●同じく帰省している姉夫妻とととも、母方のおばあを訪ねる。おばあは今お寺で暮らしている。といっても出家しているわけではなく(ある意味チャクラは全開だが)、我が母、幸子の姉はお寺に嫁いだので、そこの一部屋で住んでいるという訳だ。彼女はかなりぼけては来ているのだが、まだまだ元気。今日も訪ねると、ちょうどスイカを食べ終わったところだった。ただもう最近は俺の名前を思い出せない。納得がいかないのは、俺の姉の名前はすぐに思い出すことだ。なのに何故か俺の名前は全くでてこない。勝ち誇ったように姉は言う。
「愛の差だから。」
こんな姉を殴ってやりたい。
叔母の話によると、この間一度は死にかけたらしいのだが、また持ち直したらしい。そういえばお正月に来たときよりも、目の輝きが少し増しているようにも感じる。ここまできたら100才まで生きて欲しい。あと8年。100才になったからって何があるのか分からないが、とにかく記念だ。あと8年もあれば俺の名前を覚えさせることもできるはず。
投稿者 ta : 2005年5月 4日 22:11