午前中で仕事一段落したような気になり、昼から出かける。
品川の原美術館で開催中の、ずっと観にいきたかったヘンリー・ダーガー展へ。
もちろん今日も自転車です。
最近とんと当たらないので全くアテにならないが、明日あたりから雨らしいので今日の内に乗りまくる。
「ヘンリー・ダーガー 少女たちの戦いの物語―夢の楽園」展
2007年04月14日 ~ 2007年07月16日
Hara Museum Web
ヘンリー ダーガー(1892〜1973)は、両親との早すぎる死別、知的障害という診断と施設への収容などを経て、青年期から81歳で亡くなるまでの間、完全な孤独の中で、膨大な量の物語と絵画を制作しました。人目に触れることもなく描きためられた作品群は、家主であり、自身も芸術家としてシカゴにおけるニューバウハウスの中心的存在の一人であったネイサンラーナーに託され、その慧眼により、没後の損失を免れることになります。専門家による調査研究の機会を得て、現在、ダーガーの作品はアウトサイダーアートの専門館に収蔵されると同時に、展覧会が世界の主要な美術館へ巡回されるなど、近年ますます関心の高まるところとなっています。
原美術館は決して広くはない美術館だと思うが、それくらいの大きさでほんとよかったよ、と心底思うくらいのあまりに濃い作品が目白押し。素晴らしかった。ヘンリー・ダーガーっていえばあの女の子が描かれている有名な作風の印象が強かったんだけど、美術館に入るといきなり現れる作品は、そうじゃなかった。大竹伸郎やピーター・ビアードどころじゃないあまりに暗くて重い暗黒コラージュ、日の光ゼロ。もうちょっと日に当たってもよかったんじゃないか。
ヘンリー・ダーガー - Wikipedia
Henry Darger(けっこう高解像度で作品見られるギャラリーサイト)
画集がすごく欲しかったけど、自転車だったので断念。
目黒川沿い走って帰る。この道いい。
投稿者 takeyama : 2007年6月27日 23:03