断できるのか。
花火には裏表があるって、この間誰か言っていた気がするけど、その表裏は見分けられなかった。

hanabi2

●凄い人混みの中をゆっくり帰る。
ドイツMも花火には感動していた。
でも多分、花火そのものよりもこれを観るために2時間かけて、それから帰るために3時間かかる、というところが日本っぽくてよかったと思う。帰り際、Mがボソっと言う。
「こんなに人混みの中を3時間かけて帰らなければいけないのに、花火を見に来る価値があるのか。」
あるに決まってる。


投稿者 ta : 2004年7月25日 23:12

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