「ジュノ」観た。ものすご良かった。一昨年くらいの映画だけど、もっと早くみとけばよかった。こういうロービートなアメリカ映画大好き。
妊娠した16歳の女子校生が子供を産むまでの物語。子供を産むという事を、軽くもなく重くもなく絶妙のバランスでえがいている。たいていこういう映画はどっちかにふられてしまう。いい意味でどんどん裏切られていく脚本なのだけどその後腐れが全くないというか後味がいい。これみて子供を産むのはそんな軽い行為じゃないとか言い出したらダメでしょう。主演のエレン・ペイジはもちろん、他の役者も全員素晴らしい。あと印象的だったのはジェニファー・ガーナーのちょっとだけキテいるキャリアウーマン。はまってた。
監督のジェイソン・ライトマンは撮影時若干30歳。お父さんもアイヴァン・ライトマンという映画監督らしく、なんと「ベイブ」の監督とのこと。妙に納得。
サントラが素晴らしすぎる。キンクスからソニックユース、キャットパワーにヴェルヴェッツ。そして主題歌的に使われていて劇中でも主人公達に演奏される「Anyone Else But You」がとてもいい。モルディ・ピーチズって知らなかったけど、観てみるとあきらかにブルックリンやというバンド。Little Wingsからサイケデリックを少し抜いて男女で歌ったらきっとこんな感じだろうか。
なんの間違いか映画の大ヒットでウーピーゴールドバーグ司会の音楽番組にも出ちゃってる?ブルックリンから出てきてしまいましたみたいな雰囲気がたまらない。
あとひさしぶりにヴェルヴェッツの名曲「i'm sticking with you」聞けた。使う場所もパーペキ。
投稿者 takeyama : 2009年2月 8日 00:51