●昼過ぎ、自転車に乗って西荻からSが来た。
永福町まで20分で来た、と豪語するS。そんなわけがない。俺が前に西荻のK邸に行ったときは、一時間近くかかった。「じゃあ今から40分で行って帰って来て。」と言ってももちろんやってはくれない。そんなん言われても俺だってやらない。
SのiBookの調子が悪いらしい。この間K邸でも直していたと思うのだけど、やっぱりダメらしい。ハードディスクをフォーマットしてOS入れ直してもやっぱりダメ。これはもうダメだ。ハード的な問題ぽい。ハード的な問題になると途端、もう周りの人間、誰の手にも負えなくなる。
かなり人ごとだが、そういうハード的な問題に出会うと、何となくほっとする。
●夜、宮古。飯食って飲む。グビグビ飲んでいたらまた酔っぱらう。家にもどってまたウトウトし始めてしまったところに、調布にいて帰るのが面倒になったというA来る。折角なのでAと一緒に「アイデン&ティティ」を観る。何回目だろう。さすがにもう泣かない。
「アイデン&ティティ」のDVDボックスを買い、それについていたSpeedway Tシャツをも何の恥ずかしげもなく着こなすAが言う。
「ちょっとセリフとか前倒しで言っちゃうかもしれないけど。」
それは嫌だ。そんな奴と映画は観たくない。
「言ってもいいけど、セリフ言った後、俺の方みないでね。」
と言っておいた。
Aはセリフは言わなかったが、DVD特典についていたインタビューからゲットしたという情報を逐一教えてくれる。面白かった。で、これまでは気が付かなかったのだけど、
・いくら美大だからってベンチに座って美術手帖を読んでいる学生はいない
・卒業してから状況は変われど、いくらなんでも「やっぱ女くどくにはベスト盤だろ?」という奴もいない
と思う。
●最近なんか面白い本あった?と聞かれたので、「博士の愛した数式」が面白かったよ、とAに言う。
本屋で「第一回本屋さん大賞受賞」という帯にひかれて買った。
本屋さん大賞は、きっといい賞だと思う。
で、実際面白かった。「妊娠カレンダー」も面白かった。
もっと読んでみたい。
投稿者 ta : 2005年5月 9日 22:32