●昼、Cちゃん来宅。
作業すすめる。
先は長いわ。
頑張ろう。
夕方、Yちゃん来る。
来週の火曜から催される展示会に出す洋服作りがとても忙しいらしい。
がんばってー。
●夜、事件が!
少し長い。
●深夜、コンビニからの帰り道。
川沿いの遊歩道を歩いて家にむかっていると、
なにやらうちの方から不穏な明かりが明滅しているのが見える。
なんだか嫌な予感だわ。
と思いつつ角を曲がると、やはり。
家の前にはパトカーが赤ランプを回しながら止まっている。
「武山さーん。いませんかー?」
という声と共にドンドンッとドアをノックしている音が聞こえる。
少しコンビニに行っていただけなので、家の明かりはつけたままだ。
俺が居留守を使っているとでも思っているのだろう。
あきらめてパトカーに戻ってきた警官二人は、コンビニの袋を手に提げてこちらに歩いてくる俺に気が付く。車にゆっくり乗り込みながらジッと俺を見ている。目線が俺から外れない。
このプレッシャーは何だろう。
ここで、
「あれ?何かあったんスカァ?アァァン?」
とでも警官に絡んでみれば、今何が起こっているのかという状況は容易につかめただろう。
何もやましいことはない小市民の俺だ。
さあ立ち止まってそこにいる警官に話を聞いてみよう。
しかし何故か何も言わないままパトカーの横を素通り。
俺はその異様なプレッシャーに負けた。
結果、自分の家から遠ざかっていく。
俺は一体何をやっているんだ。
犯罪者か俺は。
でもここでUターンでもしようものなら、俺のエメラルドグリーンのフリースパンツは、より一層怪しい輝きを放つだろう。
で、そのまま振り向かずに、隣の棟に住むK家に避難。
あたかもそこが自分の家のよう。
K家には、新日本プロレスから所属がWWFあたりに移ったんじゃないか、というくらい一回り身体が大きくなった流しのPVディレクターことOZKが来ていた。
Kちゃんに事情を説明すると、なんと少し前にこの家にも警官が訪ねてきたらしい。
警官は、俺のアパートで女性の悲鳴が聞こえたとの通報により駆けつけ、部屋の明かりがついているKちゃん家に事情を伺いにきた。
ということだ。
なんかここらへんて、意外に物騒なのかしら。
よくパトカーが巡回しているし。
この間も家のすぐ裏のアパートにパトカーが数台とまっていたし。
この間の夏にはウチに滞在していたメキシカンのLがテロリストと間違えられ、私服警官3人来たらしいし。ああ。あれは思いだすだけで腹立たしい。
Kちゃんも職務質問されたことあるらしいし。
このあたりが物騒ならそれは何とかなる。気をつければよい話だ。
問題は、このアパートが何かのアジトだとでも疑われでもしていたらどうしましょう、ということだろう。
勘弁していただきたい。
だってKちゃんは、
警官が部屋のノックをする直前に、
インターネットでエロ動画を落としていて、
「それが原因で警官が来た!」
と本気でビクついたくらいのいい奴なのだ。
部屋にもどると、音楽が結構な音量で流れていた。
iTunesをシャッフルで再生したままコンビニに行っていたらしい。
まさかPatty Watersで通報されたことなんてことはないよ。
そんなことあるわけないよ。
投稿者 ta : 2005年10月18日 22:37