●ポトシから25km程のところにあるタラパヤという村へ。
この村は温泉があることで有名なのだけど、そのツーリスト向けのプールの様な温泉には目もくれない。そこから山を1時間ほどトレッキングすると源泉近くで川の水と混じり合い丁度よい頃合いの滝壺があるらしくただひたすらにそれを目指す。この情報は地球の歩き方に載っていたのだけど読者投稿なので詳しいことが全く分からない。ただ1時間歩け!としか書いていない。そしてただ1時間歩いたものの、それらしいものは一向に見つからず。乾ききった川の跡は幾つかみつけたものの、まだ雨期が始まっていないからか、源泉と川が混じり合った滝壺なんて一体どこ?
約2時間経ったところであきらめて、クタクタになって山を下る。
すると、古いレンガで作られた囲いを発見。中は見えないのだけど、囲い越しに湯気がふわふわとたち上っている。囲いの中をのぞき込むとこれぞ源泉!硫黄の臭いと湯気が混じり合ったその雰囲気はまさに温泉そのもの。その池に手を入れてみるとかなり熱い。入浴無理。その源泉から少し下ったところにこれもまた古めかしい湯槽発見。今度はちょうどいい湯加減。はいりまーす。ちょっと汚いのだけど、我慢。すると、その浴槽ちかくの掘っ立て小屋から男が出てきた。それはあきらかにファンキーなオヤジだ。ファンキーすぎて写真撮るのを忘れた。彼は、あたかも自分が管理人の様ないいっぷりで「入浴料1ボリ」と言ってくる。絶対にこいつは管理人じゃないが、1ボリだし。払うよ。
日陰になるところが全くない岩山の中腹にある露天風呂。小一時間つかっただけで背中が焼けた。痛い。
で、大満足で帰路につくも、小山をひとつ超えたら、先ほど目もくれなかったツーリスト向けの温泉プールが。ここもまた誰も目もくれないツーリスト向けの露天風呂だと気が付く。
●夜、夜行でウユニへ。もっとポトシでダラダラしたかった。しかしいや急がねば。
でも急ぐんじゃなかったよ。と、バスに乗ってから後悔する。隣がインディヘナの母親と赤ん坊だった。隣どころか、最後尾5座席とその前2列の8座席、計13座席しかないはずなのに何故かそこには20人は居る。なんでこんな場所に席とってしまったんだオレ。うるさい。挙げ句には、僕とそのインディヘナの母親の間に寝ている子供がおねしょするし。くさい。こっちも負けじとおねしょしてやろうか。
なんて状況だったにも関わらず気が付いたら寝ていた。午前3時ウユニ着。くそ寒い。
投稿者 ta : 2004年11月26日 19:55