2009年6月21日 (日) 

SRサイタマノラッパー / 入江悠

[ みる]

昼、行ったことなかった近所の公園へ散歩。水場があり子ども達が集っているのだけど、その水場がかなり意味不明なのだ。シュールな光景が広がっている。リコタマにも水遊びさせようとしたが、すげえ泣いたので断念。webみていると、0歳の頃からスイミングさせたりしている親も結構多いようですが、水と戯れるのは早い方がいいのかね。自分は、小学校低学年くらいまで水泳怖かった記憶がある。じゃあやっぱり早い方がいいのかね。

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夕方、フットサル@千駄ヶ谷。最近、一ヶ月に一度くらいのペースでしかやれてないので、毎度毎度身体が動かん。

フットサル終わりで渋谷ユーロスペースへ。今日からレイトショーでのアンコール上映が始まった、これずっと観たかった「SRサイタマノラッパー」観る。

SR サイタマノラッパー公式サイト

青春映画心のベストテン入り決定!素晴らしかった。

埼玉県深谷市在住のラッパーグループ「SHO-GUNG」が主人公の物語。主役の方々は全員役者さんらしいのだけどそれを全く感じさせない。1シーン1カットという長回し、けど全然みれる、ていうか言われるまでそんなこと気が付かなかった。で、タイトルも「サイタマノラッパー」、舞台も埼玉。となると、東京=北関東の関係を前提に構えて観ることになるが、実際にみてみると全くそれ関係なく。日本のどこの地方都市に対しても同じ事が言えるし、それ東京でも結局同じ。ということは、ラストシーンはそのまま自分に向かってくることである。IKKUは、TOMじゃなくて俺に言ってた。心にズドーンと突き刺さる。はっきり言って今までHIPHOPの意味というか、日本での存在意義がよくわからんかった。日本のラップとして、やっぱりスチャダラは夢中で聞いたし今も大好きだけど、ジィブゥラァさん系のマッチョ系は意味が分からなかった。なんで日本やのに、ハーレムもないし、黒人もいない。移民でもない。でもなんで真似してハイタッチとかしとるんじゃ?なんでワッサワッサいっとるんじゃ?なんで意味なく怖そうなの?とかいう疑問が全く拭えなかった。

でもこの埼玉でアメリカのマッチョ系を目指すラッパー達を描くことで、初めて日本のヒップホップが成立したというか。俺が、「あ!ひょっとしてヒップホップてこういう事?」と初めて感じられた気がする。あーよかった!

つまりは「アイデン&ティティ」と同じように、いつどこの誰にでもピッタリはまる不朽の青春映画ということです。素敵な映画、ありがとうございました。

そういえば「童貞をプロデュース」で梅ちゃんが古本屋巡りをしていたのも深谷市だったなあ。今回の歌詞にも、17号線出てきたなあ。深谷!そんなにディープ北関東なのか?!ちなみに入江悠監督は1979年生まれの深谷市育ちとのこと。

http://www.youtube.com/watch?v=26dDwq4ppUo&hl=ja&fs=1


投稿者 takeyama : 2009年6月21日 02:37