2004年12月 7日 (火) 

天野博物館

[ たびする]

●朝、起床。なんだかんだで18時間くらい寝た。体調回復。
街に出ると、前来たときより確実に暑い。雲もどんよりしていて空気もやたら湿っぽい。リマも夏がきている。宿沖縄は日本人宿なので日本人がたくさん来る。というか、日本人しか来ない。でも宿沖縄は一泊$7と高かったり、リマ市自体にあまり見所がないので長期滞在する人もおらず宿泊客も少ない。

●同じ宿のみなさんとお出かけ。今日は新市街ミラフローレス地区へ。目当ては旨いと評判のケーキ。実際うまい。しかも新市街はびっくりするくらい綺麗だった。僕らが泊まってる方の旧市街、ありゃなんだ。旧市街じゃ大の大人2人がパンの詰まったバスケットを運んでいるのに、こちらじゃ老人が車を磨いている。おいおい。日本だけではないと思っていたけど、車磨いている人をここペルーで見かけるとは思いもしなかった。

●天野博物館へ。リマ市名誉市民という天野氏の個人コレクションが収蔵された天野博物館。日本人ガイドがつく。行った人は口を揃えて良かったというし、しかも無料。チャンカイ文明のコレクションが主の天野博物館は実際とてもよかった。日本人の青年が分かりやすく説明してくれるのが嬉しい。なんでA.C.1200頃の土器に鵜飼いの絵が描かれているのか。興味津々。こうして展示品一つ一つに対して、ちゃんと人の口から説明がきけると博物館は全然違う。凄い楽しい。だいたい堅苦しく述べられている説明文と意味不明な年表だけでは楽しめない。
で、その日本人青年もまたちょっと面白い。てっきりこちらで研究している大学院生かと思っていたのだけど、話を聞くと実際はかなり違った。クスコに半年くらい住んで、リマに来てここで働きだしたという元バックパッカーだという。「研究者でも考古学専攻でもないんですよ。」展示品に関する説明を僕らにした後、物販コーナーに立つ彼は何の気後れもなくそう言う。気持ちがいい。

●で、意味なく「恋人達の公園」という恋人しかいない公園に行ってみる。入口のところでピーッって鳴って通れないかと思ったけど、一応公園内には入れた。よかったあ。でも別によくないよ。


投稿者 ta : 2004年12月 7日 20:48

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