●夕方、新宿へ。ヨドバシカメラ行く。
イヤフォンやら液晶やらペンタブやらマックやら欲しい物を片っ端から眺め触るツアー。こんなにも舐めるように観ているのだから、誰か気のいい老紳士が
「お!あいつは舐めるように観ているよ。買ってあげよう。」
ということにならないかな、なんて事は全く思わなかった。
●夜、餃子作る。今年初餃子。
具を包んでいく作業が好きだ。何も考えずにただただ包む。一見ずっと同じ事をしているように見えるかもしれないが、個々の餃子には名前を付けたくなるくらいの思い入れが実はある。美しくヒダを作り多めの具をしっかりと包み込めた時、なんならその餃子は別のお皿に置いてやりたい衝動に駆られる。でも俺はその見た目が綺麗な餃子でも味が同じ事をしっているので、そんな美しい餃子も他の餃子と同じお皿に置いてやる。
今回こそは具の量にあわせて皮を買おう、と20枚x3袋購入していたのだけど、作り始めてみると見事に具があまる。それもかなりの量。またスーパーへ。ニンニク挽肉臭い手のまま餃子の皮を買いに行く。やはり皮は多めに買わなくては、と20枚x2袋購入する。すると今度は皮が1袋以上余る。どうなっとる。誰かが具に細工しているとしか思えない。
とりあえず10個焼くことにして残りは冷凍庫へ。これでこれからしばらくは餃子の日々が続く。
Wrnからもらったお皿大活躍。どうもありがとう。
●最近、八朔ばかり食べている。
気を抜くと日がな一日コタツで八朔ばかり食べている。気を抜いてない場合は、仕事机で八朔ばかり食べている。この2月、特に何かスキルが身に付いたなんて胸をはって言えることは何もない。でも八朔をむくのだけは相当巧くなった自信がある。胸をはって言える。
同じような姿形をした柑橘類では他に、伊予柑やぽんかん、デコポンなんかが近所のスーパーには並んでいる。全て試食(ちゃんと買って食べました)した結果、やはり八朔じゃないとダメだということになった。重要なのは酸味と皮離れだ。
伊予柑は果肉の具合がオレンジよりなので皮離れがあまりよくない。これは皮と一緒に食べるもんだろうきっと。そうじゃないと身を取り出すときによっぽど気をつけないと、果汁があたりに飛び散っている恐れがある。ぽんかんはちょっと甘すぎる。デコポンは名前の割りにちょっと値段がたかい。いや名前からは何であるかも想像できないから、値段も何もない。デコポン。
という訳でやはり八朔だ。
美しく八朔を食べ終えることができたときの喜びは大きい。去年今年と続けて還暦を迎える両親に、子供からの御祝いとして本当はそういうことだけを伝えてあげたい。わざわざ実家に帰って目の前で八朔をむくだけ。そういう喜びを伝えるのが本当の御祝いだと思うのだけど、そんなことされても向こうもたじろぐだろうから、なんかこうジャケット買ったりショールを買ったりしてお茶を濁してしまう。
●Yから譲ってもらったカラー引き伸ばし機を置く場所が決まらない。台所を大改造しないとその為のスペースが得られない。台所だと油がとんだりしそうなのでそれも心配。かといってコタツの部屋はやはりコタツの部屋として残しておきたい。悩む。自分の欲張りっぷりに悩む。
●もうすぐ2月終わる。花粉まだ大丈夫。
●ジャニスへ。CD返しに行く。で、また借りる。また借りてしまった。
●夜、KJとなんでんかんでんにラーメン食べに行く。食べるの初めて。名前だけはずっと前から知っていた。ここの社長はやり手として「マネーの虎」にも出ていた気がする。とりあえず店の周囲5mくらいから既に臭い。何の臭いだろう。ちょっと不安。
3バカラーメン。1000円。
1000円はちょっと高い。
で、話に聞いてびびっていた程、油はぎとぎとではなかった。
でも臭い。
一回でも食べておかなきゃそうは言えない。
もう来ない。
●Sが来る。
Sが帰るのと一緒に西荻K邸へ。終電がなくなったもんだから、久我山から西荻北まで歩く。思ったほど遠くない。ジムに通おうとこっそり目論んでいる俺にとってはこれくらいなんてことはない。
●昼、仕事つづく。
●夕方、NYから戻ってきているHと、ジャニスクルーのKさん、Nさんが来る。何の御祝いでもないのにケーキとワインを買ってきた2人。あ。何の御祝いでもないこともない。NYからHが来ていた。パーリーだ。なんていってる余裕もないのだけど、ケーキはもちろん食べる。ワインは遠慮する。そんなことよりもこんなして日記も書いてるし風呂も沸かしてるし、まあいいか。
●この間もらい手を探していた四角い棚x4を貰ってくれることになったNさんはその棚をけっこう気に入ってくれた様子。部屋の物を少なくすると決意した俺はここぞとばかりに、他のものも追加できないかと考える。とりあえずズボンやらTシャツやらニット帽やらマフラーやらを、寒くて寒くてブルブル震える来客達に配る。成功だ。俺の部屋が寒さが意図的な温度だとは誰も気が付いてないようだ。ふふふふふ。
●明大前の宮古に沖縄料理食べに行く。久しぶりに来た。東中野のうみないびに比べると、ここの沖縄料理は全然美味くないと思っていたけど、そうでもなかった。けっこう美味かった。豚キムチうまかった。沖縄料理と関係あるかどうかは知らない。ここでもノーアルコール。まだ作業の続きがある。我ながらなんて堅い決意だろうか俺。おっと。いくらノーアルコールでもそんな固い決意の自分に酔ってしまったら作業ができなくなる。気をつけねば。
●微熱がある。
●昼過ぎに起床。
今日は寒いのでH家でダラダラする。すごくおいしいというCold Stoneというアイスクリーム屋さんが近くにあるというので買いに行く。小さいのを下さい、と言ったつもりが出てきたのはでかかった。そのでかいのを食べながら帰る。そういえば今日は寒いから家にいたのに、なんでアイスクリームを買いにいってるのか。納得いかなかったので、帰り道にピザも買う。こうやって人はアメリカ人みたいな体格になっていくんだろうな、と隣を歩くHを思う。
●Hの住む部屋のマンションには屋上があった。とてもいい。裸で日光浴でもしてやろうかと思ったら、周りはみんなここよりも高いマンションばかりだった。裸で日光浴はちょっと嫌だな。
●今日はPS1でのオープニングとその後の打ち上げがあったらしいのだけど、やることがあって参加できず。さみし。
●新宿へ。ジャニス友達のKさん、Nさんとトルコ料理の会。会といっても食べにいくだけです。
NYから送り込まれた2mの刺客にもついに会う。とてもでかい。会ったことないし、電話だと言葉も聞き取りづらいので会えるかどうか不安だったが、そんな不安は見事に消し飛んだ。消し飛んだっていうか、でかい。やたらでかい。そしてこの間きていたドイツMは静かな人だったからかもしれないが、それにしたってよく話す。やたら明るい。でかいし、明るいし。もう大変ですよ。
で、トルコ料理。
おいしかった。
この間までNYに行っていたKさんと、でかくて明るいHBのやり取りがおもしろかった。やり取りっていうか、身長差がおもしろかった。
●帰る。Kちゃん来て、ミーティング。っていっても、使えそうな映像を探すために昔撮ったDVとかを見返しているうちに、それはもうただの思い出を振り返って楽しむ時間になっている。Manualを聴きながら思い出を振り返ると、何みてても泣けてくる。切ない音楽だわあ。
●ファーストキッチンのポテトはいろんな味がある。多すぎる。
で、どれを食べてもポテトの味がしない。だいたいジャガバタ味って何?なんでバター味じゃいけないんだ。
ジャガイモバターの味をジャガイモにふりかけて食わなきゃいけないっておかしい。それってミルク味って銘打ってる牛乳のんでいるようなものでしょう。
●ジャニス行く。
昨日、Oと電話してて知ったことだけど、吉本興業は溜池山王から神保町に引っ越したらしい。吉本と神保町ってなんか不自然じゃないですか。でもそれによって、古本屋と楽器屋とスポーツ店の街・神保町にお笑いというカテゴリーが加わるとますます訳が分かんなくなって面白そう。
今日借りたCDはかなりイケメンぞろい。今堀恒雄「unbeltipo」相当いい。あと羅針盤の新しいのとか。
●仕事が終わったSのお祝いということで、STMと永福町のイタリア料理の店、ラ・ピッコラ・タボーラへ。あいかわらずうまい。うまいうまい。イタリアのビールとかなんとか味の違いも何も分からないのだけど、あ、頼んでおかなきゃなんていう気持ちになる。それぐらいここのピザはうまいのです。そうなるとやっぱりワインも飲みたい、とも思うのですが、そう考える頃にはもう思考能力がないくらい酔っぱらっていて、後から来たMさんには、「焼けたねー。どっか行った?」と言われる始末。そうじゃないんです。すいません。私は酔っぱらっているだけなんです。酒焼け?もうなんだか最近ほんとうによく飲んでいる気がする。
●吐きそうになりながらもウチに帰ってさらに飲む。
●って、仕事をしなければいけないことをすっかり忘れていた。と、気が付いたのは次の日の昼過ぎ。仕事先のTさんからじきじきに電話がかかってきた。ひえー。ほんと、すいません。そしてこういうときこそ日記を書いていることをもっとも後悔するときだ。
あー。そうさ。俺は酔っぱらってたさ。
って、開き直ってもしょうがない。
本当にごめんなさい。本当にすいません。
●っていう後悔の念を忘れないで明日からまた頑張ろう。飲もう。
●曙橋へ。
Jと一緒にHちゃんのオフィスへ。Jといっても我が家に滞在しているJではないJ。展示のために16mmのプロジェクターを探しているというので、映画祭事務局で働いているHちゃんを紹介する。偶然にも、Hちゃんの事務局は最近16mmのプロジェクターを手に入れたらしい。使い方をJに教えるために、映写技師の人まで呼んでくれていた。素晴らしい。
16mmを小さな室内で観られるなんてなんて贅沢なのでしょう。Jが持ってきたニュープリントはとても綺麗。
●その後、曙橋駅近くにあるアリストテレスという少し怪しい飲み屋さんへ。文壇バーというかサロンというか、古くからあるだろうその店の佇まいはとてもいい。とてもオシャレなポスターが貼ってあるかと思えば、そのすぐ横にはママの服や雑誌が無造作に積み上げられている。またそのママのキャラがいい。かなりキャラ。
6畳ほどの狭い店内には既に5人ほど先客がいた。
膝が触れあうほどの狭いテーブルを4人で囲む。メニューがないそのお店は、そのママがいろいろ運んでくる。谷中しょうががうまい。
そして我が家に滞在しているJも仕事が終わって、合流する。新宿駅で30分ほど迷っていたらしい。日本滞在一週間の外国人には曙橋は少々難易度が高いと思う。日本在住日本人にとっても東京は全然わからん。
●終電なくなってタクシーで帰宅。東大で講義してお金もらったというJがタク代だしてくれる。サンキュサンキュ。
●一息ついていると、CY来る。CYはやたらJにウケている。ヒップホップノリは世界共通なのですね。それにしてもなんでコイツら3人で「we are the world」歌っているんだ。
●約束通りOと赤坂でお昼ご飯。それにしても全然OLっぽくない格好で働いてるOは。あなたそのままレイヴ行けちゃうよ。弁当買って公園で食べる。ゴーヤ弁当うまい。あずき茶っていうものがあることも知る。
●夜。アカシヤだったかアカシアだったか覚えていないのだけど、「アカシアの風がやむとき」なんて歌もあるくらいだから多分アカシアだろう。アカシアでJとご飯を食べる。
新宿アルタ裏の路地にあるロールキャベツとご飯で490円というお店。時々行く。そして大抵混んでいるから、相席は当たり前。今夜も4人がけのテーブルにJと隣通しに座らされる。目の前ではサラリーマンのおじさんが一人でロールキャベツを食べている。それもこれもHが来なかったから行けないのだ。
それにしてもロールキャベツうまい。
●Jが企画している今度の展示で16mmの映写機がいるらしく、それを探すのを手伝っている。で、今日その展示の詳細をおしえてもらって驚いたのは、それがコクトー・ツインズがテーマというかキーワードみたいになっていること。コクトー・ツインズ!ひさしぶりにその名前を聞いた。好きだったわあ。なにか嬉しいぞ。ポップになっていった後半よりも4ADの頃の暗いのがとても好きだった。その一環としてmanual(morr music)のライブがあるらしいのだけど、manualもコクトー・ツインズが好きと言うことか。
●Nの家に寄る。またさらにいろいろもらう。今日は洗剤ももらいました。
●なんだかんだで、既に朝。まずい。