OAと一緒にバウスシアターで上映している「タカダワタル的」を観に行く。
60年代の中津川フォークジャンボリーか何処かの映像で、とにかく若い高田渡の「ごあいさつ」から始まり、ライブの様子と吉祥寺での日常風景をてんぽ良く織り交ぜたドキュメンタリーは、最近のスズナリでのライブのアンコール曲「ごあいさつ」で終わる。もう何も言うことはありません。ありがとうございました。
去年、テアトル新宿で上映していたときにみにいけなかったのは残念だけど、バウスシアターのPAで観ることができてよかった。音が良かった。ドルビーだとか何だかそういうハイテクぽい音の良さではなく、もちろんこの映画の内容ありきでだが、会場がもうまるでライブハウスのようになっていた。実際、一曲終わるごとに拍手をするお客さんもいた。いいよ。もうその気持ち凄くよく分かる。会場みんなその気持ち分かってはず。そしてエンドロールでは自然発生的に拍手で会場が包まれた。その拍手に紛れて缶ビールをあける音も聞こえる。もう本当に今夜観に来て良かったよ。
「よかったねえ。」と言い合いながらサンロードを歩く。Aが来るのはもう義務なのだけど、それにしてもOが来たのは意外だった。高田渡にそれほど興味があった訳じゃないOが、
「これは映画として、観れて良かった。」
て、言ってたよ。そんなOは、今日Sちゃんに「どエモ」の烙印を押されていた。どエムってなら別に何とも思わないが、どエモ。ちょっと羨ましかった。
投稿者 ta : 2005年5月12日 23:49