遅ればせながら観てきました。
「それでもボクはやってない」
渋谷では平日夜の回が満員だというのでやや心配しながら、新宿へ。歌舞伎町の映画館に観にいったのだけど、さすがに結構すいてた平日夕方。
11年ぶりの周防正行監督作品は一体どんなポップな作品を届けてくれるのだろうと思っていたら、とんでもないものが出てきた。
タイトルから想起できるそのままにテーマは冤罪。
罪状は痴漢(正確には条例違反やら何とか)。
で、痴漢冤罪を描いた作品としては、予想通りの展開からエンディング。ドラマ的な要素がほとんどない。
今までは日常のある種のファンタジーを描いてきた周防監督が、日本の刑事裁判の現実をそのまま描いたらそれはファンタジー以上に不条理な世界だった。恐ろしい現実。
田口浩正は相変わらずピカイチだ。
ああ。もう電車乗れないわ。京王線ぽかったし。。
男はみたほうがいいわ。女もみたほうがいい。
1つだけ気になることが。
15才の娘の名前が「とし子」て。
とし子て。
投稿者 takeyama : 2007年2月20日 23:26