2004年10月15日 (金) 

PS1

[ たびする]

PS1へ向かう。早速ニューヨーカー気取りで地図もなにも持たずに出たら、全然わかんなくてもう泣きそう。クイーンズにあるってことは分かってたのだけど、どの駅でおりていいか分からない。とりあえず車窓から外を伺っていると、でっかくPS1とペイントされた壁面が視界に入ってきた。よかったよかったおれまだニューヨーカー。

●ブルックリンに豊光さん達と一緒に滞在しているTもいる。おっすおっす。
PS1で17日から始まる豊光さん達のグループ展の設営を手伝いにきたつもりだったのだけど、特に何もやることがない。ていうのも、やっぱりPS1、MOMAなんていう美術館での展示では設営からレイアウトまでちゃんとディレクターの指示の元に働く人たちがたくさんいる。そんなわけで他の展示をみたり館内を探検したりする。前に来たときは夏だったのでルーク・ヴァイバートのイベントとかがやっていて賑やかだったのだけど、今日は雨だしこの季節にはそういうイベントもあまりなさそう。
●で、豊光さんがPS1のスタッフともめている。
この展示は日韓あわせ計8人の写真家によるグループ展なのだけど、グループ展全体の構成と開場スペースを考慮するPS1側のディレクターの意向によってそれぞれの作家の作品数が半分近く削られることになった。特大パネル8枚での構成の豊光さんの写真も5枚に減らされる。しかもその写真のレイアウトがかなりオサレな配置。グラフィックっぽいレイアウトのそれは、言ってしまえば「沖縄・韓国・米軍」というテーマのグループ展の構成としては全くそぐわない物だと思う。でもここは新宿文化会館ではなくてMOMAな訳だし、MOMAでやってるから観に来る人が沢山いるわけだし、でも新宿文化会館でやったようなレイアウトにしてないとやっぱりそのテーマは観る人に伝わらない。でも結局のところ作者が伝えたいことよりも、他の人がみて思うことの方がよっぽど重要、と言う意見もあったり。しかもグループ展だし。そのあたりのバランスはすごい難しい。ってそんな難しいところはただのPS1探検部である僕が心配するようなことじゃないんだけど、アメリカまで来て片言の日本語で自分の意志を頑なに通す豊光さんはちょっと格好よかった。
●そしてアメリカ人が豊光さんの写真をレイアウトしているのがおもしろい。

ps1 沖縄

●夜、W君、Mちゃんと会う。W君とはこのあいだメタモルフォーゼに一緒にいったばかりなのでそんな久しぶりという感じもしないのだけど、Mちゃんもなぜか久しぶりという感じがしない。イーストヴィレッジのビルマ料理屋で御飯。うまーい。その後、すぐ近くに住むW家のお宅訪問。とても素敵な部屋でした。ロフトがいい。
とりあえずmp3をお土産代わりに。
夜、帰るつもりだったのだけど酔っぱらってそのまま寝てしまう。時差ボケですね。


投稿者 ta : 2004年10月15日 23:58

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