●昼、引越先を探しているSがWEBで見つけた格安物件を観に行くというのについて行く。 その物件というのが信じられない。
「丸ノ内線方南町から徒歩10分の戸建て3K。家賃7万8千円。」
インターネットで格安物件はよく目にするが、こういうのは大抵客寄せの為の物であることが多い。その情報につられて不動産屋の事務所までわざわざ赴き、個人情報を提供してから、
「いやでもあの物件、半年後には取り壊しが決まってるんです。」
と言われる。俺にもそんな経験がある。かなり腹が立つ。
だからどうせこの物件もそうなんじゃないの、とあまり期待していなかったのだけど、いやそんなことはなかった。ちゃんと内見までさせてもらえることになる。
実際には方南町から歩いて15分くらいの入り組んだ住宅地の中にその物件はちゃんと存在した。ありえない金額のありえない戸建ては、みすぼらしいトタン屋根かと思っていたらそうではなかった。前面はレンガだった。2階建てだった。見た目もう普通の家。これには驚いた。でも何だかあまり気に入るような感じではない。Sも断っていた。安いし、問題も特になさそうなのに、何だかあまり好きになれない。こういうのってなんだろうか。
それにしても空き部屋みるのって楽しいわ。壁面や柱に人が住んだ痕跡がうっすらと残っている。その痕跡は「うっすら」というのがポイントだ。あくまで微妙な日焼けだったり、物を擦った跡ぐらいで止めておいて欲しい。間違っても、手の跡だったり、御札は、勘弁して欲しい。
投稿者 ta : 2005年5月16日 22:50