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2004年5月27日 (木)

神宮球場

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●神宮球場へ。KKNとヤクルト中日戦を見にいく。
神宮球場にくるのも初めてなら、セリーグを観るのも初めて。かなり楽しい。まず既に球場まで歩いていくのが楽しい。なぜかその球場に続く道だけ人がどんどんやさぐれていく。球場に着く。ヤクルト側の外野自由席へ。人がもっとおもしろい。かなりの粒ぞろい。かなりキャラが勢揃い。サッカーのサポーターとかいっている人たちとは明らかに異なっている種類のおじさん。おじさんならまだしも中学生みたいな子まで特効服みたいな服をきて応援団に所属している。応援団に所属しているならまだしも、お酒も飲まずにお菓子ばかり食べてただただ試合に集中している人もいる。それもかなりの数。
そんな面白い人ばかりなので僕はもう野球どころじゃありませんでした。
そんなこといってもやっぱり生でみる野球はおもしろかったり。全然打てない外国人バッターに「仕事しろよー。おめー。」って叫んでいる酔っぱらったそのおじさんは明らかに仕事してなさそうだったり。そんなことがいちいち面白く。やっぱり試合に集中できていない。
激しいのは阪神ファンだけかと思っていたのだけど、全然そんなことはなかった。ヤクルトファンは相当いい。どこかのファンになるってのは、いいもんなんだなとしみじみする。じゃあどこのファンになればいいのか。
ホームランがでると、みんないきなり傘をひろげる。東京音頭。みんなその傘いったい何処に隠し持ってんだ。


投稿者 ta : 23:06

2004年5月22日 (土)

ホワイトハウス

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もう何度書いたかしれないが、日記がやっぱり滞りがち。
とりあえず思い出す。

ーー

●京都散策。ドライブ。
リバーバンクという鴨川沿いの喫茶店でドライカレーを食べる。京都の古くからある素敵な喫茶店のご飯はたいていまずい。まずいと言えば、ホワイトハウスもまずかったな。あれはまずかった。また行きたい。三条に出てもらって御池煎餅買う。京都にきたら、ここの煎餅たべないといけない。お土産用にも3つ買う。そのうちの1つを早速車中で食べてしまう。東京にかえるまでにまだ手元に残っているか心配だ。

●そんなわけでやっぱりホワイトハウスへ。二年ぶりに来ると、店は臨時休業らしい。ついあのオジイも死んでしまったか。

whitehouse

と悲しい気持ちになっていると、店の中からそのオジイがでてきた。
話を聞くと、臨時休業ではなくて、もう店をたたんでしまったらしい。とても悲しい。あんなまずいご飯がもう食べられないなんてとても悲しい。

●悲しみのドライブ。琵琶湖へ。鯉ヘルペス。
湖岸ではたくさんの鯉をみる。死んでいる。腐っている。なぜカップルは鴨川沿いにミシン目状に腰を下ろすのか、という状況と同じように一定の間隔をおいて鯉が湖岸にうちあげられている。おそろしい。
鯉を尻目にキャッチボール。バトミントン。

biwako

●また、あいかむでご飯。漫画がたくさん置いてある定食屋さん。ひさしぶりにドラゴンボール読んだ。これは面白い。

●U家の台所ではなぜかニンジンが育てられている。育っているから驚く。

ninjin


投稿者 ta : 23:27

2004年5月21日 (金)

京都2

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●この間、ちゃんとやると決めたばかりの日記の更新が滞っていた。今度こそちゃんとやろう。煙草もやめよう。

●京都に来ているのです。
Uちゃんに自転車をかりて散策。京都いいわあ。ほんといいわあ。

賀茂川

●一乗寺へ。Kさんの家に遊びに行く。今日は昼間からキッチンで料理酒を飲んでいるようなことはなかった。Kさんの家に行くのは凄く前から楽しみにしていた。この家には機織り機があるのです。Kさんはかれこれ3年くらいバイトで西陣織の帯を作っているという話だけは聞いていた。それをずっと見てみたかった。

それは本棚だらけの家の一室に置いてあった。

西陣織の機織り機かなりでかい。
何百本?という細い糸とそれをつり上げるため真っ直ぐにのびる細い針金、それらを支えるためにがっしりと組まれた太い木の枠。もうかなりうつくしい。もう僕も欲しい。こんなにでかくなければ。
一畳分くらいの大きさだよ、と聞いていたので、なんなら僕もそのバイト始められないかしら。と思っていたのだけど、どうにもそんな手軽な大きさじゃなかった。4.5畳くらいの部屋を占領している。

作業をちょっと見せてもらう。なんてミニマルな作業なんでしょう。かなりトリッピーな作業なんでしょう。
ほえー。鶴もこうやって織っていたのですね。すげえ。やるなあ、鶴。
サンプルの端切れをもらう。ありがとーっ。

●そこからほど近いと教えてもらった狸山不動尊へ行く。ほどちかいものの、ここまでの急な勾配は予想していなかった。自転車をおしていく。かなりきつい。境内からさらに上へのぼっていく道がある。ちょっとハイキングのつもりで行ってみたのはいいものの、もう遭難するかと思った。草がもうもうとしていき道は次第になくなっていく。道しるべの為に一定の間隔で道の脇に置いてある地蔵の形も徐々につぶれていく。18番くらいまできたところで道が別れた。日が傾く。あやうくパニックの世界に突入するところだった。遠くには京都の町が見えている。もうこんなところで遭難するとかってありえない。で、(多分)上までいっても何にもなかったのだから、僕の腿はつってしまった。

境内におりる。
僧侶さんがいたので聞いてみる。
「この上には何があるのですか。」
「ハイキングコースみたいな感じなんですけど。行っても特に何もないですよ。」
知ってる。

●あいかむで天ぷら定食食べる。

●夜、京都でもまた麦子の会を開く。で、Sちんが描いてくれた麦子が凄い。自分の中でさえもボヤっとしか思い浮かべられなかったイメージを見事に具現化してくれた。ていうか、まず何より普通に絵がうまい。美大生よりうまい。
ありがとう。
これでもう生活に欠けていたものが補われました。わーい。


投稿者 ta : 23:02

2004年5月20日 (木)

京都

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京都の八百屋●そうだ京都いこう、新宿駅でその広告をみてそのまま京都にきてしまった。
なんてことはあるわけもなく、企て通りに京都に来ている。
●すごく久しぶりに来た。なんだかんだで2年ぶりくらいかもしれん。雨がふっているし、明日は台風が来るのだけど、京都はいるだけで楽しい。京都弁きくだけで嬉しい。

●NUKと会う。
Nに連れて行ってもらった食べ物やさんが素敵だった。京野菜の八百屋さんが市場内でやっている。普段は、というか外観も内装もみたまんま殺風景な八百屋なのだけど、そこにカウンターと家庭用のダイニングテーブルがある。ただ机おいてみました、というようなテーブルで食べる京野菜の料理がかなりうまい。うまいうまい。賀茂茄子うまい。Nヤンありがとう。
他にもたくさん料理があったのだけど、京野菜の名前もよくわからないうえに漢字もよめないのでわからん。
こういうところにくると、飲めないくせに飲む。意地でも飲む。
そして意地とかではなく、Kさんはお酒をよく飲む。前からよく飲むような印象はあった。でも乾杯の後、テーブルに置いたグラスが既に空になっているような人ではなかったはずだ。そんなグラスでもなかったはず。

●UちゃんSちんが秋に結婚するというビッグニュースを聞く。ていうか正月に報告したはずらしいのだけど、全然知らない。ともあれおめでとうございます。おめでとうございます。

●地下鉄がなくなったので、タクシーでU家へ。MKタクシー。びっくりするくらい親切なドライバーさん。
「車内の温度は丁度よいですか?」
フットボールアワーのボケの方に話し方が似ている。温度どころじゃなかった。それだけが気になってしょうがなかった。
U家新居。松ヶ崎。前に来たときよりも広く綺麗になった部屋。すばらしい。Sちんと一緒に住んでいることも初めて知る。そんな婚前カップルの新居にお邪魔しちゃってどうもすいません。LANポートまで占領しちゃってすいません。明日は自転車貸してください。


投稿者 ta : 23:52

2004年5月 6日 (木)

菊池成孔の講義

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●夕方、東大へ。菊池成孔の講義を聴きに行く。
東大に初めて入った。うへー。ここが東大。ちょっとドキドキ。Cに教えてもらったとおり講義が行われる教室の前には長蛇の列が出来ていた。Cもいる。きくところによると、正規の受講生である一年生以外の生徒、外部の人間は列に並ぶことになっているらしい。やっぱり外部の人間が多いのか。言われてみれば、パッと見る限り、なんかジャニスとかにいそうな人が目に付く。

●「12音平均律→バークリーメソッド→MIDIを経由する近・現代商業音楽史」
という名前の講義。いやこの時点で既によくわからない。多分分からないんだろうな、と思っていたらそうでもなかった。おもしろかった。大学の時に受けた大友さんの講義を思い出した。とりあえず音をきいて、雑談8割という感じで授業が進む。大友さんの講義よりも難しい単語が頻出するが、そこはまあナルナルの襟の開き具合に比例してという感じでしょうか。
で、今日はプレモダンについて。
ジャズについてもう全く何も分かっていなかったのだけど、ちょっと興味がわく。来週も来ようと思ったら、来週は休講とのこと。


投稿者 ta : 23:46

2004年4月18日 (日)

公団

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東雲の公団●不安定な生活サイクルが2周半ほどしたところで、今日は朝6時に起きる。すばらしく気持ちがよい。天気もよい。
出かける。用事があって、辰巳の方へ。こちらの方ってあまり来たことがない。前にお台場に行ったときもその直角のみで構成されているような街並みが気持ち悪かったのだけど、ここ豊洲の方も似たような感じ。やけに広い。
前に友達の間で少し話題になっていた公団をはじめてみた。
公団でなくCODANらしい。やけにでかい。やけにおしゃれ。

辰巳の駅ちかくにある、これはまた別の古い集合住宅群が相当にいい感じ。すれ違う人すれ違う人みな変。自転車のハンドルを前に倒して乗りこなしているツッパリ中学生をみたのは何年ぶりだろう。地元ですら見なくなったと思っていたのに、ここには居た。

●笹塚へ。庭いじり用の土をM君にもらいに行く。M家の庭はかわいらしく完成されていた。カレーの匂いのする香草やら、カモミールやらが植えてある。おれもカモミール植えたくなる。しかしダメだ、モロヘイヤとオクラを植えるのです。
カスピ海ヨーグルトをさっそくM家へ献上。いまさらながらカスピ海ヨーグルト。この日記、ここ一週間でのカスピ海ヨーグルトという単語の掲載件数はかなり多い。多い方だろうそりゃ。もしかしたら世界一かもしれないとほくそ笑むが、いやいやきっとそんなことはない。もっとこう。世界は広いはず。世の中にはきっとカスピ海ヨーグルトをこんな風に楽しんでいる人だっているはずだ。もう食べてすらいない。

おまつの家●とてもおいしいグリーンカレーをごちそうになった上に、M君は口琴をくれた。まだ持っていない種類。まだ、とか言っている時点ですでにまずい気もするが、これはベトナムの物らしい。すごく簡単にいい音が出る。ありがとう。こうなったら世界の口琴を集めていくしかない。がんばろーっ。でも口琴をひいたりする人は、パワーブックにキーボードカバーはダメじゃないか。多分、巻上さんも言うはずだ。
「ソゥウウィゥィウイレハァアア、ケピッ、チチィガウッヨーーーゥバッ!」
口琴弾く人のキーボードカバーは、なんかもっとこう重厚な感じであってほしい。ペルシア絨毯とかモロッコの奴とかがよい。それじゃキーボード見えないやん。という向きもあるかもしれないが、そんなことはない。そもそも口琴を弾く人はキーボードみえなくてもいいはず。もっといえば、キーボードなくても打てるよ。

●14リットルの土がすげえ重たい。なんとかリュックに入った。歩いて帰る。これで今週中には着工する。ひまわり日記も再スタート。

●帰って、結果的な仮眠。電話で起きる。
起こされなければ朝まで寝ていたはず。うへー。バイトー。


投稿者 ta : 23:23

2004年3月12日 (金)

松尾スズキ少女歌劇団

[ でかける]

●朝、バイト先の会社。でもすぐに帰る。
「すいません。友達のハレ舞台なんです。」
と言い、早退させてもらう。
「家族に不幸がありまして。。」と言おうとも思ったが、そうなってくると僕の家族は既に数十人を数えることになる。そんなにうちの母も肝っ玉じゃないと思う。

友人が舞台に出るのでそれをみたい、と伝える。
こんなこといったら、殴られるか蹴られるかのどれかだと思っていたが、そんなことはなかった。

「いやー。俺も劇団入ってたんだよ。」

意外な答えがボスG氏から返ってくる。
おそるべし演劇ネットワーク。そういえば、キャラメルボックスのNさんから公演に招待されたの忘れてたっ。
残念。

●原宿クエストホールで2日間限定の「松尾スズキ少女歌劇団」。
NHKエンタープライズの番組企画らしい。その舞台に最近知り合ったCちゃんが出るとのことでそれは是非みたい。番組企画なのでそんなに告知もされていない。整理券もならばずにもらえる。
松尾スズキ展という展示も併設されている。
なぜかBGMは岡村ちゃん。その時点で既に泣ける。

●劇始まる。
主演ソニン。彼女をとりまく(というかソニンを助ける)19人の女性陣の中にCちゃんがいる。そうとうかっこういい。
ミュージカルといっても普通のミュージカルのはずもない。そうとうサイケ。そうとうおもしろい。
30分くらいと短かったのですが、大満足。ていうか、丁度よい。これが後一時間あったら濃すぎて死ぬかも。

Cちゃん、おつかれさまー。

●帰り道、一緒に公演を観たAと高田渡について話す。
高田渡は最近ホームページを作ったらしい。当初は「高田渡的」というドキュメンタリー映画のウェブとして作られたらしいが、これまでに高田渡のオフィシャルページがなかったので、それをそのままオフィシャルとしていくみたいな経緯らしい。
Aいわく、おもしろかったのはBBSの書き込みとのこと。

「高田さんってこのサイトみてるんですか?パソコン持ってるんですか?」

というような書き込みがされているみたい。

訊くまでもないと思う。
高田渡がパソコンを持っている姿は想像したくない。なんならワープロだっていやだ。万年筆やシャーペンすら厳しいだろう。やっぱり渡は鉛筆じゃなきゃいけない。それも赤で。

想像してみてほしい。高田渡が夜な夜なネットサーフィンをしている姿を。
想像してみてほしい。高田渡がネットラジオを訊いている姿を。
想像してみてほしい。高田渡がモエーって言ってる。

いやだいやだ。そんな渡はみたくない。
いや実際のところは、WinMXでラングストン・ヒューズ落としていようが、ピート・シガーおとしていようが、どうかそれは公表しないでください。

この間、吉祥寺に行ったとき、ムゲン堂の前で高田渡を観た。いやほんとに好きな人には話しかけられもしない。話しかけられても困るだろうけど。

●ジャニスいって、社長と話してから帰宅。

●モグ会議。今日の会議は相当あつかった。
Kちゃんに何度も、
「いや、そこ笑うところじゃないから。」
って怒られる。
いや、ほんと、笑うところじゃないです。すいません。

前へ進む。

●自宅作業にしてもらったバイトの作業量がちょっとやばい。
どうせ毎日が夏休みのような生活を送っていたので、週末がないのは全くかまわない。
でも誘ってもらっていたフットサルに行けるのか、俺。
かなりまずい。まずいことになってきました。
土曜の朝7時。


投稿者 ta : 23:55

2004年3月 9日 (火)

確定申告

[ でかける]

●4時半起床。これはかなり早起き。感動すらする。
●今日中に確定申告に行かなくてはいけなくなったので、書類まとめる。
去年一度やっているので、なにかとスムーズ。

●旅行に行くNをお見送り。気をつけてー。持って行かないというので、一眼デジカメもかりる。
400万画素と古いものなのだけど、自分のカメラが壊れてしまっているのでかなり嬉しい。特に何を撮るというわけでもない。あえて言うなら、Kちゃんを撮る。彼は被写体としてちょっと凄い。10枚撮ったら9枚である程度のクオリティをだしてくる。この場合のクオリティっていうのは、土門拳でいうと仏像の場合ではなく、炭坑の場合です。もしくはクオリティとカタカナで書く場合に限ります。

去年の夏にビデオの編集手伝った沖縄のTさんという写真家のおじさんがいるのですが、彼は今年の秋にNY MOMA PS1でグループ展をするらしい。それにはびっくり。PS1っていったら、廃校をそのまま美術館にしたかなりオシャレな場所。ルーク・ヴァイバートもイベントやってたそんなところで。。
何でもするので連れてって!

●浜田山からまた「すぎ丸」にのって税務署へ。すぐに終わる。意外にすいている。zeimusho

●吉祥寺。この前わすれていったデジカメをCちゃんに届けてもらう。
井の頭公園をぐるっとまわる。初めて池のまわりを一周した。寺から動物園から、ブルースマンから、子犬を連れたマダムまで。なんでもある、井の頭公園て。
とりあえず服を着ていない犬はいなかった。虐待だわ、それ。

平日の昼なのに、公園内は人でなんだかいっぱい。お祭りかい。
と思っていると、どうやら世間は春休みらしい。
春休みらしくムゲン堂で口琴買う。鉄製。竹製のムックリは歯をつかって音をだすということはない。
しかし鉄製の口琴は歯に鉄をあてないとどうやら音がでない。

鉄を歯にあてる。びぃーんと響く。イーッってなる。
これ苦手かも。
でも音を出すのはムックリより断然かんたん。倍音でるでる。でもイーッってなる。

●うどん食って帰宅。

●明日から短期バイト。はやくこれポストして寝なきゃいけないのに、ネットにつなげられない。ヤフーを40Mにしてからというもの、モデムの調子がどうもわるい。凄い勢いで点滅しているのに入り口を見つけられていない感じ。いやよくわかんないけど、そんな感じ。
だからはやく寝なきゃいけないのに、ネットにつなげられない。
こういうのはアレか。
結婚式でスピーチしている新郎の友人。本当のところ持ち時間は3分だったはずなのに、司会進行の手違い、あるいはPAの故障などで次の段取りにすすめない。MCは両手を引き延ばす様なジェスチャーでこう合図している。

「あとちょっと。あとちょっとだけスピーチ伸ばして。」

そんなこと言われても、新郎の友人だって困るだろう。彼はもっぱら真面目で誠実な奴ということでそのスピーチを任された。新郎の友人としてのスピーチ。ここはなんなら何人泣かせられるか、何人笑わせられるかという見せ所なのかもしれない。プレッシャーに耐えながら、仕事もおざなりにして一週間かけその文面を考えた。食事もおしんで推敲を重ねたその文面には、我ながらグルーヴすら感じている。新郎の子供時代の思い出から、ちょっとハメをはずしてしまった大学時代(このハメをはずしたと本人たちは思っているのだが、周りからみたらそう外してもいないという出来事だろう。例えば、盗んだバイクで走り出したりとか。しかも既に彼らは大学生だった。大学生はバイクを盗んじゃいけない。)そして新婦との出会い。その当時の新郎の揺れ動くハートをリアルタイムでしっているその新郎の友達は、その自分で書いた文面を読み返しながら、自然と涙がわきでてきた。とどめておけなかった。
「あれっ?なんだかしょっぱいぞ。」
自分でも何で泣いてるんだか分からない。

まだ、つながらねえ。グルーヴもねえ。

で、なんで泣いてるんだかわからないのです。僕がなんで泣いてるんだかわからないのは、きっとそう花粉のせい。アイデン&ティティをみたのが、花粉の季節だったら良かったと。そうであったら、もうアイデン&ティティだとか、ロックだとかそんな事情も関係なく、ただただ花粉のせいにできたのです。そんなことをその新郎の友人はふと考えた。

まだ、つながらねえ。
…と、ここで風呂に入っている間に、マックの調子もよくなるだろうと考え、風呂にはいった。
さっぱりと。そして再びマックに向かう。あれ?なんか完全にいってしまっている。向こう側へ。遠くへ。

明日からこのマック持参でバイトだってのに。どうしようこれは。仕方なく朝の4時からHDフォーマット。OSインストール。全然寝られていない。これはまずい。非常にまずい。


投稿者 ta : 23:05

2004年2月29日 (日)

水戸芸術館

[ でかける]

●朝、荻窪集合。KKAと水戸へ。
水戸芸術館でおこなわれる小杉武久のコンサート「MEDIA MIX」を観に行く。去年の秋、オノヨーコ展を観に行ったときと同じように、今日もまた、牛久の大仏(宮沢章夫さんの日記で大ブームの)を観に行こうと提案するも、またもや却下される。ていうか、時間的に無理。じゃあやっぱりいつか牛久の大仏を観るためだけに、茨城県に行かなきゃいけない日が来るのか。大仏は相当でかいらしい。
●水戸芸到着。
時間があるので近くのハンバーグ屋さんでランチ。ビーフを謳った魚肉ミンチを固めたようなステーキランチ定食。ほんとうに美味しくない。美味しくないどころか、食後12時間以上経っているにもかかわらずまだ胸やけがしている。気持ち悪い。
このあいだのゴンカレーもそうだけど、水戸にご飯が美味い店はないのか。あるとしたらどこら辺にある?県外から水戸に来る人達の目的は大抵の場合、映画祭か芸術館だろう。だとしたら、その芸術館の周りに美味しいお店がないのは、かなり問題。大問題。
だってまだ胸やけしてるから。

●小杉武久コンサート始まる。
自分から言い出して3人を誘ったにもかかわらず、俺はまた寝てしまった。
だって気持ちが良かった。
ていうか、ほんとうに気持ちが良かった。
コンサートの半分くらいまでしか記憶がない。
あとから話を聞くと、僕が寝た後に登場したバイオリンやらがかなり良かったらしい。
うん。バイオリンを手に持つあたりまでの記憶はある。確かに持っていた。

●折角きたので、企画展も観る。
「Living Together is Easy」という名前の企画。
高嶺格と言う人の作品が好き。説教臭いディズニーランドみたいな作品。
ブンブン直球で説教臭いのすきです。Aと「やっぱ直球だよね。」というような事で盛り上がる。アイデン&ティティ同盟。そういえば同じ大学で初めて
「アイデン&ティティだめだったわー。直球過ぎたわー。」という人に会った。
違います。アイデン&ティティは直球超えてます。剛速球なのにすごく遅いんです。

あと
デヴィッド・ロチェスキー David ROSETZKY
ローズマリー・ラング Rosemary LAING

の作品が結構すき。

●あと企画展とは直接関係ないのかもしれないが、少し離れたところで小さい展示コーナーがある。
クリテリオムという企画。多分、新進作家を紹介していくようなコーナーだろうと予想。
そこで展示されていた森本絵利さんという人の作品がかなり衝撃。
A4のチラシをただただ細かく切った物をビンにつめているだけ。ただただ細かい、っていっても相当細かいんですけど。0.65mm四方。その紙を切っている様子がビデオで流されていたのだけど、はさみで切っている。機械の様な正確な手さばきで次々と0.65mm四方ができあがっていく。
で、手タレ?っておもうくらい手も綺麗。関係ないけど。

もう大変うつくしい。ヴォルフガング・ライプの花粉と一見似ているのだけど、でも全く違う。
違う強度をもった作品。手タレ系。

いいもの観たわー。

●帰宅。
部屋がこのあいだの51OFFのまま、ちらかったままの事をすっかり忘れていた。ショック。とりあえず片づける。死んだ様に寝る。予定。


投稿者 ta : 23:39

2004年1月23日 (金)

茅場町から新大久保

[ でかける]

●O君から突然の電話。茅場町へ。>タカイシイ・ギャラリーに行くことになる。以前は大塚にあったこのギャラリーは、小山登美夫ギャラリーやギャラリー小柳とともに茅場町に移った。古いビルにいくつもギャラリーが入っている。
初めて来た。えらくお洒落。でも住所が茅場町というところで調度よいバランスが保たれているのかもしれない。現代美術のギャラリー群が、これが、青山あたりにあったらちょっとヒく。でも、それを見越して茅場町あたりに居をかまえるところが、やっぱりお洒落。軍配はオシャレにあがった。
あ。でもそんなこといったら、代官山にはギャラリーがたくさんあった。あそこにはたくさんあった。表参道しかり。
別にヒかないな。

●で、呼ばれてついてきただけなので、今どんな展示がやっているかも全然しらなかった。だけど、来てみたら大当たり。
「invisible birds 見えない鳥」というグループ展が行われていた。出店作家には立花文穂や服部一成がいる。すげえ。グループ展はやっぱり難しいな、というのはまず感じたのだけど、でもクサナギシンペイとか立花文穂の作品が良かったので大満足。
●そしてこの展示を企画したのがO君の友達のYさんという女の子。しかも同い年というのに驚く。
●このギャラリーに勤めるJ(アメリカン)をO君が紹介してくれた。たいへん良い人。日本にいる外人さんは大抵いい人だ。なんでだろうか。忙しい中、写真のポートフォリオを見てくれる。どうも有り難うございます。イシイ氏は不在だった。2年前にダグエイケンの撮影を手伝わせてもらったときに、一度だけ見たイシイ氏はエビスジーンズを履いていた。それが何故か強烈に印象に残っている。今でも履いているだろうかエビス。タカイシイ・ギャラリー。興味はつきない。

●高円寺に行き、ご飯。
円盤というレコード屋さんにも初めて行った。ていうかジャニス行くから殆どレコード屋さん行かない。買いたい物はたくさんあったけど、どうにも買えない。

●新大久保。地下にあるちょっとネイティブな韓国料理屋でICU系の人と飲む。そこで知り合ったYさん。今、大阪の味の素の勤めているという彼が面白かった。Hちゃんが
「味の素、身体にわるいんでしょ?ケミカルっぽい。」と言う。どうやら彼女はアンチ味の素らしい。すると、Yさんは
「砂糖は身体に悪くないでしょう。塩も悪くない。でも砂糖だって塩だって、たくさん摂取すれば身体に悪いものになる。味の素もそれと一緒なんです。」
すげえ納得。
営業の力を知る。って当たり前って言えば当たり前なんだけど。でも大人はこういう当たり前のことを如何に当たり前以上に伝えるか、ということに長けている。
と感心していると、Yさんも同級生でした。同い年でした。失礼しました。

●ひさしぶりにたくさんお酒をのんだ。焼酎飲んだ。ひさしぶりだったので、自分のアルコール許容量を忘れていた。緑茶焼酎だったのもあり、気がつくとグビグビ飲んでしまっている。

●ひどく寒い。最近いよいよ寒い。真冬。


投稿者 ta : 05:10