2007年9月14日 (金) 

「童貞をプロデュース」がもの凄い

[ みる]

昼、仕事。

夜、電車で豊島園へ。
先週末からW家に置きっぱなしの自転車を取りに行く。「今から取りに行きます」ということをTにメールで伝えると、「私は家にいないけど、勝手にもってていいよ。アイスランド人がいるかも。」という。W家には今アイスランド人がホームステイ中らしい。玄関先で呼んでみるも誰も出てこない。ちょっと残念。アイスランド人会いたかった。

自転車乗ってそのまま池袋。
思ったより遠かった。要町通りに入るまでにちょっと迷う。練馬駅前の都道439号線から環七にスムーズに入れるようにして!

Hと集合。池袋、滅多に来ないな。ご飯食べてからシネマロサへ。

「童貞をプロデュース」最終日。何とか観に来れてよかったー。
童貞。をプロデュース OFFICIAL SITE

『童貞。をプロデュース』予告編

劇場前では既に結構な数の人が並んでる。その開場待ちの列を前方から後方へ行ったり来たりしてカメラを回してる人がいる。ADの人かなと思ってたら、後の舞台挨拶で松松江哲明監督本人だと判明。若っ!

開場、立ち見まで出ている超満員。何とか座れて良かったね。

上映開始。

・童貞をプロデュース
・童貞をプロデュース2 ビューティフル・ドリーマー

の2作品で構成される本編。面白かったー!

大まかな内容は、童貞の男子が大人になるお手伝いをしようというドキュメンタリー。その童貞は文字通り童貞の意味もあるのだけど、それぞれの編にそれ以外の付加要素が付け加えられることで物語が一気に濃くなっている。

全編を通して、働くおっさん劇場のようなギリギリ感と、からくりTV的なハプニング映像、ギルガメッシュなダメエロぽさがとことん漂う。と思えば、地方の閉塞感なんかも垣間見えちゃったりしてハッとするのです。北関東です。ごった煮です。青春です。

森達也監督は公式サイトのコメントで、

この作品の主人公が今の日本における下流構造の一人なのだとしたら、消費社会の下流そのものであるゴミの中に自らの「美」を探し求めるその姿は、「美しい国」なる文字通りの美辞麗句を見事に無効化しながら、さらに上質なメタファーとして観客に突きつける。参った。

と書いていて、その通り!とひざをうったが、実際のところ、そんなことを思う間すらなくとことんアホでした。ゲラゲラわらいました。上映後、自然発生的に拍手がおこった。映画観に来て拍手がおきたのって、数えるほどしか記憶にないな。1と2の間には、銀杏ボーイズの峯田君が何故かテーマソングをカバーしたりして「アイデン&ティティ」も思いだしたり。

どれくらい面白いかっていうと、ビール飲んで映画なんて観に行ったら120%寝てしまうような俺は、つい最近も「トランスフォーマー」で寝てしまった。今回も予告の最中に早くも半分夢の世界だったけど、本編開始2分で起きて、それからは一気にひきこまれた。つまり「トランスフォーマー」以上ということ。

映画は、本来なら先週で終了だったのだけど、それが一週間延び、さらにこの後大阪にいったあと、来月には渋谷ユーロスペースでレイトショー上映されることが決まったようです。すごい。

自転車でH家寄ってちょっと休憩後、深夜帰宅。
練馬→池袋→千駄ヶ谷→駒沢の移動は、さすがに疲れた。


投稿者 takeyama : 2007年9月14日 23:33

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