2005年12月22日 (木) 

吾妻橋ダンスクロッシング

[ でかける]

●夕方、浅草へ。「2005年12月公演“吾妻橋ダンスクロッシング Holy Night Special” (吾妻橋ダンスクロッシング)」を観に行く。
お目当ては、宮沢さんのalt.とチェルフィッチュwithほうほう堂。
しかし、少し遅れていったばかりに着いたときには、丁度ほうほう堂が終わってしまった後だった。

宮沢さんはちゃんと観られた。
コップが等間隔に並べられていく時間が、小説の朗読と重なっていく舞台はとても美しかった。これが恣意的なモノだったのかどうかは分からないのだけど、序盤に並べられたコップを朗読者がケリこぼしてしまう場面の余韻を最後までひきずっていくのが気持ちよかった。
また水をこぼしてしまうんじゃないか、という不安が常に存在する舞台。
とても不安な朗読。

そして前知識が全くなかったのだけど、これまた素晴らしいと思ったのは、室伏鴻さんの舞踏。
暗転からあけると、そこには背を下に海老ぞりになった身体が3体。
しかも全員裸に白塗り(というか銀塗りラメ?)だ。
筋肉の緊張だけがこちらに伝わってくる。
その身体が10分かかって非常にゆっくりと後ろに回転する。
そしてやっと身体が前を向き片足が立てられる。
これから起きあがろうとするその瞬間にまた暗転。
これで終わりだった。
意味は全く分からないのだけど、チャクラは全開だった。
結構なご高齢だろうと想像する室伏さんの身体の美しさに釘付けだった。
そしてタイトルがまた凄い。
「dead1」だ。
そして後半には「dead2」が登場。
よかったわあ。

そのまま帰りに明和の忘年会行く。
面白かった。この間の撮影のポラもらった。
工員のみなさんが美大卒ばかりで何となく親近感。


投稿者 ta : 2005年12月22日 23:47

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