2005年10月 5日 (水) 

ジオラマ

[ つくる]

●昼、吉祥寺集合。Cちゃんと会ってから、ユザワヤへ。
なんでユザワヤカードって、いつも忘れるんだろうか。
もっと薄くしてくれれば財布に常駐させておけるのにねえ。

●帰宅。作業続き。
ジオラマを作っている。かなり面白い。
電車は走らないジオラマだ。

電車のジオラマを作り、レールをしいて、電車を走らせる。
そういう人を鉄道ゲージマニアというかどうか知らないが、
これまでそういう種類の人達があまりよく分からなかった。
といっても、「電車でGO!」とか、そういうのはまだ分かる気がする。
実際に存在する鉄道と電車を慈しむというのは、きっと鉄道と電車を使って地図をなぞりたい。という思いがどこかに介在している気がする。人はいつだって地図をなぞって確認したい。
地図上の点と点を繋いで、頭の中でそれを3Dに置き換える。
その行為はいつだって面白い。
それは縮尺どうこう地図の中に今ここに自分がいるという確認の作業ではない。
地図をなぞりながら、きっと地理上の何かではない自分の位置を確認したいのだ。

で、だからこそ「ジオラマを作り自分だけの町に電車を走らせる」という行為の意味が分からなかった。ジオラマで自分の町を作る以上に、そこに電車がある意味が分からない。シムシティなどの人がいるものを作りたいという思いは理解できる。でも鉄道ゲージのジオラマの中に人の模型は全くいない。架空で無人の町の中をただ電車だけが走っている。
その状況はかなり不安定だと見ているだけでやや不安。

だったのだけども!

そうでもなかった。

自分でジオラマを作って初めて分かったのは、
地面に木を植えたり、川をつくったり、草を植えたり。
その行為が単純に面白い。
ガーデニングじゃないのかこれは。
箱庭を作って自分の中に「ナチュラル・オーガニック・スペース・スローライフ・キノコスモ・UBATMA.COM先生」を作りだし、バランスをとろうとするようなものと一緒じゃないか。

例えば、自然と戯れるといって富士サファリパークを作るようなことに比べたら、
こちらのジオラマの方が、自分たちにとっては、よっぽどリアル富士サファリパークなのだと思う。
かといって、そういう現状が全く病んでいないわけではない。

●ひさしぶりに仕事以外での制作をしていると、とても楽しい。


投稿者 ta : 2005年10月 5日 23:40

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