神谷町には光明寺というランチタイムにはオープンテラスを営むお寺がある。
そこのイケメン僧侶である松本さんが中心になっている彼岸寺というグループがある。シックスアパートでインタビューされているくらいあらゆる方面にイケメンだ。
それとは別なのか、彼岸寺が主催しているのかは本当のところ俺にはよく分かっていないお寺の音楽会『誰そ彼』というイベントがある。
このあいだそのお寺でライブというロハスなイベントでロハスなVJをしてきた。
まあわかりやすく言うとLOHASなお寺でLOHASなイベント、そこでLOHASなVJという感じです。
といっても、VJみやこに殆どおまかせだった俺は作り置きしてあった映像を余った時間に流していただけだ。文句あるか。本当にすいませんでした!でも意外に良かった。いつかYちゃんがくれたアッテンボローの映像がやたら使えた。ありがとう。
何故かこのイベントには近からず遠からずといった感じで高校の同級生が数人関係している。かといって、
「あ。お寺でライブとかいって、内輪ノリね。」
なんて早合点してもらっちゃ困る。そこらへんのロハス目指している諸氏よ。
過去の出演者には向井秀徳から菊地雅晃からJON(犬)、tico moon、竹久圏 (GROUP/KIRIHITO)、サワサキヨシヒロといったそうそうたる名前が並んでいる。ズラリである。
で、ここで少し心配なのは、このラインアップをみた人は、
「このお寺、ひょっとしてロハスじゃない???」
と疑問を持つかもしれない。
もしかしたらロハースーかと思ってこの間のライブにきてみたら、ライブの間に素敵なDJを披露していたサーファーズオブロマンチカの宮原さんの選曲に泣きそうになった人もいたかもしれない。まず俺が泣きそうになった。すごくよかった。
でも中にはやはりこう思った人もいただろう。
「え?この音楽?ひょっとしてロハスじゃない???」
いや間違っていないよその疑問。
そもそも誰もロハスだなんて言っていない。
Eさんが誰そ彼の由来をこう述べている。
都会だけれどもぽっかりと静かな時間が横たわっているお寺という場所をお借りして音楽会を開くのであれば、そういった怪音・奇音を感じる為の空間を作り出したいという想いで誰そ彼と名付けました。
怪音、にくわえて奇音です。LOHASとは若干違いますね。
でもまあこれをしかるべき言葉に置き換えてもそのまま通用すると思ってしまうところが、俺がロハシィと呼ばれる所以なのでしょうか。
都会だけれどもぽっかりと静かな時間が横たわっているお寺という場所をお借りして音楽会を開くのであれば、そういったスロウ、シンプルを感じる為の空間を作り出したいという想いで誰そ彼と名付けました。
ロハスってスローライフ、スローフードという言葉よりも意外に長く持っている気がする。
でもロハスなエバンジェリストがある日、急に、
「嘘でしたー。いいじゃんいいじゃんプップクプー!」
とか言ってくれることを期待してしまう俺は子供なのかと落ち込んで。
投稿者 ta : 2006年5月10日 22:25