こないだコヤマさんに誘われて、作家のふじきみつ彦さんの「友達の友達」というユニットの劇をみてきた。下北のスズナリ横にあるシアター711というところ。初めてきた。
『友達の友達』
『友達の友達』は、サモ・アリナンズの佐藤貴史と大政知己と、「シティボーイズミックス」や「Nの方向」でコントを書いている ふじきみつ彦によるユニットです。毎回、友達の友達ぐらいの親しさの方と公演をしていく予定です。
旗揚げ公演の今回は、ゲストに、本当の友達の友達である内田慈さんをお迎えして、よそよそしく面倒くさいコントをオムニバス形式で上演します。
面白かったー!2010年初笑いだ。げらげら笑った。げらげらといっても「どっ!」という笑いじゃなく、くす→ふふふ→あはは→げらげらという笑いの変遷をえて最終的には大笑。こういう笑いテレビでもっとやればいいのにと思うけど、こういう蓄積型の笑いは舞台じゃないと難しいんだろうか。面白かったなー。
ふじきさんの前情報で、シティボーイズの脚本かかれていたり、ギースと一緒にやったりしているという事は聞いていたけど、家帰ってからインターネット検索してびっくり。そういう仕事以外にも、みんな大好きNHK教育の「みいつけた!」や「ニャンちゅうワールド放送局」の脚本も書かれている。ニャンちゅうは観てないが、「みいつけた!」は1歳半の娘と一緒に大抵観てるもんで相当テンションあがる。僕の中で「みいつけた」は、ピタゴラスイッチとおかあさんと一緒の中間みたいなところバランスいい感じで大好き。まあピタゴラもおかあさんも、いないいないばあも大好きですが。。しかもサボさん役の佐藤貴史さんも今回の舞台に出演してる!あんな悪いヤツがサボさんの中に入ってるなんて。。アガるわ〜。女優の人も演技のみならずイラストもすげえうまくてびびった。そして今作のテーマ曲をクチロロの三浦康嗣さんが作曲してたりと何かと見どころ満載だった。
楽しかったー。誘ってくれてありがとうございました!
PS:今このエントリーかいてる時にちょうど、ふじきさんからツイッタでコメントされて驚いたわ。
ニイタカヤマノボレに行けないからって訳では全くなく、ほとんど10年ぶりくらいに高尾山のぼってきた。朝7時明大前集合。自分がまずその時間にたどり着けるとは思ってなかったが、いけるもんだ。やっちゃんが微妙に遅れたけど、みんな時間に間に合ったという時に、ああみんな大人になったんだなあと感じる。素晴らしい出足。なんだかんだで8時半には登り始める。
のっけからハイテンション。
地蔵の帽子の彩度が高い!
そして金比羅台からの眺めの素晴らしさに驚きつつ、一路売店でいきなりソバとおでんとビールを飲み食いし早くも結構ダルめ。でもさすがに頂上を目指す。頂上すぐに着いた。双眼鏡覗いたり、おみくじ何回もひいてたからか、頂上に着く頃にはかなりの人口密度になっており、軽く休憩する場所もないくらい。座る場所はないが、素敵な写真はたくさん撮れた。それが高尾。ビバ高尾。
という訳で、(多分)トリックアート美術館へ続く。
「パンドラの匣」観てうっとりした気分のまま四谷へ。スキャット後藤さんにお誘いいただき、なぎら健壱のモノマネでおなじみの古賀シュウさんのお誕生会へ。周りほとんど芸人さんというこれまで経験のない状況。緊張する。隣に座って何気なく話してた人が丹下だんぺいのガンリキ佐橋さんだったり、斜め前がKINKI KIDS光一君のそっくりさんNINKI KIDSの光一さんだったり。他にも、ずんのやすさん、麦芽さん、ミラクルひかるさん、リアルに吐く人ことサワー沢口さん、赤いプルトニウムさん、長渕剛の英二さんなど鼻血が出そうな豪華な面々。ついこないだもスキャットさんのお誘いで「細かすぎてモノマネ」の収録見学させてもらったばかりということもあり、もうドキドキしっぱな。芸人さんのネタみれたり、細かすぎての舞台裏を聞いたりと、面白すぎる。誕生会クライマックスでは、英二さんからの誕生日のお祝いコメント(長渕節)に泣く。あとエステ経営されてる方など普段まったく接点のない職種の方々とも話せて楽しかった。
二次会で新宿のバーへ移動。こちらでは営業帰りで到着したアナログタロウさんのネタがみられたり、嫁へのサインをもらったりと大興奮。あと二次会で話した女優さんが、嫁と同じ富山出身ということで盛り上がる。魚津出身の彼女もやはり蜃気楼は観たことないらしい。蜃気楼よりも蜃気楼を観たことがある人の方がレアな魚津の蜃気楼。「富山の女性って気が強くないですか?」と言われたときには、「いやそんなことないと思いますよ。」と即答しました。
前日ほとんど寝てなかったので先に失礼することに。それにしても楽しかったな。半年分くらい笑った気がする。スキャットさん、お誘いありがとうございました!
だいぶ前ですが、コストコ行ってきた。川崎の店舗。アメリカ発祥の超大型倉庫型スーパーマーケット。IKEAの食品版という感じ。IKEAと違うのは、年会費4000円を払って会員にならないと入店すらできない点。そんなに通うかなと不安になりながらも入会。
とりあえず広い。
まずケーキとか理解できない。おいしくないだろこれ。
モンブランもでかい!アメリカン太っちゃうよねそりゃ。
商品陳列眺めるだけで、いのちの食べかた(観てませんが)を想起させる陳列。工場だなここ。
コントレックス箱買い。
アメリカの景色の中に日本の主婦が並んでいる違和感。
感想。わびさびゼロ。でも広いでかい大きいだけで気分が高揚してしまうコストコマジックによってついついいらないものや、明らかに消費できない量の物をいろいろ買ってしまいそうになるが、冷静に考えれば、1kgのティラミスとかいらないことはすぐ分かる。業者は大助かりでしょう。結局ほとんど何も買わないまま店を後に。う〜ん。コストコの上手な使い方を誰かに教えてくれないかな。
世田谷美術館に「メキシコ20世紀絵画展」観に行った。世田谷美術館は、ポスターになってたもんでてっきりフリーダ・カーロ展だと思っていったら、フリーダ・カーロは入口の1枚だけだった。でもフリーダ・カーロの旦那さんなど知らなかったメキシコ作家の絵たくさん観れてよかった。毎度思うけど、暖かいとなんで色々濃くなるんだろう。ダビッド・アルファロ・シケイロスという作家の作品よかった。素敵だったのでポストカード購入。あと併設展のホセ・グァダルーペ・ポサダのガイコツ版画もよかったわ。
砧公園はマラソンコースなくてのんびり芝生が広がっていてとてもいい。芝生の広場にいくと、お父さんと小学生くらいの兄妹がレジャーシートひろげてピクニックしてた。青空のもとお父さんは空を見上げてて兄妹は二人がそれぞれDSやってた。
フリーダの自画像描いて落ち込んだよ。
こないだっていっても結構前。渋谷のギャラリーへウタコの展示を観に行った。今回はウタコフィアンセのステファンとの合同展示。最終日のパフォーマンスを観にいくと、まずは結婚おめでとう!の久方ぶりに会うウタコに加えて、これまたひさしぶりの田中大先生にも遭遇。田中大先生とは3年に1度くらい必ずバッタリ会う。先生もご結婚されたようでおめでとうございます!
リコタマ人生初ディスコは、ウタコの展示でした!
前見た時より人間ドッグの数が増えてる気がする。
もう一緒に住んでるというウタコ&ステファン。結婚おめでとうございます!
ステファンの音とウタコの犬のパフォーマンス。ゼニゲバ好きというステファンが改造トイギターから奏でるノイズが素敵でした。
帰りがけ同じく展示を観に来たオクノを交えて中目黒でご飯たべて帰宅。ひさしぶりに展示やライブを観られて楽しかった。もっと行こう。
京都の続き。
2日目。まだ風邪気味。魚ちゃん一家と合流。新年に生まれたS君とやっと会えた。美少年!
お弁当買って鴨川へ。河畔の芝生でピクニック。今日は天気良すぎて暑い。凄い人出。S君は月齢4ヶ月弱なのでまだちょこんとしていてかわいい。途中からこれまた凄い久しぶりのニッス夫妻も自転車で登場。
その後、魚家訪問。吉田山の裏手にある魚家は、リビングの窓から大文字焼きの「大」が計ったようにみえる絶好のロケーション。リノベしててシャレオツ。犬のもじゃみもかわいい。魚ちゃんとはかれこれ15年くらいの付き合いなので、お互い子どもができてその子ら同級生ってのは中々感慨深い。楽しい。ていうか風邪でいまいちの体調でスマン。
ということもあり、魚家泊の予定をやめて宿に戻る。
ありがと−。大文字の季節にまた来ます。
GWはしっかり休ませて頂きました。
京都行ってきました。
着いた日は、子どもと俺は風邪で、嫁も風邪気味。ほとんど無目的に宿から烏丸通りを下っていると、いきなり現れた京都国際マンガミュージアムと開催中の「杉浦茂101年祭」。開催してる事すら全く知らなかった。突如テンションあがりまくりの嫁に連れられ、入ってみるとこれがすごい良かった。ボリューム的にはあっという間に見れてしまうくらいのものだけど、等身大ポップから原画から復刊本から盛りだくさん。現代の作家がトリビュート的に描いた杉浦茂キャラの展示が圧巻。他の作家はみんなハガキサイズのスケッチなのに、横尾忠則は明らかにキャンバスに描いた絵をハガキサイズにプリントアウトしてて、しかも杉浦茂あんま関係なさそうなのが面白かった。
で、彼もまた田河水泡の弟子。長谷川町子といい杉浦茂といい、田河水泡すごすぎ。
テンションあがってTシャツやらマグカップやら買ってしまった。今着てます。
風邪気味なのに。。ごめんね。
これもまたちょっと前のことですが、ハヤトとお出かけ。三茶にあるwaitingroomという名前の小さなギャラリーへ。実はこのギャラリー、金土だけ自宅リビングがギャラリーとして解放されているのです。前にアメリカ旅行した時にニューヨークで知り合ったキュレーターのモコモコが帰国して始めたのです。特にアポとらずに行ったら、モコモコはおらず。相方の男性がドアを開けてくれた。これは困ったぞ、と思ったら、なんとその男性Yさんもニューヨーク帰りでハヤトと面識があるみたい。ありゃすごい。もし今モコモコがいたら、4人中俺以外の3人、全員ニューヨーク帰りですよ。それどういうこと。アーバン。
加藤豊さんという方の展示。ブックの中にはいってた緻密な線画がとてもよかった。
ゲストブックをパラパラめくると知ってる人が何人か載ってておもろい。
ギャラリー開設、おめでとうございます!
夜、はじめてきたちゃんち行ったよね。猫がかわいかったよね。
嫁が招き猫を買ってくれるという。三十路の誕生日プレゼント。
豪徳寺に行ってきた。豪徳寺といっても小田急線の街じゃなくまさに寺のそこピンポイント。招き猫発祥にはいくつか諸説があるらしいが、有名な諸説の1つに、鷹狩りに行った井伊直弼が猫に豪徳寺へ導かれたという説があるらしい。ていうか誕生日プレゼントってあれ?もっとほら。誕生日プレゼントって派手な物じゃなかったっけ。ギャルソンのシャツとか、ヒロシフジワラpresentsの何とかとか、クロムハーツのチョーカーとかさ。
「右手が金招きで、左手が人招き。どっちがいい?」
選択権は右手か左手しかない。
金か人か。考えながらバスと徒歩で豪徳寺へ。
予想以上に立派な寺だった。参道がけっこう長い。参道が長い寺はいい寺だ。寺の脇にいきなり招き猫の個人商店を発見。わかりやすすぎる。入口の看板にはとても惹かれたが、観光地によくあるような便乗商売の店だろうと思って特に店内も伺わず境内へ。
自転車でよく横は通るが境内がこんな広いとは思ってなかった。三重の塔とかあるし。寺は金があると塔を建てたがるのはなんでだろうか。
社務所の入口には、これまた分かりやすく招き猫が手を招いている。個人商店の看板の猫の方が好みだけど、こちらも捨てがたい。
いろんな大きさの招き猫の中から中くらいをゲット。どうもありがとう。豪徳寺には必要なくなった招き猫をもってくるための供養場もあり、そこがなんだか異常なテンション。絶対正面。ちょっと横向いてるだけでやたら面白い。嫁曰く、前来たときはもっと大変な数だったらしい。
ところで豪徳寺の招き猫は、右手あげのみやん。金か。東京は金だけか?とか思ってたら、どうやらそれにも諸説あり、あんま関係なさそう。豪徳寺の猫は「右手あげのみ、人を招く」とのこと。その他の猫はこちら。
招猫倶楽部:招き猫の豆知識
寺の社務所に売ってなかった座布団を買うため、帰りに表の個人商店に寄る。店の人曰く「ありゃりゃ猫あっちで買っちゃたのかい。こっちが招き猫発祥よ。寺が後。」らしい。どちらでもいいっす。
CBCNETの記事で知ったけど、そういえば卒制の季節ですね。もう何年前かもよくわからなくなっていたので、指折り数えてみたら7年だった。意外にまだそんな前の事じゃなかった。感覚だともう余裕で10年くらい経ってる気がする。
卒制みたい!
鷹の台行きたい!
で、国分寺の丸井地下でおつまみ買って、ほんやら堂寄ってからフクちゃんち行きたーい!そういえば嫁は学生時代、ほんやら堂でバイトしててその時の話は今聞いてもおもろい。スズキコージが美女二人を侍らせて店きてたとか。そういえばフクちゃんから「かっこいいスキヤキ/泉昌之」、借りっぱなしだ。なぜかサイン入り。返さなきゃ。今度返しまーす!
でもウチから一番近いのは上野毛だわ。とりあえず自転車で上野毛行ってこようかしら。行ったことないし。
twitter繋がりでこうへいちゃんから教えてもらったけど、サンちゃんが9月からパリ行くらしいっす!おめでとー!壮行会しよう。
昼、仕事。夕方、Sと下高井戸へ。ナイスタイムカフェ行ってゴハンとお茶。年末からかれこれ3回連続くらいでお休みの時に来店してしまっていたので、今日は行く前に電話で確認した。よかった今日はオープンしてる。店長のNさんと話す。閉店してしまっていたらどうしようとちょっと本気で心配していたけど、そんなことはなかった。今後は不定期に休むことはないとのこと。よかったよかった。一安心。
永福町のお医者さんにいって去年の入院以来、ずっと置き忘れていた領収書を受け取る。みなさん、そろそろ確定申告の季節ですよー!
その後、六本木スーパーデラックスへ。すごい久しぶりに六本木きた。人多いなあ。外人多いなあ。カルチャーショック。かめちゃんと合流。やっちゃんとまりちゃんがアニメーションで参加する舞台「星の行方」を観にいく。
星の行方
星の行方 Where Did the Stars Go... 夜が明けると星たちは何処に行ってしまうのでしょうか?... 本当は存在しているはずなのに、僕らの目には見えないものたち。空間の狭間でどんなことをして遊んでいるのでしょうか....。 そんな星たちの姿をこっそりのぞいてみませんか? 寺本綾乃 (ダンス)、Gutevolk (音楽)、植野隆司 / Tenniscoats (音楽)、生西康典 (演出)、掛川康典 (映像)、稲葉まり (アニメーション)、せきやすこ (アニメーション)
感想からいうともの凄い良かった。去年の秋に亡くなった山口小夜子さんと一緒に活動していた生西康典さんの演出。音楽がグーテフォルク(チャイルディスクの西山とよのさんなのね。)とテニスコーツの植野さん。アニメーションがやっちゃんとまりちゃんで、映像が掛川康典さん。ダンサーの寺本綾乃さん(かわいい!)は当たり前だがとても凛としてる。Wiifitとかそんなものじゃ絶対作れない美しい身体。そして衣装も素敵だったなあ。前半部分はダンスというよりはアニメーションと音楽。それからグーテフォルクと植野さんのソロ。全体をとおして、例えばグーテフォルク、アニメーション、ダンサー、衣装だけだったらそれはもう大変な可愛さ全開でもしかしたらややトゥーマッチになってしまうかもしれないところを、植野さんのサックスが引きしめてるような。このあたりは断然、音が中心。そしてダンサーの身体を中心に据えていく後半への展開と、終盤でのやっちゃんまりちゃんのアニメーションと生の身体のドッキングにはほんとドキドキだったわ。思ったよりも長かったけど、最後まで楽しめた。最初に思ったことは、これはダンスの舞台ではないのかなということ。いやダンスの舞台なんですけど。山口さんと生西さんの舞台はいつかのビックリハウス同窓会で1度見ただけなのだけど、山口小夜子という絶対の存在がいないからか、ダンス音楽映像全ての要素がどれも中心に置かれている。でも全ての要素を均一に並べようとすると、やはり身体が表にでていて観客の目線を一人で引っ張ることになるダンサーの負担はより大きくなる気がする。そもそもの要素が彼女を完全に彼女をサポートするようには作られていないからだ。ただ最初は全ての要素がバラバラで仲も悪い感じなのが、徐々に仲良くなっていき最後には合体しちゃうなんてもうびっくりな星の行方でした。それを紡いだのがダンサーということになるのなら、踊り手の動きがやや弱くてもストーリー的にはOKなのかも。素晴らしかったです。
なんか一番いいところで、俺トイレいってたんじゃないか。悔やまれる。
その後、かめちゃん達と餃子食べる。安くてうまかった。かめちゃん達と近況報告しがてらビール飲む。うめえ!
終電なくなり恵比寿からタクシー。ひえええ。もったいねえ。
昼、川崎へ。三島の出る舞台を見にいく。川崎来たの2回目。立派な駅ビルがあるのね。その駅ビルに入っているシアターでの公演。Mother、文字通りお母さんがテーマのミュージカル。笑いあり泣きあり踊りありのこれちょっと詰め込みすぎじゃないのなんていう90分。おもしろかった。終演後、motherなんていうタイトルだけあって、やっぱりこの人がみなかったらダメでしょなんて思いながら廊下にでると、三島のお母さんと妹さんが来ていた。どうもおひさしぶりです。ウチの母親も何かとお世話になっているらしい三島のお母さんにご挨拶。川崎まできてなんてローカルなんだ。何ローカルか分かんないよ。
書き忘れてた。先週、三池監督演出の座頭市を観にいってきた。映画ではない。演劇ですよ。Mがタダ券をくれるというので、この忙しい最中にもそもそと街へ繰り出し新宿コマ劇場へ。Nも来た。久しぶりの岐阜メンツ。どうもどうも。
それにしても三池監督も翔さんも阿部サダヲをみんな好きなのに、なんでこんなにつまらないのか。ひどいな。あまり大きい劇場で演劇をみたことがなかったから知らなかったけど、みんなピンマイクつけるのね。で、生できく翔さんはびっくりするくらい滑舌が。。ちょっと聞き取れなかった。。サダヲの舞妓haaaanそのままのハイテンション芸を生で観られたのは良かったけど、それ以外に特に見所が。。
タダ券もらって観に来ておいて、そんなこと言っちゃいけない!
ありがとうございました!
そのあと近くで軽くお茶して早々に帰宅。ちょっとみなさん仕事がバタバタなので、またゆっくり年末にでも忘年会をしようということになった。年末にはゆったりしてるかなあ。。してたいわあ。。
せっかくスキャナーを新調したのに、スキャンする時間ない。
ああ!力一杯フィルムをスキャンしたい。
昼、仕事。夕方、外苑前へ。
Cちゃん、Hと合流。神宮球場へヤクルトVS横浜戦を観にいくのです。
古田は後3試合で引退です。
もちろんホーム側、ライトスタンドに入場、ファールポールの後ろあたりの席に座った頃には雨がポツポツと降り始める。周りを見渡すと意外に人が少ない。あと3日で古田が引退だってのに。今日のイベント発起人ヤクルトファンのKちゃんの姿もみあたらないので電話してみる。打ち合わせが長引き、まだ家を出たところらしい。
しょうがない!仕事ならしょうがない!
Kちゃんも到着。だけどまだ客は増えない。
なんて思ってるうちに、結局ヤクルトは5-0で負け。
いいとこなし。
8回の攻撃で代打オレの時だけがもの凄い盛り上がりだった。
特にヤクルトファンでも古田ファンでもないのだけど、力の限り叫ぶよ。
古田、ありがとー!
やっぱり神宮ナイターはおもしろい。
サッカー観戦や何かよりも、花見や花火みたいなものに雰囲気が近い気がする。
Kちゃん誘ってくれてありがとう。また来年きましょうね。
その後、Hのナビで、外苑と原宿と千駄ヶ谷の間くらい(?)の店、上総屋 眞吉(カズサヤシンキチ)に移動。
ちょっと飲む。初めてきたけど、ここ美味しい。また来よう。
ぐるなび - 上総屋 眞吉
Dialog in the Darkまっくらな中での対話。
鳥のさえずり、遠くのせせらぎ、足元の葉を踏む音と感触、森の匂い、土の匂い、森の体温、街の息吹。
ダイアログ・イン・ザ・ダークは、日常生活のさまざまな環境を織り込んだまっくらな空間を、聴覚、触覚、嗅覚、味覚など、視覚以外の感覚を使って体験する、ワークショップ形式の「暗闇のエンターテイメント」です。
<アテンド>の声に導かれながら暗闇の中を進み、視覚以外に集中していると、次第にそれらの感覚が豊かになり、それまで気がつかなかった世界と出会いはじめます。
森を感じ、小川のせせらぎに耳を傾け、バーでドリンクを飲みながら、お互いの感想を交換することで、これまでとはすこしちがう、新しい関係が生まれるきっかけになります。GOOD DESIGN AWARD2005 ユニバーサルデザイン賞受賞
夕方、楽しみにしていた「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」をやっと体験。
すんごい良かった。ひさしぶりにチャクラひらいた。
全盲の障害者の人に先導されながら、完全暗黒の学校を8人1組で歩き回る。一人での参加だったのが最初はちょっと不安だった。入口のところで集合すると、まわりはカップルやら友だちやらで大抵2人ずつで参加している。多少の不安がぬぐいきれないまま、入口のカーテンをくぐり暗黒へ。
アテンドはソネちゃんという女性。彼女が素晴らしかった。
いきなり「ソネちゃんとよんで下さい。ソネさん、と言われても返事しませんから。」なんていうし、大きな声ださせられるし。もういきなり恥ずかしい。
裏山をかけめぐって小川のせせらぎに耳をかたむけたり、ピアノの旋律に耳を奪われたりと、ネバーエンディングストーリー並みのスペクタクルが待ち受けているのだけど、これから体験する人の為にも詳細は省く。
安保理+北朝鮮+中東あたりの首相の8人1組でぜひ体験してもらいたい。
会社の新入社員研修とかでも行ったほうがいい。
まじで戦争減ると思う。
ソネちゃんに言われたように、家に帰ってから自分の通った道程を絵に起こしてみた。
これまたおもしろい。
11月ならまだ空いてるからまた行こうかな。
開催日時照会
夕方、八丁堀へ。
人形アニメーター・スーパーウタコこと芝辻詩子の展示に行く。
今日が最終日。間に合って良かった。おひさしぶりー。
てっきりアニメの上映で構成してるのかなと思ったら、大間違い。
一点物のでかいインスタ。ゲロゲロ噴水。別に勘が良くなくても、タイトルだけでわかっちゃうようなストレートでオバカな展示。よかったー!ひさしぶりにこんなオバカをみたよ。社会ではオバカには中々出会えません。
昨日の「童貞。をプロデュース」といい、今週末は最高だった。これくらいオバカでウィークデイも過ごせればそんな素敵な事はない。いやウィークデイと言わず、レスト・オブ・マイ・ライフ。
展示会場になっているのは七針というギャラリー。初めて来た。スーパーウタコの予備校の友だちH君が管理人。もう少し海の方、佃あたりにあったらこりゃもう絶対再開発されてるな、っていう古ビルの地下。素敵な佇まい。
展示料金聞いたら、これまたすごい良心的な。素晴らしい。
同じビルの1階に店を構える床屋もかなりいけてる。
月島まであるいて、もんじゃ食べて帰宅。
最近夜遊びしていない。
そんな考えがふってきた。
これから台風が来るってのに、
Sを誘っていよいよ本降りになってきた雨の中をバスで恵比寿へ。
TOKIYAへ。
劇団ヒマワリの横。T君家族が経営している居心地良いカフェ。
数年ぶりに来た。前来たときよりも居心地良くなってる。
今夜はたまたまYが働いていた。おしゃれな靴をはいたYが働いていた。
これまたひさしぶりに会ったYが相変わらず面白い。
で、みるくへ。
恵比寿みるく!
ものすご久しぶり。
鉄割のイベントでMちゃんKちゃんがVJしているというので観にいく。
鉄割もものすご久しぶりに観る。おもろ!
ひさしぶり尽くしでした。
DJでは岡村ちゃんがかかったり、
楽しくて飲み過ぎ、気持ち悪く成りつつあったのでそうそうに帰宅。
夜遊びに来たつもりが、結局0時前には帰路についてる。
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アットホームな空間で、代官山のおふくろの味を。 ニューオープンのお店(グルメ情報) - 楽天womanグルメ
MILK
鉄割アルバトロスケット
本当はHの家に電子ドラム叩きに行くはずだったのだけど、
彼がどうしても行きたいって言うから予定変更。しょうがねえな。
ビックサイトで行われている第14回 東京国際ブックフェアに行ってきた。
ブックフェアやブックフェスタ、コミケと呼ばれるような見本市的な物にあまり行ったことがなかったが、いやこりゃ食わず嫌いだった。
すげー楽しい。間違いなくHよりも楽しんだ。
各出版社が出しているブースでは、今書店で平積みしているような新刊から文庫までが2割引〜で買えちゃう。こりゃすげえ。
googleもデジタルパブリッシングのセクションでブース設営している。ブックカバーもらった。
なんでgoogleグッズってもらうと嬉しいんだろう。すごいなgoogle。
最高だったのは洋書のワゴンセール。
写真集からイラスト、建築、科学、料理までなんでもある。
大雑把だがちゃんとジャンル別にワゴンが別れているので探しやすい。
掘り出せば写真集。ティルマンスやらピーター・ビアードなんてのも発見。
死ぬ思いで我慢。
会計が現金のみでよかった。カード使えてたら今頃ブラックリストかもしれん。
安くなかったら絶対買わないだろうなあという資料ぽい本達をゲット。
すげえ重い。
帰りは桟橋から浜松町まで水上バス。
これが異常に面白かった。
まさかこんなに外国人率が高いなんて想像もしてなかった。
甲板は、さながら無国籍部隊の様相を呈している。
右隣で中国人がハイパーに写真をとっていると思えば、
左隣ではロシア系ぽいカップルがホットな時間を向かえている。
これで20分の旅、400円は安い。
毎週行きたい。
渋谷で御飯食べて帰宅。
よい1日でした。
午前中で仕事一段落したような気になり、昼から出かける。
品川の原美術館で開催中の、ずっと観にいきたかったヘンリー・ダーガー展へ。
もちろん今日も自転車です。
最近とんと当たらないので全くアテにならないが、明日あたりから雨らしいので今日の内に乗りまくる。
「ヘンリー・ダーガー 少女たちの戦いの物語―夢の楽園」展
2007年04月14日 ~ 2007年07月16日
Hara Museum Web
ヘンリー ダーガー(1892〜1973)は、両親との早すぎる死別、知的障害という診断と施設への収容などを経て、青年期から81歳で亡くなるまでの間、完全な孤独の中で、膨大な量の物語と絵画を制作しました。人目に触れることもなく描きためられた作品群は、家主であり、自身も芸術家としてシカゴにおけるニューバウハウスの中心的存在の一人であったネイサンラーナーに託され、その慧眼により、没後の損失を免れることになります。専門家による調査研究の機会を得て、現在、ダーガーの作品はアウトサイダーアートの専門館に収蔵されると同時に、展覧会が世界の主要な美術館へ巡回されるなど、近年ますます関心の高まるところとなっています。
原美術館は決して広くはない美術館だと思うが、それくらいの大きさでほんとよかったよ、と心底思うくらいのあまりに濃い作品が目白押し。素晴らしかった。ヘンリー・ダーガーっていえばあの女の子が描かれている有名な作風の印象が強かったんだけど、美術館に入るといきなり現れる作品は、そうじゃなかった。大竹伸郎やピーター・ビアードどころじゃないあまりに暗くて重い暗黒コラージュ、日の光ゼロ。もうちょっと日に当たってもよかったんじゃないか。
ヘンリー・ダーガー - Wikipedia
Henry Darger(けっこう高解像度で作品見られるギャラリーサイト)
画集がすごく欲しかったけど、自転車だったので断念。
目黒川沿い走って帰る。この道いい。
まだ荷ほどきもままならないのに、足りない物がまだまだ沢山ある新居。
布団ばさみや浴室の鏡、テーブルライト、カーテンレールなんかの細々としたものから、本棚やキッチン用の椅子、キッチン用のブラインドカーテンが必要だ。でもなによりもまずはブラインドカーテンだろう。
風呂上がりのマッパ姿が隣の家から丸見えの気がしてならない。
足りない物を安くまとめて手に入れたい。
こないだの週末、レンタカーを借りてIKEAに行ってきた。
今頃ですが初IKEA。
IKEAの呼び方は、イケアなのかアイケアなのか。
アメリカではアイケアらしく。本国スウェーデンではイケアらしい。飛鳥風ならヤィケア。
新居から第三京浜が予想以上に近かった為、30分くらいで着いた。
10時の開店とともに入店!
ちゃちゃちゃと買い物をすませる予定が店内広すぎ。
もうみんながみんなそう言ってるだろうが、やたら広い。
最初に2Fのショウルームを観る。
キッチン、バスルーム、ベッドルーム、オフィスといった具合にいくつものショウルームが並び、それぞれ気に入った商品をIKEA鉛筆で紙切れにメモする。
それを地階の倉庫フロアで各自ピックアップしてレジにならぶ。
どんだけ大きいものでも全て自分たちで運ぶ。
とにかくコストカットというからには、店員もさぞかし不親切なんだろうと思いきや、そんなことは全くなく質問すると優しく答えてくれました。どうもありがとうございます。
気がついたらもう2時。しばらくしてから時計をみると既に5時。
昼過ぎには帰宅の予定どころかレンタカーの返却期限に間に合うかどうかって具合。
で、メインの本棚はこれといったものがなく結局買えず。。
代わりにところどころに置いてあるどうしようもないオモチャみたいなのが楽しくてしょうがない。
気がつくといらないものでカートがあふれている。
レジ前で裁判。
この椅子買って、家かえってからブライワックス塗ったらいい感じになった。無塗装はいいわ。
イケアたのしい。また行かんと。
フンデルトヴァッサー展観てきた。
素晴らしかった。
「あなたは自然のお客だ」と語る芸術家フンデルトヴァッサー。彼にとって創作とは人と自然の共生方法を模索することでした。その活動は、絵画、版画に限らず、建築デザイン、そしてエコロジー運動にまで及びました。自らドイツ語で「百の水」を意味するフンデルトヴァッサーと命名するなど、奇想天外な発想で常に周囲を驚かせました。また、作家の他界後も、その鮮やかな色彩と渦巻く線は、人と自然の物語を鮮烈に語り続けています。本展は、この異才ともいえる芸術家の軌跡を辿る大規模な展覧会です。
とはいうものの、
三越のギャラリーということで、
規模にはそんな期待してなかったのだけど、
予想以上のボリュームで全く嬉しい。
絵の展示、画集でいいじゃないと思うこともしばしばあるのだけど、
これは画集じゃわからんわ。
スケッチはともかく、木版画、シルクスクリーンは実際観ないと分からない発見がたくさんある。
箔押しで予想以上にキラキラだとか。
環境保護シリーズのポスターよかった。
24時間テレビの「愛は地球を救うTシャツ」はちょっとやそっとじゃ着られないが、
ヴァッサーTシャツなら金払っても欲しいくらいだ。
この展示、たまたま電車の吊り広告で知った。
もしかして開催されていること自体あまり知られてないんじゃ。
今週末まで開催中です。いそげ!
同時開催中の
フンデルトヴァッサー展開催記念
「自然にやさしく」小学生絵画公募・受賞者発表
も見応えたっぷり。
ただどこかの小学校6年生だけ、
学年全員が英字新聞のコラージュで統一されていた。
どういうつもりなのか。
そこだけ全然面白くなかったー。
こちらは去年、京都で行われた展示のポスター。
内容はほぼ同じだと思われる。
大阪、舞洲にあるゴミ処理場行きたい。
フリーデンスライヒ・フンダートヴァッサー - Wikipedia
気を抜くと、すぐに日記さぼりがちだ。
昼、仕事。
夕方、Sと吉祥寺へ。Cちゃん合流。
にじ画廊で行われている、友だちの展示を観に行く。
人力VJユニットonnacodomo。
onnacodomo
DJ Codomo、せきやすこ、野口路加による映像ユニット。
Buffalo DaughterのライブVJなど、ライブ、イベント等で活動中。
ビデオカメラ、水、キッチン用品などを使用した独自の手法で、
リアルタイムに色鮮やかな世界を作り出す。
18時からのパフォーマンスは、パフォーマンスというよりむしろ実演。
(DMみても、ちゃんと実演と書かれていた)
手法をことこまかに説明しながら映像を流していく。やたら親切だ。
まるでスーパーの前で行われているような実演販売のようでおもろ。
ゆるーい時間が流れていた。
実演がおわって場内が明るくなると、
来場者がすっごい増えていてびっくり。
驚きのあまりそそくさと退散。
onnacodomoの皆さん、おつかれさま!
そのまま真希行って御飯。P合流。
真希 うどん 吉祥寺店
ハモニカキッチン行く。向かっている時点で、既に相当眠い。まずい予感。
前の店で既にビール3杯飲んで眠たくてしょうがない。まずいなあ。まずいなあ。
と思っているうちにハモニカキッチン到着。椅子に座った途端ほぼすぐに寝てしまった。
P怒る。
「同じ歳だったら殴ってるよ。」
年下でよかったよ。
もう28ですし、どれくらい飲んだら寝てしまうのか、を覚えようと思う。
終電帰宅。
仮眠後、仕事続き。
ほんとに自慢にならないが、週末わんにゃんワールド多摩に行ってきた。
京王線に揺られ、多摩センターへ。どうでもいいけど、ベネッセのビルでかい。
犬もいます。猫もいます。
お目当てはもちろん犬です。
わんにゃんワールド、入口部分はただのペットショップだが、奥にひろがるワールド部分が大変なことになっている。とりあえず大人1200円て、どんだけのもの見せてもらえるのかと、不安になるような金額設定だ。
とりあえずワールド入口付近にいたグレートデンのでかさにのけぞる。
グレートデンが欲しい!「どんな犬か知ってみよう」
グレートデン(ドイツェ・ドッゲ)原産国:ドイツ
体高:約80cm前後ぐらい
体重:60〜80kgぐらい
寿命:10年前後
*上記はJKC基準ではありません。このぐらいの子が一番多いという大体の見当です。もちろんこれよりも小さな個体、大きな個体も居ます。分類:超大型犬。ワーキングドッグ(作業犬)
用途:猟犬・護衛犬・護身犬・番犬歴史など:イノシシ狩りの犬として作りだされました。その後、囚人を見張ったり、お金持ちのステータスシンボル、過去には闘犬などにも使われたこともあります。
性質:自分の元に来た者を守る(保護する)意識が非常に強いので、子供や他の動物とも仲良くやっていくことができます。家を守る意識も強く、番犬としての仕事もしますが、直接攻撃に出る様な交戦的な性質はありません。物静かで非常に甘えん坊。マイペース。
体重60〜80kgて。
いくら甘えん坊だろうが、マイペースだろうが一体何の関係があるのか。
ワールド内部へ。
「小型犬とふれあえる部屋」というようなものがある。
保育園の教室ほどの室内には犬が10頭ほど放たれており、訪問者は壁際に並んでいる椅子に座って犬を愛でる。
という至極気持ちの悪い部屋だった。
そしてここにいる犬が凄かった。
人間慣れした犬は撫でられて喜ぶだとか、尻尾をふるだとかいった行動は全く見られない。ただ義務的に各人間の足下をぐるぐるまわり、人撫でされては次の人間へ。人撫でされては次の人間へ。と、ただただ働いている。
え?キャバクラですか。
そして何故か俺の所には、どの犬もよってこない。
なんだかとても寂しい気持ちになった。
そしてそんな状況の部屋に新たに入ってきたお客さんは、なぜかデフジャムからリリースしてそうなかっぷくの良いブラザーとその娘。英語で何やら話しながら「小型犬とふれあえる部屋」へ入ってきた。
と思うと、この部屋では立ち止まらずそのままスルー。
次の部屋である「中型犬とふれあえる部屋」へ向かっていった。
ちなみに「大型犬とふれあう部屋」というものはなく屋外だった。
大量の大型犬をみると、流れ星銀を思いだすのは俺だけか。
それにしても犬の部屋くさかった。
に比べて猫の部屋はほぼ無臭と言ってもよいくらい匂いは気にならなかった。
猫でもいいな、と少し思った。
夕方、ジャニス行った後、吉祥寺へ。
田中泯先生(どんな敬称を付けていいのか分かりません)演出の
気配の探求シリーズ最終章「森の祝祭」
を観にいく。
井の頭公園内の特設会場で木金土の3日間だけの公演。しかも無料だ。これは行くしかない。
事前にメールで予約をしておいたので、用意された座布団を使って椅子席で観られた。かといって当日でも早いうちから並んでいた人達は座れた様子。ていうか、井の頭公園の歩道が会場のすぐ脇を通っているので、犬の散歩中の親父なんかも普通に歩道脇のベンチに座って観られる。ゆるくていい。
2時間弱の舞台は、とても良かった。舞踏、最初から最後まで集中して観たのなんて最初で最後かも。
何が森の祝祭か?分かったことは何一つない。
セミの鳴き声に囲まれた木立の一画である会場に5分もいれば、大抵聴覚が麻痺してくる。鳴き声はどんどん重層的に聞こえてくる。健康的な12kといったような素敵な環境音の中、次に聞こえはじめるのは灰野敬二の音響だ。生まれて初めて灰野敬二の音楽を素敵だと思った。本人が登場していないから純粋に音楽だけ聴ける、というのもあるかもしれない。本人が登場したら大変だ。舞踏そっちのけで灰野さんに釘付けになってしまう恐れがある。音楽も全編通して素晴らしかった。
世界各国から集まった14名の出演者はみなさん、とてもいい動きだ。
そして田中泯の動きにいちいち感動している。
田中泯といえばメゾン・ド・ヒミコのヒミコ役の優雅で綺麗な老紳士という印象があるかもしれないが、はっきりいってそんないいもんじゃない。
もっともっといい。
映画のようにあんな優雅にまったりしない。というか、もう殆ど躍っていない。
ただ人が動いている、といった方が正確な気すらする。
そして、このただ人が動いているという事をこんなにも美しく表現する人がいることに改めて畏敬の念。
で、ジャニスにあった田中泯とデレク・ベイリーのビデオがもう一度観たい。ふと検索してみると、あるもんですね。こわいよyoutube。そのうち、「今日のドトール永福町店の店員」とかアップされてそう。
13年前に白州アートキャンプでの共演映像。この時はまだ躍ってる。
まだ明日土曜日も開催されます!「森の祝祭」。
踊りは私の日常です。 ●9月7日木曜日、8日金曜日、9日土曜日 国際共同制作ダンス・プロジェクト 気配の探求シリーズ最終章 「森の祝祭」場所:東京井の頭公園内
開演19:30
料金:入場無料(雨天決行)構成・演出:田中泯
音楽:灰野敬二
音響技術:西原尚
照明:田中あみ
衣装:石原志保
進行補助:豊島美子
撮影:リザ・アドリアン、入部伸
制作:木幡和枝、斉藤朋
出演
カピラ(インド)
アンナ・ガラフィーヴァ(ロシア)
マリーナ・テノリオ(ロシア)
マリア・ベルナデッサ(インドネシア)
ディリアニ(インドネシア)
ブダイ・エニコ(ハンガリー)
カタサロイ・シルビア(ギリシャ)
ザゴリティ・アントニア(ギリシャ)
石原志保(日本)
玉井康成(日本)
田中泯(日本)
石井順也(日本)
蔀健(日本)
大浦文夫(日本)
問い合わせ
TEL:03-5340-3860
artcamp@sf7.so-net.ne.jp
舞踊資源研究所東京事務局 担当:斉藤
小学校からの腐れ縁と言ってもいいよねMのダンス公演に、これまた中学の同級生Sと観にいく。
新馬場にある六行会ホールへ、新馬場Strawberry'sのダンスを観にいく。
にしても凄い名前だ。しんばんばストロベリーズ。
そんな名前のユニットだなんて全然知らなかった。
前から知っていたら今ここには来ていないかもしれない。
なんだかんだでMのダンスはほぼ毎回来ている気がする。
ていうかパー券(パーティー券)並みに買わされるんだいつも。
なんてことはなく、あくまで自主的に観に来ているのです。
開演。
普段全く接しないような世界なのでとても楽しい。
Mしか知ってる人がいないので、大抵いつもはMの姿を探しているのだけど、
今回は場面場面で全く知らない他のダンサーに釘付けになった。
「え?あぶちゃん?」
という程、舞台で踊る彼女はあぶちゃんに似ていた。
終演後、ロビーでMを待っていると、あぶちゃんがすぐ近くまで来たので、もうよっぽど
「すっごい良かったです。ありがとうございました。」
と声を掛けたかったのだけど、小心者の俺はそんな声すらかけられず。ここでクールに
「ヨゥヨゥ、リルハニー、良かったぜベイベ」
なんてトーキョーぽいこと言いたい。
よかったです。どうもありがとうM。
入場券のトラブルがあり、料金割引をしてくれたスタッフの方にもどうもありがとう。
Sとそのまま三茶へ。御飯たべてビール。うまかったわ。たのしかった。
朝、銀ブラ。
バーゲンセールが始まるらしく朝10時なのに人が結構多い。
バーゲンというものに一度も言ったことがないので、一度くらい行ってみたい。
そのまま丸ノ内線で荻窪へ。そこからバスで上井草にあるちひろ美術館へ。
長新太展に行く。
いわさきちひろが、晩年の住居兼アトリエにしていた家を、改装してつくられたというちひろ美術館。
西武線沿線の静かな住宅地にポツンとある、この美術館がまずとてもいい場所だ。
で、長新太展。
原画すごいわ。
普通に嬉しい。
絵画の展示には行くこともあるのだけど、よく考えると絵本の原画展というものにいったことがあまりなかった。
絵本というのは結構特殊だ。
他の美術の展示とは全く違う「あ。この絵本持ってたよ。」なんてすっかり忘れていた記憶がいきなり実物として目の前に現れる。という感動。
いや「キャベツくん」や「ポンたろう」、「おしゃべりなたまごやき」の原画みられるとは思ってなかった。長さん最高。写真が高田渡に見えるのは俺だけだろうか。
高円寺へ。赤天に餃子食べに行くも、入れず。 ブラブラしてからバスで帰宅。
深夜2時、ワールドカップ観てると、KJ来宅。 Kちゃんち行ってファミレス。
もうしばらくはワールドカップ関連の日記しかないと思う。
それくらいワールドカップのみの生活になりつつある。
と思いきや、
葉山と鎌倉にある神奈川県立美術館に、
ジャコメッティとエドゥアルド・チリーダの展覧会を観にいってきた。
葉山館。
逗子で電車を降り、そこからバス。
ジャコメッティ展。
ジャコメッティってあの細長い顔やら身体の彫刻の人ね。
作品見てから思いだした。
「見たまんまに描く」シリーズがよかった。
お世辞にも巧いデッサンではない。なんなら下手だった。
肖像画群がとても良かった。
初めてきたけど、逗子いいところだわ。
なんか太陽族とか出てきそうな雰囲気の町だ。
昔からあまり変わってなさそうな佇まいがそこら中に感じられる。
と思っていると、東京から避難してきたようなオシャレなカフェやら雑貨屋もちらほら建ち並んでいる。
そういうニーズにもOK。何がOKなんだか分からないが、とにかくOKだ。
と、思っていると駅前でフリーマーケットが開催中。
てっきり地元の組合主催みたいなローカル臭ただよう雰囲気のそれを想像し、
フラフラと近づいてみるとどうやら全く違うフリーマーケットだった。
入口の看板をみたときに何か予感はしていた。
「こころのまつり 〜ART ORGANIC ECOLOGY〜」
若者が多い。それもみんなやけに自然体だ。
売っている物はヘンプ製の帽子から古着のゴアパン。
シャンプーや洗剤まで売っている。もちろんドクターブロナーマジックソープ。
売ってる物が限られている。
早々に会場を後に。
やっぱりまだ俺には「こころのまつり」は早いようだ。
その後、鎌倉へ。
人が多すぎて嫌になる。
竹下通り並みに人がいる。
エドゥアルド・チリーダ展観る。
やっぱりていうか当然だけど、でかいものは持って来られない。
Museum Chillida-Lekuにあるようなでかいの1つくらい観たいよ。
で、略歴読んで驚いたのが、このエドゥアルド・チリーダ、元サッカー選手だった。
それもレアル・ソシエダのゴールキーパー。
スペイン一部リーグの古豪だ。
ケガをしてサッカーをあきらめ現代彫刻家になったらしい。
でも逆だったらより凄い。
ケガをして現代彫刻家をあきらめ、サッカー選手になったらしい。
なんてむちゃ。
●昼、仕事。
ボーナスとか仕事納めとかそういうの一度経験してみたい気がする。
というか、オンオフをはっきりさせない生活サイクルを続けている自分がいけないのだろう。
はっきりさせる。
それを来年の目標にする。
といいつつも、明後日くらいにはもうそんな約束忘れているくらい、
最近は短期記憶が弱い。
かといって長期になったら思いだすわけでもない。
●夜、UNITへ。KOMPAKTのイベントに行く。
生トマス・フェルマンみられてよかった。
東京で年越しを迎えることも初めてなら、年越しイベントに行ったこともなかった。
お客さんの結構な盛り上がりは凄かった。新年というだけでこんなに盛り上がっていいのだろうか、という疑問なんて全くなくかなり前の方でワイワイ騒いでたら、ふと目に飛び込んできた映像がやたらしょぼかった。
いろんな言葉で「ハッピーニューイヤー」が次々と表示されるスクリーン。
万博ノリかここは。
トビアス・トーマスの途中で帰宅。
仕事は終わってないし、明日は昼から岐阜に帰省だ。
●夕方、浅草へ。「2005年12月公演“吾妻橋ダンスクロッシング Holy Night Special” (吾妻橋ダンスクロッシング)」を観に行く。
お目当ては、宮沢さんのalt.とチェルフィッチュwithほうほう堂。
しかし、少し遅れていったばかりに着いたときには、丁度ほうほう堂が終わってしまった後だった。
宮沢さんはちゃんと観られた。
コップが等間隔に並べられていく時間が、小説の朗読と重なっていく舞台はとても美しかった。これが恣意的なモノだったのかどうかは分からないのだけど、序盤に並べられたコップを朗読者がケリこぼしてしまう場面の余韻を最後までひきずっていくのが気持ちよかった。
また水をこぼしてしまうんじゃないか、という不安が常に存在する舞台。
とても不安な朗読。
そして前知識が全くなかったのだけど、これまた素晴らしいと思ったのは、室伏鴻さんの舞踏。
暗転からあけると、そこには背を下に海老ぞりになった身体が3体。
しかも全員裸に白塗り(というか銀塗りラメ?)だ。
筋肉の緊張だけがこちらに伝わってくる。
その身体が10分かかって非常にゆっくりと後ろに回転する。
そしてやっと身体が前を向き片足が立てられる。
これから起きあがろうとするその瞬間にまた暗転。
これで終わりだった。
意味は全く分からないのだけど、チャクラは全開だった。
結構なご高齢だろうと想像する室伏さんの身体の美しさに釘付けだった。
そしてタイトルがまた凄い。
「dead1」だ。
そして後半には「dead2」が登場。
よかったわあ。
そのまま帰りに明和の忘年会行く。
面白かった。この間の撮影のポラもらった。
工員のみなさんが美大卒ばかりで何となく親近感。
●昼、仕事。
●夜、三軒茶屋パブリックシアターへ。
パパ・タラフマラ「百年の孤独」を観る。こないだの夏、東京コンペでバイトしていた時に、少しお話しした小池博史さんの男前っぷりが気になり、パパ・タラフマラの公演を始めて観に行くことになる。個人的に大好きなという程知らないのだけど、とても気になるダンサーの松島誠さんも所属(?)しているパパ・タラフマラ。広告美術は葛西薫だし、なんで今まで気にならなかったのが不思議ですらある。
で、この公演のチケットを予約したのが2ヶ月ほど前なので、それまでに原作「百年の孤独」を読んでおこうと、買ったはいいが、結局そんな時間もないまま、既読数ページで本公演を観に来ることになってしまった。
異常に多い登場人物と、パンフレットを見る限りやたら複雑な人間関係。その関係図を見るだけで不安になっていたのだけど、いざ幕が上がってみれば、そんなことは大した問題ではなかった。
原作読んでいようが、人物関係理解していようが、きっと何も分かんなかった。
ていうのは、面白くなかった、という訳ではなく、感想から言えばすごく面白かった。パパ・タラフマラの作風すら知らずに行ったのだけど、仕掛けがいっぱいマリオネット的な動きという(きっと)演劇の世界には伝統的に受け継がれているものだと思う。役者さん達も松島さんをはじめ、本当に素晴らしい動きができる人ばかりで、その身体をみているだけで全然あきない。
その伝統的な演劇作品という線上にのっている舞台という意味では本当に最高の公演だったと思う。クライマックスではちょっと泣きそうになるくらい。
ただそれが音楽、構成も含めて必ず泣けるというような作りになっているところは、好みで言えばあまり好きじゃない。比較対象が少ないのもまた問題だけど、この間みたチェルフィッチュは、意味もよく分からないし、動きもよく分からないのだけど、観た後もずっとその事を反復してしまうような舞台だった。
とりあえず松島誠さんは素晴らしかった。今度は、カール・ストーンで踊るらしいので是非観に行こうと思う。
●昼、代々木上原へ。打ち合わせ。
電車で行くつもりだったのに、例によって遅刻しそうになってしまった為、急遽自転車。
甲州街道を全速力で走りきると、13分程で幡ヶ谷に着いた。意外に近い。
●一度、自転車を置きに家に戻ってから、駒場アゴラ劇場へ。
今夜は楽しみにしていたチェルフィッチュを見るのです。
チェルフィッチュみるの、初めてです。
感想から言うと、よく分かんない。けど、すげえ面白い。
イスだけがポツンと置かれているとてもシンプルな舞台装置。
よく言われている超口語的なセリフってのは一体どれほど口語的なのかと期待していた。そしてやっぱり驚いた。過剰に口語的なセリフが舞台で話される違和感。
猫を飼おうかどうしようか。子どもができたらしい。といった何も起こらない日常が港北ニュータウンを舞台に描かれているようだ。ようだ、じゃなくて、そういう説明的な背景部分のテキストは全て背面の壁にプロジェクターで投影されている。そのテロップの進行を俳優が見ながら自分たちもセリフを発してみたり、発してみなかったり。
序盤から中盤、俳優のセリフは、違う役者が同じ言い回しを受け継がれる。誰が誰という設定は不確かなまま、そのセリフの回転によって物語が進行していく。ゆったりというと変だけど、時間が半分逆回転しつつ一回転進むというような、ここらへんのサイケぽさが心地いい。
舞台上で展開されている動き、セリフとは逆にあくまで説明に徹する港北ニュータウンについてを記述していくテロップ。
そして徐々に口語的なセリフや、その展開にも慣れてきたころ、
何故か爆音でトータスですよ!
全てをぶち壊すかのようなやけに音質の悪いトータス。
このトータスって一体。。?
そしてまた何事のトータスもなかったかのように劇は進行する。
目的地というタイトルとニュータウンというキーワードで普通に考えれば、高度経済成長期を得て現在に至る日本(東京)のある状況を「ハイ。じゃここらへんで」と切って見せたと言えるだろうけど、ていうかこの劇、全然そんなものじゃない気がする。
かといって、どんなものが説明できない。
「この部分、この部分がどうだから「目的地」はこんな舞台で面白かった。」
ということは何一つ言えない自分が不甲斐ない。
とりあえず「あそこに目的地があるよ。だから走ろうね。」というものではなく、「ほら。今歩いてる。歩いてるよ。」といい残すだけというようなかなりアナーキーな舞台だった。という意味不明の感想。
口語的だとかダンス的な身体表現だとかということよりも、見終わった後、ずっと残っている心地よい違和感がある。
●昼、家作業。
●夕方、買い出しとフィルム出しに行く。
買い物していると、Iさんから突然の電話。
「今、原宿でやっているアレグリアのタダ券あるんですが、行きませんか?」
アレグリア?
名前は聞いたことがあるのだけど、ソレが何なのかよくわからない。
サーカスだと聞いて、良く分からないままに行かせて貰うことにする。
仕事終わりのSと合流してアレグリアへ。
アレグリアは2だった。
サーカスと言ったら、昔、名古屋に来た木下大サーカスにホワイトタイガーを観に行った時以来。
何十年ぶりかもしらん。
とりあえず入口も客席も綺麗。
最近のサーカスは臭くないのか。動物臭も全くしない。
そして始まってみると、動物は出てこなかった。
大がかりなセットに生バンドの演奏。
豪華な仕掛けに見合う超人芸が繰り広げられる。
それがどんな芸だったのか、うまく説明できないが、もうぽかんと口をあけて
「おおー!すげえー!」
とだけを連呼していた気がする。
「はやい」「高い」「やわらかい」
要約するとそういうことだと思う。
申し分ない。
サーカスと聞くとついつい、こんな素晴らしい公演なのに舞台裏では「ベアーズキス」のような内部事情があるのだろうかと想像してしまうが、そんな想像も忘れるくらい素晴らしかった。
さすがにこんなにたくさんの有名人が見に来ているだけはある。
●帰宅。まだよくわからないアレグリアとは何かを調べる。
アレグリアはシルク・ド・ソレイユというカンパニーのプロジェクト名だった。
ちなみにサルティンバンコもキダムもシルク・ド・ソレイユの興行名らしい。
全然しらなかった。
Iさん、どうも有り難うございました。
●今日は、小中の同級生かーめん(男)の結婚式だ。
かーめんもいよいよ結婚かと思うと、こみあげてくるものがある。
教会で式をあげたあと披露宴。3回くらい衣装替えをしていた。忙しそうだ。
御祝いの席なので次から次へとお酒をつがれるかーめん。
かーめんは、もともと色黒なのだけど、時間が経つにつれて顔色がより黒くなっていた。
何も知らない人がみたら、
「結婚式どころじゃないよ。肝臓が悪いよ花婿!」
と119番してしまうだろう。
結婚式でつがれるお酒を花婿がつぎつぎと飲んでいては大変なことになってしまう、ということで、そういう場では大抵テーブルの下にバケツを用意しておき、そこにつがれるお酒をどんどん入れていく。というのが1つの方法となっているようだが、かーめんはそんなことはしない。
情にあついかーめんは、「いや折角ついでもらった気持ちだから」とつがれたお酒をどんどん飲み干していく。
格好いいよかーめん。
黒いよかーめん。
結婚おめでとうかーめん。
●で、例によってビデオ係を命ぜられた俺は、面倒臭くなってI君にビデオをまかせた。
デジカメはNにまかせた。
俺はフィルムで時々撮った。
●夜、S君に誘われて代官山へ。
待ち合わせの時間よりも30分ほど早く着いてしまった。何処かにコーヒーでも飲めるところはないものか、と探して駅の周りをブラブラ歩くも、そんなものは何処にもない。ここでいっているコーヒーでも飲める場所とは、ドトールのことであり、タリーズのことであり、スターバックスのことだ。なんならマクドでもいいし、ロッテリアでもいいくらい。
でもそんなものは何処にも見あたらない。
目に付くのは、ちょっと高そうなキャフェーばかり。
ドトールを探して歩いていると、気が付くと恵比寿の手前まで来ていた。
いかんいかん、と代官山駅に引き返したところでちょうど待ち合わせ時間。
代官山め。
●鈴木親さんという写真家の方の展示に行く。
今日オープニングということで、鈴木さんとこの間一緒に仕事をしたというS君に誘われた。
場所はtreesaresospecialという「ちょっとオシャレすぎやしないだろうかいや代官山だしこれくらいは全然普通なのかな」みたいな名前の服屋さん兼ギャラリーだった。ウェブを見る限り、ソニック・ユースやヤマタカアイや、マーク・ボスウィックも展示している。
で、オープニングイベントとしてライブも行われており、your song is goodやミネカワタカコが演奏したり歌ったりしていた。前に出てくるまで一体どの人がミネカワタカコか分からなかったくらい、会場は、おしゃれさんで埋め尽くされていた。
で、もともとこういうオープニングパーリーとかって居場所がなくて居づらいので苦手だ。
しかも周りは代官山のオシャレさん。どうしようもなく辛い。
途中でS君が大学の友達を見つけてくれたおかげで少し救われる。
小平出身が俺ら以外にも居たという安心感。
といっても状況はあまり変わらず。
で、悔い改めようと思う。
これまで幾度となく青山、代官山なんかをオサレ呼ばわりしてバカにしてきたアタシですが、実際「もう何もいうことはないよ。ていうか、言えない。みんな凄いよ。」と感動すらしてしまった今夜。
もうそういういうの辞めます。
S君、貴重な体験どうもありがとう。
お洒落虎の穴の中にあって、当の鈴木さんだけが普通にTシャツに穴とかあいていてよかった。
●夜行バスで岐阜に帰るため、そのまま東京駅へ。
集合場所である丸ビル入り口の郵便局前には、予想以上にたくさんの旅行者がバスを待っている。どうやら全国何処へ行くのもここが発着場所らしい。
安さに負けて選んだ、乗ったことのないキラキラ号とかいうバスは、一席の列が3列ある通常の高速バスではなく、2席が2列の普通のバスだった。
安いだけある。東京ー岐阜¥3700。トイレもない。
俺は偶然、隣がいなくて助かったが、となりに知らない人が乗っていたらと想像するとくつろいで寝られないだろうと思う。まだかろうじてキラキラだ。まあまあ熟睡。
7時間くらいかけて明朝、岐阜着。
すげえ腰痛い。
●夜、外苑前へ。
日本青年会館という岐阜市民会館のような建物でおこなわれるダンスの発表会がやるというので、観に行く。
てっきりまたMが出演するものとばかり思っていたら違った。
Mのスタジオの先生の公演だった。
ダンスといったら、普段レイヴでよく見るような「夜明けと共に虫のようにうごめく動きをする輩」しかしらないもんで、こんなちゃんとしたというかなんていうか、ヒップホップダンスといっていいのかしらないが、ちゃんとした振りつけがあり皆がそろって武富士のように踊るダンスというものが新鮮で楽しい、とM関連のダンスを見に来るたびにそう思う。
例によって暗闇に弱く、意気地もないもので、前半は熟睡してしまった。
後半はちゃんと観た。
こういう大勢が同じ振り付けをそろえて踊るというのは、やっている本人達は一体どういう気持ちでやっているのかとても気になる。
クラブやレイヴで自由気ままに踊るのとは全く違う心持ちなんだろうなきっと。
一人で勝手に踊ってるうちは、ビートに対して裏打ちで踊ってみたり、泳いでみたり、4つ打ちを勝手に3拍にして踊ってみたりと、いろいろな楽しみ方があるわけですが、こういう風に人と足並み揃えて踊る楽しさがまたあるのだろうか。いや見た目には大勢がバシッと同じリズムで同期してたらそりゃ爽快だ。みていて楽しい。凄いよ、と単純にそう思う。
あ。そうか。踊って自分だけが楽しいわけじゃなくて、それ以上にみている人を楽しませたいのか。
素晴らしいなエンターテイメント。
と書くと、それを皮肉と受け取る人もいるんじゃないかという恐れもありますが、もう大人なのでそんなことはいちいち恐れない。9月だし。
友達の間(2人くらいだけど。。)で大評判のマイケル・シューマッハの公演が楽しみでしょうがない。きっと観ても楽しいし、それ以上に本人が楽しんでる踊りを見せてくれるはず。
MとMの友達と飯食ってから帰宅。楽しかったわ。ありがとう。
●夜、来ると言っていたTが来ないで、山から下りてきたKJが来た。
何やらまた長期旅行の計画立てているらしい。おいおい勘弁してよ。
そんなの俺だって旅行行きたい。
●昼過ぎに家を出る。隅田川花火を観に行く。
Sが作品の撮影をする。何としても良い場所が必要ということで、場所取りの為に昼過ぎに家を出る。隅田川花火を観に行くなんて、東京に住み始めて8年目になるけど初めてだ。人多いんだろうな。こんな機会なかったら一生行かなかったと思う。
で、会場2時半着。
第一会場の対岸、墨田区側の河川沿いになんとか場所確保する。といっても、この場所だって偶然場所取りをやめる女子二人に出会わなかったら確保できていない。川沿いは既にブルーシートやらガムテープやらですっかり陣地ができている。いたスト、もしくはモノポリーの家が建つ前のようだ。ちょっとドッグヴィルぽくもある。
ガムテープで場所取りをしている人達は、大抵自分たちの名前をガムテで地面に貼っているのだが、その名前が気になる。後から来た人達に取られないようにする為の作戦かどうか知らないが、「山口組」「佐藤組」やらやたら組の名前が多い。かなり嘘くさい。けれど、もしもの場合、小指がなくなるのは嫌だよ。信じておいた方がいいな、と思った人が全員だったんだろう。結局花火が終わってもその場所はそのまま空いていた。
●CK合流してからしばらくしてから、花火開始。
いちいち歓声があがる。俺もいちいち歓声をあげてしまう。
ビール飲んでウハーッという感じに似ている。
良かったわ。
花火自体は調布のものより豪華だったけど、去年の調布花火の方が真上に広がる感じだ。
スターマイン拝むなら調布だわ。
●そのまま両国まで歩いて電車。カラオケよって帰る。
●今日は夏だった。疲れた。
●朝起床。掃除洗濯といきたいところだが、空模様が怪しいので洗濯は延期。旅行に行っていた分も合わせて洗濯物が溜まっている。
●この間、中古で全巻購入した「巨人の星」読む。今まで巨人の星をちゃんと読んだことがなかった。これは面白いぞ。5巻くらいまではもう本当に面白いぞ。星一徹も名前だけはよく知っていたけど、こんな奴だったなんて。差別用語、DV、目白押し。こんなお父さん嫌だよ。
●昼過ぎ、L到着。金沢での仕事が終わってこれから数日、日本を観光するらしい。東京ではウチに滞在することになる。何のおかまいもできませんがごゆっくり。
●夕方、LとICCへ。ICC来るのなんてもういつ以来だろう。凄くひさしぶりだわ。
「open nature」という展示がやっていた。今日までだということもあって結構人が来ている。あまり面白くなかった。ロバート・スミッソンの"Spiral Jetty"というフィルム作品はかなりよかった。
●明大前で広島風お好み焼きを食べる。Lは好き嫌いがないようなのでとてもいい。
ちかじか納豆を食べさせようと思う。
●帰宅。そうそうに寝る。ナルナルの情熱大陸ちょっと観たかったのに見逃した。
●昼起床。Kちゃんと茅場町へ。
Hちゃん達、山形ドキュメの人たちが企画したタン・カイシンの作品上映を観に行く。ギャラリーマキに来たのはこれが初めて。去年の今頃、ギャラリーマキでのイベントのDMとチラシ作ったくせにそのイベントには行けずじまいだった。初めてのギャラリーマキ。綺麗で素敵なギャラリーだわ。失礼ながら、マキさんがワンカップ片手に受付しているタイガースファンの店、のようなものを勝手に想像していた。すいませんでした。ひさしぶりに会うマキさんはビシッとお洒落な着こなしだった。前にあったときは、巣鴨系のセーターを来ていたので多分それがこの誤解を生んでしまった原因だろうと思う。
だからKちゃんも面白半分で巣鴨系のセーターは着ない方がいいよ、とKちゃんに言おうものならきっと彼は
「いや本気やで。これ。」
というだろうが、きっと本気なのはもっとまずい。
●タン・カイシンの作品は、単作品と言うよりも過去の作品をまとめたポートフォリオ的なものだった。ちゃんと自分のしていることをポップにまとめていて分かりやすかった。内容自体は、これ他の人が同じ事やってたら凄く嫌だろうなと思うようなある意味武闘派(とはまた違うかもしれんけど、そこらへんのことはよく分かんない。)なんだけど、でもタン・カイシンがやってると嫌な感じを全然受けない。自分で自分の演出がちゃんと出来る人は凄い。ていうか、人となりの問題。日本人じゃ出来ない(いや本当はできるんだろうけど、おくびにも出さずにこういう事を言える格好いい日本人は岡村康幸しか知らない)テーマを扱っている。でも日本の事なので、やっぱり観てる人は感情移入しやすい。そしてタン・カイシンが自分で付けているだろう日本語字幕テロップの間違った日本語が、またその作品をもうひとつ掘り下げる可能性を作っているのが素敵。
そのポートフォリオの中でひさしぶりにシャルルさんを観た。前、エリオット・シャープの時にも一緒にやっていたけど、タン・カイシンとシャルルさんは何度となく一緒にやっているようだわ。それにしても相変わらずでかかった。
●夜、Kちゃんとそのまま大久保へ。韓国料理屋。
Tがこの間作ったPVみせてもらう。撮影手伝っていた別のTも来る。歌い手であるK君の顔のシーンが異常に増えていて面白かった。なんでも「歌っているところは全部、顔だして」と言われたらしい。やるなあK君。さすが伊達に「リビドーは罪じゃなぁぁぁい」なんて歌っていない。罪だよ、ってレーベルの人も教えてあげた方がいいと思う。
韓国料理屋にパワーブックという組み合わせが相当お洒落だと言うことが分かった。
●昼、家作業。もう家ばかりにいるのは嫌だ。週一くらいでジャニスで働かせてもらえないかな。そしたらCD返す事もできて一石二鳥だわ。でも外に出て花粉にやられるのも嫌だ。今日は雨なので花粉もそれほどひどくない。春雨がわかった。
●夜、Kちゃんと有楽町へ。今、東京で一番ホットな観光名所、日本放送へ行く。
CやYちゃんの作品の上映会がある。てっきりパーティションできってあるような小さなブースでの上映会かと思っていた。入ってみてびっくり。出来たばかりらしい新社屋の地下にあるちゃんとしたスタジオだった。imaginスタジオとか言われていた気がする。
なんでimaginなのか。
それはやはり亀淵社長がヒッピー風だった若かりし頃のスウィートメモリーから命名されているのだろうか。その場合、ほりえもんが社長になったらどんな名前になるんだろう。いやきっとあの人は格好いい名前を付けてくれるんだろうな。ライブドア。それも名前を買い取っている。だからきっとまた今度も格好いい名前を買い取ってくれるはずだ。
スタジオジブリ。
三鷹や万博のチケットを苦労して取らなくても、そこにいけばいつもトトロに会えるとかどうでもよくて。今どうしようもないことは、今日、日本放送を探しているとき、俺はずっと「しんしゃおく」を「しんしゃや」と言っていた事だ。今、ATOKに教えて貰って気が付いた。すごく恥ずかしい。なんで誰も正してくれないの。スイカの種を食べると盲腸になるよ。
で、その今日のイベントもちゃんとしたイベントだった。ウェブ見つけた。
その「Fantastic Theater」で、今日はファンタスティック映画特集らしい。
「ナッツ」以外は観た事ない作品かと思っていたら、去年高円寺のイベントで観た事ある物ばかりで少し残念。でも「ナッツ」がファンタスティック映画特集なのに実はホラー映画だと言う事が分かっただけでも幸せだ。アフタートークでそれがわかったのが収穫だった。もう数年前の作品なのに、Cは全然変わっていなくてそれがある意味ホラー。とか言うと、怒られるのか。褒めてるのに怒られるのか。ごめんなさい。
「ベビーウー」も観るの2回目。ベビーウーの絵は凄く素敵だわ。あのジャギリはどうやってるんだろうかと思っていて、Yちゃんに聞くの忘れた。
この間撮られたバレンタイン大作戦の模様も上映された。あんなにたくさんの人にチョコ渡し歩いていたことを知らなかった。びっくり。で、俺も少し登場していた。部屋が異常に汚かったのが凄く恥ずかしかった。綺麗にしよう。南仏にしよう。
●昨日言ったレッド・クレイヲラのイベントでもらったフライヤーで、Mick Tunerが来る事を知る。残念ながらDirtyThreeでの来日じゃないが、もう他のバンドのゲストってだけでも行くわ。楽しみだわあ。
●朝、行きつけの町医者で花粉症の薬もらいに行く。パラパラとめくっていた雑誌にのっていたJRスイカのペンギンの絵。この間Kちゃんと話していたんだけど、この手書き風のゆるいパスはどういう行程で作っているのか。擦れているしランダムなんだけど、ある程度の規則性をもっている。イラレのフィルターじゃここまで擦れた感じにはならない。どうやってんだろ。知ってる人誰か教えて下さい。
●昼、家作業。
●夕方、新橋に行く予定だったのでその前に資生堂ギャラリーで行われているローラ・オーウェンズ展を観に行く。いこうかどうか迷っていたのだけど、S君日記をみて絶賛されていたので是非行きたくなった。
実際、かなりよかった。
大分前に画集で見たときはかなり作為的に洗練されている印象があったのだけど、実際に見てみると画集で観たときには洗練されてると感じた素材の印象が全く違った。すごくとりとめない。痛く洗練されてない。ていうか安い。その痛く洗練されていない、というのが緻密に構成されている。
そんなことはどうでもよくって。
パッとみ、おそろしく素敵。バカッぽさと作為ぷりの共存。なんでそんなことができるのか全く分からない。
で、絵をみていて思いだしたのが、Cちゃんの作品。でも決定的に両者が違うのが、そこから想起することができるその絵の向こうにひそむストーリーの存在かもしらん、と思う。どちらがいい悪いではない。どちらもいい。ただストーリーがあるなしではやっぱり観る方が変わってくる、しかも勝手に。と思った。
●その後、新橋へ。Tと会ってNYで一緒だったRさんの展示へ。Aさんもいた。Rさんの絵は、前見た時とはまた全然ちがっていてなんかチャクラ系になっていた。面白かった。
そのあと韓国の反戦アニメーション。正直おそろしかった。
●ハナキンなのに帰宅。
●朝、帰宅。作業。火曜までにあがるかどうか不安になってきた。
●不安に打ち勝って新宿へ。Kちゃんと待ち合わせ。
Mちゃんが出演しているブルドッキングヘッドロックという劇団の「虎」舞台を観に行く。ブルドッキングヘッドロックという劇団について何も知らない。ナイロン100℃の人が作・演出らしい。じゃあコメディかと思ってたらコメディだった。面白かった。いいキャラがいっぱいいた。
終演後、Kちゃんは大友さんを観にピットインへ。ピットインに行きたいけど、作業残ってるので帰る。ひどく寒い。雪がちらついている。
●ところでKちゃんは既に花粉症がはじまったらしい。ていうかKちゃんが花粉症だったことすら知らなかった。
「そうやで。俺。花粉症やで。一昨年くらいにデビューやで。」
と言う。遅咲き。新人やん。新人のくせに一月中から始まるなんて将来有望だわ。ベテランまではいかないが中堅の俺、今年はまだ大丈夫。でも今年は去年の20倍、史上最高の花粉イヤーらしい。毎年そんなこと言われてるような気もするけど、準備は怠たると地獄が待っている。花粉が永福町に届く前に今年もまた医者にいって予防薬を処方してもらわなくては。綺麗な鼻で桜がみたい。
●昼、作業。
●夕方、
「コンピューターが欲しい。インターネットをやりたい。」
というMに付き合って秋葉原へ。ノートPCを購入するのに付き合う。Windowsでいい、と言っていたのだけど、あーだーこーだ言ってMac買わせよう。現行機種で一番安いiBOOKは11万いくらかする。何とかこれを買わせたい。Macにシフトさせるのは簡単だ。「Macかわいいよ。もてるよ。お株があがるよ。」と言っておけばいい。しかし予算は10万という。店員さんに「まかりませんかねえ。」と言うと、TEPCO光のキャンペーンを紹介してくれる。今、TEPCOの光に申し込むと、購入するハードから1万5千円値引きされるらしい。しかも今後一年間の月額使用料は半額の3500円くらいで済むとのこと。こいつに決めた。俺と店員さんの会話が外国語にしか聞こえないというMに選択権はない。それにしてもTEPCO普通に安い。今俺が使ってるYahooBBより全然お得。初期費用もかからないし。
「俺もこれに変えようかな。」
と、つぶやくと
「お二人が契約すれば3万円引きになりますよ。」
と、店員さんが言う。即決。
で、Mから俺がキャッシュバックもらえばウハウハじゃないですか、とほくそ笑む。しかしそんなうまくはいかなかった。Mともめる。奴の言い分は、俺になんでキャッシュバックしなきゃいけないのか意味が分からない。俺の言い分は、なんで俺がキャッシュバックしてもらえないのか意味が分からない。話し合いの結果、今後の永久アフターケアも引き受けるという条件で、一万円キャッシュバックで落ち着いた。わーい。もらわなくたってケアするわ。
●その後、急いで三軒茶屋へ。Mさんと遊園地再生事業団の公演を観に行く。
「トーキョー/不在/ハムレット」
予定があわなかったり旅行に行ってたりして、この一年続いていたこの関連舞台、イベントなど何も行けなかった。これは観たい、というので観に来る。相当楽しみ。相当楽しみだったのだけど、昨日イベント行ってしまって2時間くらいしか寝ていないもんで、始まる前から相当眠い。睡魔がおそろしい。
で、舞台が始まると、実際寝てしまった。ああああ。
3分の2くらいは寝てしまっていたかもしれん。あああ。
「何か大きな音で起きる→詩人で寝る」の繰り返し。気が付くと終わり間近。
終わった後、Mさんは面白かったよと言っていた。ああああ。
かなしい。くやしい。京都の公演行こうかしら。
●その後、西荻へ。
今日は、半年に一度くらいのペースで開かれている男の集会51off。なのにKJは結局まだアメリカから帰ってきてない。遅刻魔か。そんなわけでKJ以外集合。ほんとは引っ越したばかりのH家で行われるはずだったのに何故か西荻貴族宅になった。なぜだ。新居をグチャグチャにされるのが嫌なのか。部屋でパーリー開いてグッチャグチャにされるのは新居の通るべき通るべきアレだわ。割礼みたいなものだわ。なのでKJ帰国後のパーリーは千駄ヶ谷でぜひお願いします。
Mさんがいるにも関わらずみんなで下ネタ。誰も気にしていない。俺以外誰も気にしていない。
無線LANからなぜか有線LANにダウングレードされた貴族宅の事情もあり、今夜のノートPC開く率は低かった。そしてそれが意外によかった。さすが西荻貴族。さてはみんなにノート開かせないための有線か。
いつもはひどい。テーブル囲んでるにも関わらず、みんながノートPCに向かっている。それぞれ自宅にいてメッセンジャーのチャットでいいんじゃないか、と思われるような異様な光景。で、ノートを持っていないOyanがひとり毒を吐いている、というのが毎回の51off。しかし今回は誰もノートを開かないので、こころなしかOyanもご機嫌だ。そしてノート経由じゃないので、酔っぱらったSuに殴られたりもする。リアル痛い。っていうかリアル以外ない。
●昼、Hに起こされる。置き忘れた本を取りに来たらしい。Hは神戸ラーメン食べてから岐阜に帰っていった。明後日、NYに戻るらしい。気をつけてー。
●作業続きしてから、夜、新宿へ。Kちゃんに誘われてロフトプラスワンへ。笑い飯が出るイベントに行く。主宰の倉本美津留という人はTVの人というくらいしか知らない。どんなイベントなのかも全く知らない。笑い飯が来る、というのだけで行く。笑い飯が観たい。お笑いのイベントに行くなんて初めてだわ。ドキドキする。紙袋とか持ってる人がたくさん来るのだろうか。
行ってみると、そのトークライブは、倉本美津留が関西ローカルで作った「空想深夜番組 どエンゼル」という番組を東京で観る、という主旨のイベントらしい。それでその番組を一緒に作った人も登場する。タナカカツキ、板尾、笑い飯、キタキマユ、爆発郎という面々。YOUと古田新も番組には出ているのだけど今日は来ていない。で、その番組がスクリーンに流される。なんか豪華なメンバーで、すごい勢いでしょうもないことばっかやってる。かなり衝撃。TVほとんどみないけど、こんなのやってたら観るわ。
笑い飯がコントもしてくれたのだけど、倉本氏から指定されたネタをすっかり忘れていてひどかった。
板尾、何言っても面白い。
誘ってくれてどうもありがとう。板尾みれて良かったです。
●で、Kと新宿駅で会って帰宅。仕事。朝、寝る。
●昼、寝てたらKちゃんが来て起こされる。引越先を探すために最近このあたりをまわっているそう。しかし何がダメってネットでいろいろ探してるところよ。ネットでなんて探していい物件があってもそんなのは客釣りの為の偽物件に決まっている。実際、数年前にそんな目にあった俺がいうのだから多分そう。家捜しは足です。自分の足で探すのです。そんなこんなで今の部屋をみつけた2年ほど前、毎日のように歩いて渋谷から明大前あたりまで部屋を探していたのが懐かしい。よい部屋見つけてね。
●作業。
●夜、新宿へ。フォトグラファーズ・ギャラリーで豊光さんの写真展が始まった。オープニングということでTに誘われる。NY以来の豊光さん、一昨年の夏の沖縄以来のMさんに会えたりと意外な嬉しさ。で、中平卓馬さんがいたりしてびっくり。おそれおおくて声もかけられないが、とりあえず遠くから拝ませてもらった。
●夕方帰宅。合宿ではMTのアップデートは終わらなかった。まあボチボチすすめること。
●夜、HとNYUへ。Wの所属しているTisch WinterShowを観に行く。
一つの学科(?)の展示なのに規模がかなりでかい。生徒一人がいくつもプロジェクトをかけもつらしく、相当な数の展示がある。そしてそれら展示作品のバッキバキデジタルっぷりにびびる。ほとんどの作品がコンピュータ制御。で、久しぶりこういう展示観てたら、胸キュンしてきた!それはただ単に自分の卒制やら進級展の様子を思い出したから、というだけ。よく分からん。でもほんとはよく分からなくないんです。意味不明なニューヨークでの自分勝手な郷愁感。でもそんなものは外に出たらパッと消えてなくなった。あまりに寒いよ。これは絶対氷点下だな、と自信をもってWに尋ねると、
「-13℃らしいよ。」
といわれた。そりゃ自信満々に寒いわけだ。これでこの寒さに自信がなかったらちょっと皮膚感覚の問題からいろいろ考えた方がいいと思う。
●そういえばTちゃんはこの学校であの倍音ギター作ったのか。ざっと見る限りあんなネパーリイな人は皆無の学校だわ、ここ。やっぱあの人おもろいわあ。
●旅行に来ているのにこの出不精っぷりはひどい。Hに言われる。
「お前はなんて贅沢なんだ。他の旅行者はもっと一日一日を有意義にいろんなところ行ってる。」
ごもっともです。NYまで来て、寒いからって部屋でビデオみたりしてるのはきっとよくない。そんなわけで旅行といえばやはり美術館に行ったら充実感でも生まれるんじゃないかと思い、早速美術館に向かう。実は家から歩いて数ブロックのところがミュージアム・マイルと呼ばれる美術館通り。この間日本に展示が来ていたけど行かなかったグッゲンハイムに行く。5年くらい前に来たときはなんか入れなかった記憶がある。そして今日は休館日だった。かたつむりみたいな建物だけ眺める。とことんグッゲンハイムには縁がない。
●その隣のブロックにあったナショナル・デザイン・ミュージアムへ。
Josef and Anni Albers: Designs for Livingという企画展をやっている。パンフによるとバウハウスに在籍してた夫婦で、夫ジョセフはプロダクト、妻アニはテキスタイルをやっていたらしい。ジョセフとアニはなんておしゃれな夫婦なんだろう。かわいい椅子や綺麗な布、単品でみるとかなり素敵だ。それがdesighs for livingというくくりで展示されていると、一体これらがマッチするような生活はどこに存在するんだろう。どっちが作ったか分かんないけど、変形ステンドグラスみたいな展示がおもしろい。
上階では複数の作者による家具の「design≠art」という展示。そりゃそうだろ、と思いつつこっちもおもしろい。とりあえずでかかったらよし!みたいなのが多い気がする。大好きな四角で構成されたテーブルセットに夢中。
って、来てみるともう美術館たのしいわあ。行ってみると楽しいのに、わざわざ出かけていくのはなんか違和感がある。街をブラブラしていて、「あ。なんかやってる。」って、なにげなく入るのが美術館の正しい在り方だとする。でもその時点でもうそれはわざわざ出かけていくよりも嫌らしい美術への接し方。だからやっぱり美術館には勢い勇んでむかわねば!
新しくなったMoMA観たい。
●夜、やっとNYCに戻ってきたKJと会う。入国できてよかったね。
TONICの下のsubTONICで催されているというWの知り合いのイベントに行くも、W達に会えなかったのでそうそうに引き上げる。国連ビル近くにあるKJ宅訪問。あまり書くと怒られそうなので書きませんが、いい部屋です。そしてやっぱりよなよなコンピュータ。途中で東京のKJの家にいるのかNYにいるのかよく分かんなくなってきた。
●昼間、パッキング。もうまったく準備できない。もってきたはいいが、持ち歩くのが本当におっくうなDVを南米に持っていこうかどうかまよう。NYCに来てから3週間。全然撮っていないしなあ。持っていってもなあ。。。ということで持っていくことにする。ああ。本当こんなことしてるから荷物増えてしょうがない。
そうそう。旅行の時のこんなの撮ったっていつ見直すんだ?というようなダラ撮りがいつの日か役に立つ、ということがこの間の夏に分かったので頑張ってダラ撮ってくる。
●夜、W、H、HBとKitchenというところにアメリカ公演をしているNibrollを観に行く。ダムタイプみたいなのを勝手に想像していたんだけど、全然ちがった。正直、映像と音楽がいるのかどうかよく分かんない。踊りの構成というか、タイミングを入念に計った大人数で構成されたステージや個人の踊りはとても素晴らしい。もう感動。でもやたら派手な音楽や映像がやたら俗っぽい感じがしてしまったのは僕だけでしょうか。俗っぽいのが悪いわけではないんだけど、にしてもブレイクビーツみたいなのにはさすがにちょっと退いてしまった。体を動かすって素晴らしい。
●Mちゃん交えてモロッコ料理。やっぱりあんまりクスクスは好きじゃないかも。
●夕方、H家へ。例によってまたサッカーしてます。
●夜、Hと青い部屋へ。
いろいろ訳あってH家と青い部屋を2往復半した。
yasminことOの踊りを見に行く。この間観に行ったとき彼女の踊りがものすごかったので、今日も楽しみなのです。Sも撮影しに来てるし、Tさんがスイス2人を連れてきた。今日引越だったMさんも遅れて到着。引越おめでとー。ソバゆでに行きます。
イベント自体はダンスショウではなく、ドグラマグラか何かそのあたりの話の朗読が中心にあり、そのリーディングに合わせてyasminが踊るというもの。この間とは違い、ゆっくりとした動作が中心だった。で、やっぱりものすごい。yasminはみんな観た方がいいと思う。すごいから。美しさ。
●夜帰宅。S、スイス2人と歓談。
スイスAにいろいろ日本食をすすめる。納豆。梅干し。なかなか気が進まない様子の彼女に一言。
「食べないのなら、宿泊代をもらいます。」
で、本当に申し訳なかったのが、梅干し。プルーンとかって適当なこと言ったばかりに、彼女はそれを甘いフルーツだと思ったらしく、気が付いたら大粒の紀州産を一口で口の中に入れていた。ほんとごめんなさい。宿泊代どころか宿泊代はらいましょうか。
横浜の方へ遊びに行ってきた上に、青い部屋で結構お酒を飲んでいたスイス2人はもうお疲れらしく早々に寝床に入った。
「こっちで話し続けていても寝られる?」
と聞いたら、
「何いってるの。自分の家だと思ってくつろいで。」
と言われた。どうもありがとう。
●夕方、恵比寿へ。KCOとMちゃん姉妹の展示「山分け姉妹展」に行く。姉のMちゃんがグラフィックやアニメーションをやっていることは知っていたのだけど、妹さんまで染織科とは知りませんでした。おそれいりました。展示のDMにもおそれいりました。
作品よかった。テリーギリアム並みに素敵なアニメーションをみた。2回みた。他にも素敵な出し物で盛りだくさん。山分けどうもありがとう。メールに添付されていたこの画像にはのっていないのだけど、家に送ってきてくれた方のDMにはもうSちゃん顔負けのラブコメイラストが描かれていて相当よかった。
●帰り、オシャレなカフェで御飯食べたら、気持ち悪くなった。展示でビールをたくさん飲んでしまったのです。決してオシャレなカフェに気持ち悪くなったわけではないのです。もうあそこには行かないとは思います。
●旅行に向けていよいよいろいろ準備をしていかなきゃいけない。っていっても、きっと今月いっぱいは全然それどころじゃないのだと思うのです。そして来月にはいったらはいったで、いろいろ用事があったりして、結局出発前日とかにパッキングという、ああやっぱりほんといつもそう、という状況だけは避けたい。この間、誰かが言っていたけど、
「旅行の達人は準備に一年を費やす」
らしい。
一年は費やしすぎじゃないかと思う。だいたいここで言っている達人ってのは、どういう旅行に関しての達人なのか。ビジネスマンの様な旅行をすればそれは準備期間は長い方がいいだろう。分単位で観光地を巡るためには、なんなら現地の電車の時刻表も出発前に調べておいた方がいいかもしれない。
それともこの達人は、準備期間の一年の間に、ちょこちょこ小旅行に出かけて、徐々にモチベーションでもあげていっているのだろうか。となると、旅行に際してのモチベーションってそれは何だ。旅行にモチベーションは必要ない。旅行している間は、何をしていても心が潤っている。有名な観光地を巡れば巡ったで、「あーこれが有名なマーライオンか。」という感じで盛り上がるし。日がな一日何もしずに宿でダラダラしていたとしても、それはそれで「あー。旅行にきているってのに、今日は何もしなかった。ゆっくりしちゃったなあ。」という感じで盛り上がる。つまりどうしたって、盛り上がってしまうのは避けられない。ああ。おそろしい。盛り上がっちゃったらどうしよう。旅行は怖いよ。
何が怖いって、旅行に行く前に盛り上がっちゃうのが怖い。
●夜、Tと青山「青い部屋」へ。
Oが踊るというのでそれを観に行く。青い部屋に来たのは初めて。なんだか麗しの…といった感じの店内。Sも来ている。
バリダンスをしていた時の踊りは観たことがあるのだけど、ベリーダンスを始めてからのOの踊りは初めて観る。といっても、会うたびにくらいの勢いで彼女はいつもお腹をブルブルしているので、だいたいどんな踊りかは知ってる。と思っていたのだけど、実際始まってみると全然違った。ちゃんと衣装を着て、ちゃんと音楽があって、照明なんかもちょっとあたっているような状況でみるOのベリーダンスはすさまじかった。すんごい素敵。もうずっとブルブルしすぎ。
会場盛り上がる。戸川昌子も楽しそう。で、戸川昌子について誤解していた。なぜか僕は勝手に彼女は戸川純の姉だとばかり思っていた。なんでかはよく分からないけど、名字が一緒だしねえ。Sに訂正される。「戸川姉妹との繋がりはないよ。」
●終演後、渋谷いって御飯。
Oは帰っていったけど、僕の「帰って戻しをチェックしなきゃ」という要望は聞き入れて貰えなかった。のこった3人でなぜかカラオケ行くことになる。そんなわけで3人で朝までフリータイム。カラオケ来たの久しぶりだわ。マイクスタンドまで借りて、もう楽しい。それにしても最近のカラオケは凄い。高田渡も「鉱夫の祈り」「生活の柄」なんかまで入っている。嬉しい。マイクスタンドを使って五輪真弓を歌うSの姿を是非とも披露したかったのだけど、あいにくOの踊りでデジカメのメモリー使い切ってしまっていた。だから35mmで撮っておきました。それにしても3人で5時間はさすがに疲れた。
●始発で帰る。メールチェック。戻しなし。よかったよかった。
●て、Tから来週から始まる「山形映画祭 in Tokyo」の詳細を教えてもらった。宮沢章夫さんの対談は森達也の予定だったのだけど、それがなくなり残念に思っていたら、なんと変更された対談相手は井土紀州らしい。それは是非とも観てみたい。観てみたいのだけど、来週末は実家に帰る予定だったー。実家を今週末に変更するか。っていってももう土曜の昼だし。カラオケ行っちゃったし。うがあ。
●夜、Hちゃんと新宿のphotographer's galleryへ。
沖縄在住のHちゃんの友達Sちゃんが個展を開いているというので、観に行く。でっかいモノクロの写真に折り紙で作られた虫がペタペタと貼ってある。その虫の折り紙も写真でできている。驚いたのは、その折り紙の虫に写っている写真と、それが貼られているでっかい写真の継ぎ目がない。虫も紙も関係なく継ぎ目なく被写体が写っている。おもしろっ。
Sちゃんの過去の作品ファイルもおいてあったので観る。とってる物は全然違うのに、絶対に一癖写真にいれてある。ただのプレーンな印画紙ではない。おもしろっ。
事務所でSちゃんに会う。はじめまして。早速、作品について聞いてみる。
「あれって、暗室で折り紙貼ってからエマルジョン塗って露光したの?」
「そんな面倒臭いことするわけないじゃん。同じ倍率で折り紙だけ露光したんだよ。」
そうか。よく考えたらそりゃそうだ。すごく感心する。
3人でこの間いったばかりの3丁目の魚屋さんへ。ツブ貝食う。T合流。
小雨の中、四谷まで歩く。Nさんを連れ出して、さらに焼鳥屋へ。
「タラコは焼きか生か」
というどうしようもない議論で白熱。Sちゃんが言う。「絶対たらこは生。私は食べ物は自然のままが一番だと思ってるから。フランス料理とか大嫌い。」ほら。俺はあの展示してある写真観たときからSちゃんはレイバーだと睨んでたよ。
僕はフランス料理も好きだけど、焼きも生もタラコは好きよ。とか言おうものなら、「だからダメなんだよ、はっきりしなよ。」とHちゃんに言われる。ひえー。
さらにSちゃんは続ける。
「イクラ焼いて食べないでしょ?」
Nさんごちそうさまでした。
●Hちゃんとタカイシイ・ギャラリーへ。
Jが企画した「Sugar Hiccup」という名前のグループ展を観に行く。Hちゃんが貸した16mmのプロジェクターはちゃんと活躍していた。そのプロジェクターを収納するために注文制作したという箱は、開閉部分を反対側に作ってしまったらしく、リールを巻き戻す作業をするために一々プロジェクターを外に出さないといけない。なんかJっぽい間違いでおもろい。で、そのプロジェクターで上映されたクリスタル(?)の映像はとても美しかった。
コクトー・ツインズの曲「Sugar Hiccup」から名前とってきたというこの展示はJがシューゲイザー的なものをキーワードにキュレイトしたらしい。コクトー・ツインズがシューゲイザーに入るって知らなかった。知らなかったけど、Sebastiaan Bremer
という人の絵が良かった。
Pushpin Tくん、Rちゃんにも会う。このグループ展の一環で、Pushpinもフロントアクトで出演する、Manualのライブが来週の金曜にスーパーデラックスで行われる。ちなみにPushpinの一員としてKちゃんも出るし、Mくんも出る。MOGとYちゃんも映像やらせてもらいます。さあみんなで観に行こう。
●そのままHちゃんと新宿へ。何とかという安い魚屋でご飯。最近、店の名前がとんと覚えられん。魚がおいしい。TK合流。二丁目行って、さらに飲む。気が付いたら終電がとっくにない。しょうがないのでタクシー。はやく帰ってオリンピック開会式で歌うビョークを観なくちゃいけない。タクシーの運転手さんはメーターを押すのを忘れていた。660円。ラッキー。タクシーなんて滅多に乗らないからしらないけど、こんなことはよくあることなのか。よくあることだといいと思う。
●ビョークは歌っていた。すごく人間ぽくない。格好いい。
●調布の花火へ行く。ドイツMの友達のKさんという女性の方に会う。彼女はドイツに留学していたらしく、ドイツ語でMと話している。ドイツ語って素敵だわあ。イッヒイッヒ。イッヒ・リーベ。
●調布の花火へ行く。
東京で花火を観に行くのは初めてだったのだけど、もうその人の多さに泣きそうになる。調布の駅のホームが人で埋まっている。全く動けない。なんだこれ。しばらくじっとしていると、後ろからCが来た。ドイツMが目立っていたので、簡単に見つけられららしい。アイコンにもなる凄い奴。
●で、花火。ほんと、綺麗。
何かがほんとうに大きかったり綺麗だったりする場合。人はもうそうしか言えない。もうその場にいる全員ギャルになっている。
「でけー!」
「うわー!ほんと、でけー!」
「ちょーキレイ!」
花火評論家って、いるのかどうか知らないけど、いたらちょっと凄いと思う。なんだかんだでアカデミックっぽいこと言えたりする音楽評論などならまだしも、花火。ただ打ち上がって。ただ爆発して。あー、きれいー。の花火だ。こんなものを客観的かつ高尚に言えるのか。判断できるのか。花火評論家よ。だってすぐとなりにはローリー寺西にみたいな人がいるよ。しかもハンケツで。彼のすぐ後ろの普通の家族連れはどうなるんだ。バスが目の前を横切り視界が遮られるたびに、立ち上がるローリー。後ろの家族。お母さんは既に半笑い。子供達は「キャッ」と手で顔を覆っている。子供はかわいいなあ。判断できるのか。
花火には裏表があるって、この間誰か言っていた気がするけど、その表裏は見分けられなかった。
●凄い人混みの中をゆっくり帰る。
ドイツMも花火には感動していた。
でも多分、花火そのものよりもこれを観るために2時間かけて、それから帰るために3時間かかる、というところが日本っぽくてよかったと思う。帰り際、Mがボソっと言う。
「こんなに人混みの中を3時間かけて帰らなければいけないのに、花火を見に来る価値があるのか。」
あるに決まってる。
●朝、帰宅。CのiBookにOSインストールしながら寝てしまう。
はっと気が付くと既に昼過ぎ。まずい。
今日は、朝はやく京都からの友達Kさんが来るはずだった。
●電話をすると、Kさんは浅草にいた。夕方あたりにこちらに来るということでさらに寝る。そうとう駄目な土曜だ。
●Kさんが来る。
一息ついてから、C家へ。昨晩知り合ったMやTさん達も一緒に晩ご飯を作る。ドイツ人のMがハンブルガー(ハンブルグとハンバーグをかけてる?ねえ、Mはかけてるの?笑点なの?よくわかんないんだけど)を作ってくれた。うまい。
●夜のギロッポンへ。森美術館でやっているMoMA展とイリヤ&エミリア・カバコフ展をみにいく。イリヤ&カバコフって、ここに来るまで全然知らなかったけど、おもしろい。作品どうこうよりもその視線で遊ぶようなもの面白い。って、ていうかそれが作品なんですけど。グルグルだわあ。
●夜12時をまわってるっていうのに、大勢の人がいる。美術館を取り囲む展望台には、大勢のカップルが腰を下ろしていた。ベンチが隣接しているので、さすがにここではカップルはミシン目状にはなっていない。それどころか窮屈なくらいじゃないか。後ろから見ていると、そこに座っているその女の子はいったい右か左かどちらの男の恋人なのだろう。僕が間にはいって座っても分かんないんじゃないか。なにが分かんないんじゃないか。
●四谷へ。H家はなれで飲んだくれているTHに合流。すぐに寝てしまったTは放っておいて、Hちゃんと熱いトークを展開する。
今朝、夜行バスで京都からきたKさんには相当ハードな一日だったのではないでしょうか。おつかれー。
●昼間、JCAとご飯。多忙のAや北海道在住のCにひさしぶりに会う。どうもおひさしぶり。あらみなさん元気そうで。
●夕方、Sと根津へ。初めて来た。今日は、鉄割アルバトロスケットを観るのです。半年くらい前にCの日記で存在を知って、半年くらいずっと観たかったのです。かなり楽しみ。
それにしても根津はおかしい。なにかおかしい。
会場は宮永会館という公民館のようなところ。いいわあ。入り口でM君に会う。音響を手伝っているってことを全然知らなかった。そしてこれも後から知ったのだけど、KiiiiのUさんが出演していることも全然知らなかった。どこかで観たことあるなあと思っていたら、それはUさんとのこと。それは観たことがあるに決まっている。実際2回くらい観たことがある。
●本編。「大根+1」。
面白かった。渋さで踊っている人とスキンヘッドのシャブ中みたいな人が相当まずい。もうあれはまずい。スキンヘッドの人は高田純次並みの違和感のある声を発している。あきらかに目の前にいる人に向かっていない声。あんな声をだせる人、僕はもう他にY くらいしか知らない。格好いいー。
●「大根+1」の後、休憩。
2幕の始まりで、客席後方で照明とテロップをやっていた人が拡声器で叫び出す。
「お前の踊りを踊ればいいんだよ!お前の踊りを踊ればいいんだよ!お前の踊りを踊ればいいんだよ!お前の踊りを踊ればいいんだよ!お前の踊りを踊ればいいんだよ!お前の踊りを踊ればいいんだよ!お前の踊りを踊ればいいんだよ!お前の踊りを踊ればいいんだよ!お前の踊りを踊ればいいんだよ!お前の踊りを踊ればいいんだよ!」(うろ覚え)
その叫びとともにステージではひな鳥のような男性が踊っている。まさしくお前の踊りを踊っている。感動する。
●死んだカナリアの話と、掃除したから綺麗になっている部屋の話が大変面白かった。
●お団子が配られる。おいしかった。
●帰りぎわ、Sに
「そうか。俺らも俺らの踊りを踊ればいいんだね!」
というと、Sは一言。
「ていうか、ワタシもたけちゃんも俺らの踊りしか踊れないから。」
ああ。
●午前中、早起き。SMと和田堀公園にいきフリスビーする。
日曜の公園は人が多い。老若男女、さまざまな種類の人が来ている。印象深かったのは、野鳥の会かなにかのおじいさんたちの集団。みな一様に超望遠レンズのついた一眼カメラを持っている。そんな望遠レンズで狙うほどの遠くがこの公園にあるとは思えない。どうやら鳥じゃないな。やつらは鳥を狙っていない。
メイングラウンドをサッカーする若者達に占拠されていたからか、少年野球団の子供達は公園の外れ、僕達がフリスビーをしているすぐ横でコーチの罵声を浴びていた。
「オラァ!そんなの走ってるって言わないんだよ。上に跳ねてちゃダメなんだよっ!上じゃないんだよ。前に飛べよっ!」
とても怖い。コーチはとても怖かった。両親なり先生なりが少し子供をしかったり、ましてや手でもあげようものなら訴えられるような最近。そんな中、そのコーチはとても勇ましかった。
「俺は訴えられてもいい。俺がこのチームを強くするんだ!」
という断固たる決意が伝わってくる。
最中、そのコーチの方にフリスビーが飛んでいかないかだけが心配だった。いやむしろ飛んでいって欲しかった。そして私たちにも罵声を下さい。
「オラァ!こんなフリスビーしてるだけじゃ、日曜だなんて言わないんだよ!」
●そんなことを言われたのでフリスビーも早々に切り上げ新宿へ。
空飛ぶ雲の上団五郎一座:キネマ作戦を観に行く。先週くらいにこの公演のことをしった。2年くらい前の第一回公演の時は行けなかったので、今回こそはとオークションでチケットを買った。
開演前に喫煙所にいると、筒井康隆が煙草を吸いに来た。一目で分かった。目立ちすぎだよ。
で、公演。
期待が大きすぎたのか、面白くなかった。なんか、「俺は必ず笑いに来たよ!」という無理矢理なテンションを持ち込んでいるお客さんが多い。絶対に笑えないところでも笑い出す。それが理由というわけではないが。なんか全体的にあんまり面白くなかった。残念。
●夜、KMと遊ぶ。深夜になってJ来る。アメリカ在住のアメリカ人Jは、なんか用事があって今日本を訪れている。今日から水曜あたりまでウチに泊まるらしい。4年ぶりくらいにあったJはなんかとても勇ましくなっていた。スキンヘッドだし。
●ラッキーなことに2,3日まえにこの日記で告知をしたTV。21型パナソニック製テレビデオに早くも貰い手が現れた。よかった。よかった。
夕方近く、CがそのTVを引き取りにやってくる。
The SmithのPV集をみたりする。Queen is deadのPVなどがデレク・ジャーマンだったことに驚く。そんなこと全然知らなかった。Cが見たいと言わなければ、そのビデオはずっと押入の奥に押し込まれていただろう。ありがとうございました。
●Cは車で来たので、帰りにそのままにドライブに行く。トウキョウのヤングがサタデーナイトにドライブに行くところっていったらそれはもうお台場しかない。
ダイバだ。
一度くらいヴィーナスフォートに行ってみたい。「うん。おれ。ヴィーナスフォート行ってるよ。」と言いたい。
そんな思いが強かったので、車中、ヴィーナスフォートヴィーナスフォート言ってたら、
「なんでそんなにヴィーナスフォート?」
と言われる。そうか。ヴィーナスフォートはもう流行のアイテムじゃないらしい。そう思って周りを見渡すと、2,3年前に来たときとはかなり様変わりしていた。ヴィーナスフォートではない、ビルやモールがたくさんある。
そうか。今の流行のアイテムはヴィーナスフォートじゃなかったよ。
アクアシティだ。
ダイバの一角、よく分からないモールの6Fでご飯を食べる。ブレードランナーのセットをそのまま持ってきたようなその6Fには、中華料理屋しかない。中華の哲人・陳健一を負かしたという何とかという人物が料理長のそのお店は、ほんとうに中華の鉄人を負かしたのか、というような味だった。もしくは、中華の鉄人は本当に鉄人?
砂浜。
ダイバには人工の砂浜があった。ここでもカップルはやはりミシン目状に並ぶ。京都・賀茂川の辺もやはりカップルはミシメ状に並ぶ。そこらへんはやはり西も東も全国共通なのだ。でもここでこれがたとえば、日本人じゃなくスペイン人だったらやはりまた彼らはミシン目状に並ぶだろうか。スペイン人は情熱的だ。もしかしたら彼らはミシン目状などではなく、もっと情熱的なフォーメンションで賀茂川の辺に並ぶかもしれない。情熱的なフォーメーションって何か。
デビッド・グラブスがこの夏来日するらしい。イベントの名前は、
DAVID GRUBBS SOLO AND OTHER FORMATIONS
これは情熱的なフォーメーションか。
これを情熱的かどうか判断するのは、こちらではない。そういう事では、OTHERというフォーメーションは正しい気がする。
もとは海だった埋め立て地にはる砂浜から東京タワーが見える対岸を臨むのはとても変な気持ち。OTHER FORMATIONS。
●帰宅。Nから引き受けていた照明を取りにMT来る。ワイン持ってきたもんだから、全く酔っぱらってる。
酔っぱらってる。ちゃー。
●ユーロ始まる。観るよ。風邪はちょっとよくなる。
●原美術館へ。Nと野口里佳の展示を見に行く。
野口里佳の写真をみるのは初めて。本やには平積みされていたりするのだけど、なんとなく手をのばしていなかった。で、展示よい。冒険写真家なのかと思うほど、海底遺跡やらロケットセンターやらといろいろな場所に行っていたりする。写真とタイトルのバランスがなんかおとぎ話のような。
初めて原美術館にいったのだけど、もう素晴らしい場所でした。中庭のような場所ではオシャレなカップルがティをしている。僕らもまけじとオシャレにティをする。果たしてオシャレにティできていただろうか。
●下北沢に行き、ジャージを買って帰宅。そしてそのまま八幡山へ。フットサルをする。
Oが最近、仕事先の人たちと始めたというフットサルに参加させてもらう。かれこれ一年ぶりくらいにボールを蹴る。予想はしていたことだったが、やっぱりボールとは関係のないところで足がもつれたりして転んだり。ボールとは関係のあるところでも、もっとそれ以上に足がもつれて転んだり。
もう最初の試合で吐き気を催すほどの疲労感に襲われる。両足つる。なんなら腰、背中くらいまでつったかも。
でも続ければ多少は体がよくなってくるらしい。
続けるしかねえ。やるしかねえ。と息巻くと、来週は朝9時スタートらしい。ちょっと考えさせてください。
●神宮球場へ。KKNとヤクルト中日戦を見にいく。
神宮球場にくるのも初めてなら、セリーグを観るのも初めて。かなり楽しい。まず既に球場まで歩いていくのが楽しい。なぜかその球場に続く道だけ人がどんどんやさぐれていく。球場に着く。ヤクルト側の外野自由席へ。人がもっとおもしろい。かなりの粒ぞろい。かなりキャラが勢揃い。サッカーのサポーターとかいっている人たちとは明らかに異なっている種類のおじさん。おじさんならまだしも中学生みたいな子まで特効服みたいな服をきて応援団に所属している。応援団に所属しているならまだしも、お酒も飲まずにお菓子ばかり食べてただただ試合に集中している人もいる。それもかなりの数。
そんな面白い人ばかりなので僕はもう野球どころじゃありませんでした。
そんなこといってもやっぱり生でみる野球はおもしろかったり。全然打てない外国人バッターに「仕事しろよー。おめー。」って叫んでいる酔っぱらったそのおじさんは明らかに仕事してなさそうだったり。そんなことがいちいち面白く。やっぱり試合に集中できていない。
激しいのは阪神ファンだけかと思っていたのだけど、全然そんなことはなかった。ヤクルトファンは相当いい。どこかのファンになるってのは、いいもんなんだなとしみじみする。じゃあどこのファンになればいいのか。
ホームランがでると、みんないきなり傘をひろげる。東京音頭。みんなその傘いったい何処に隠し持ってんだ。
もう何度書いたかしれないが、日記がやっぱり滞りがち。
とりあえず思い出す。
ーー
●京都散策。ドライブ。
リバーバンクという鴨川沿いの喫茶店でドライカレーを食べる。京都の古くからある素敵な喫茶店のご飯はたいていまずい。まずいと言えば、ホワイトハウスもまずかったな。あれはまずかった。また行きたい。三条に出てもらって御池煎餅買う。京都にきたら、ここの煎餅たべないといけない。お土産用にも3つ買う。そのうちの1つを早速車中で食べてしまう。東京にかえるまでにまだ手元に残っているか心配だ。
●そんなわけでやっぱりホワイトハウスへ。二年ぶりに来ると、店は臨時休業らしい。ついあのオジイも死んでしまったか。
と悲しい気持ちになっていると、店の中からそのオジイがでてきた。
話を聞くと、臨時休業ではなくて、もう店をたたんでしまったらしい。とても悲しい。あんなまずいご飯がもう食べられないなんてとても悲しい。
●悲しみのドライブ。琵琶湖へ。鯉ヘルペス。
湖岸ではたくさんの鯉をみる。死んでいる。腐っている。なぜカップルは鴨川沿いにミシン目状に腰を下ろすのか、という状況と同じように一定の間隔をおいて鯉が湖岸にうちあげられている。おそろしい。
鯉を尻目にキャッチボール。バトミントン。
●また、あいかむでご飯。漫画がたくさん置いてある定食屋さん。ひさしぶりにドラゴンボール読んだ。これは面白い。
●U家の台所ではなぜかニンジンが育てられている。育っているから驚く。
●この間、ちゃんとやると決めたばかりの日記の更新が滞っていた。今度こそちゃんとやろう。煙草もやめよう。
●京都に来ているのです。
Uちゃんに自転車をかりて散策。京都いいわあ。ほんといいわあ。
●一乗寺へ。Kさんの家に遊びに行く。今日は昼間からキッチンで料理酒を飲んでいるようなことはなかった。Kさんの家に行くのは凄く前から楽しみにしていた。この家には機織り機があるのです。Kさんはかれこれ3年くらいバイトで西陣織の帯を作っているという話だけは聞いていた。それをずっと見てみたかった。
それは本棚だらけの家の一室に置いてあった。
かなりでかい。
何百本?という細い糸とそれをつり上げるため真っ直ぐにのびる細い針金、それらを支えるためにがっしりと組まれた太い木の枠。もうかなりうつくしい。もう僕も欲しい。こんなにでかくなければ。
一畳分くらいの大きさだよ、と聞いていたので、なんなら僕もそのバイト始められないかしら。と思っていたのだけど、どうにもそんな手軽な大きさじゃなかった。4.5畳くらいの部屋を占領している。
作業をちょっと見せてもらう。なんてミニマルな作業なんでしょう。かなりトリッピーな作業なんでしょう。
ほえー。鶴もこうやって織っていたのですね。すげえ。やるなあ、鶴。
サンプルの端切れをもらう。ありがとーっ。
●そこからほど近いと教えてもらった狸山不動尊へ行く。ほどちかいものの、ここまでの急な勾配は予想していなかった。自転車をおしていく。かなりきつい。境内からさらに上へのぼっていく道がある。ちょっとハイキングのつもりで行ってみたのはいいものの、もう遭難するかと思った。草がもうもうとしていき道は次第になくなっていく。道しるべの為に一定の間隔で道の脇に置いてある地蔵の形も徐々につぶれていく。18番くらいまできたところで道が別れた。日が傾く。あやうくパニックの世界に突入するところだった。遠くには京都の町が見えている。もうこんなところで遭難するとかってありえない。で、(多分)上までいっても何にもなかったのだから、僕の腿はつってしまった。
境内におりる。
僧侶さんがいたので聞いてみる。
「この上には何があるのですか。」
「ハイキングコースみたいな感じなんですけど。行っても特に何もないですよ。」
知ってる。
●あいかむで天ぷら定食食べる。
●夜、京都でもまた麦子の会を開く。で、Sちんが描いてくれた麦子が凄い。自分の中でさえもボヤっとしか思い浮かべられなかったイメージを見事に具現化してくれた。ていうか、まず何より普通に絵がうまい。美大生よりうまい。
ありがとう。
これでもう生活に欠けていたものが補われました。わーい。
●そうだ京都いこう、新宿駅でその広告をみてそのまま京都にきてしまった。
なんてことはあるわけもなく、企て通りに京都に来ている。
●すごく久しぶりに来た。なんだかんだで2年ぶりくらいかもしれん。雨がふっているし、明日は台風が来るのだけど、京都はいるだけで楽しい。京都弁きくだけで嬉しい。
●NUKと会う。
Nに連れて行ってもらった食べ物やさんが素敵だった。京野菜の八百屋さんが市場内でやっている。普段は、というか外観も内装もみたまんま殺風景な八百屋なのだけど、そこにカウンターと家庭用のダイニングテーブルがある。ただ机おいてみました、というようなテーブルで食べる京野菜の料理がかなりうまい。うまいうまい。賀茂茄子うまい。Nヤンありがとう。
他にもたくさん料理があったのだけど、京野菜の名前もよくわからないうえに漢字もよめないのでわからん。
こういうところにくると、飲めないくせに飲む。意地でも飲む。
そして意地とかではなく、Kさんはお酒をよく飲む。前からよく飲むような印象はあった。でも乾杯の後、テーブルに置いたグラスが既に空になっているような人ではなかったはずだ。そんなグラスでもなかったはず。
●UちゃんSちんが秋に結婚するというビッグニュースを聞く。ていうか正月に報告したはずらしいのだけど、全然知らない。ともあれおめでとうございます。おめでとうございます。
●地下鉄がなくなったので、タクシーでU家へ。MKタクシー。びっくりするくらい親切なドライバーさん。
「車内の温度は丁度よいですか?」
フットボールアワーのボケの方に話し方が似ている。温度どころじゃなかった。それだけが気になってしょうがなかった。
U家新居。松ヶ崎。前に来たときよりも広く綺麗になった部屋。すばらしい。Sちんと一緒に住んでいることも初めて知る。そんな婚前カップルの新居にお邪魔しちゃってどうもすいません。LANポートまで占領しちゃってすいません。明日は自転車貸してください。
●夕方、東大へ。菊池成孔の講義を聴きに行く。
東大に初めて入った。うへー。ここが東大。ちょっとドキドキ。Cに教えてもらったとおり講義が行われる教室の前には長蛇の列が出来ていた。Cもいる。きくところによると、正規の受講生である一年生以外の生徒、外部の人間は列に並ぶことになっているらしい。やっぱり外部の人間が多いのか。言われてみれば、パッと見る限り、なんかジャニスとかにいそうな人が目に付く。
●「12音平均律→バークリーメソッド→MIDIを経由する近・現代商業音楽史」
という名前の講義。いやこの時点で既によくわからない。多分分からないんだろうな、と思っていたらそうでもなかった。おもしろかった。大学の時に受けた大友さんの講義を思い出した。とりあえず音をきいて、雑談8割という感じで授業が進む。大友さんの講義よりも難しい単語が頻出するが、そこはまあナルナルの襟の開き具合に比例してという感じでしょうか。
で、今日はプレモダンについて。
ジャズについてもう全く何も分かっていなかったのだけど、ちょっと興味がわく。来週も来ようと思ったら、来週は休講とのこと。
●不安定な生活サイクルが2周半ほどしたところで、今日は朝6時に起きる。すばらしく気持ちがよい。天気もよい。
出かける。用事があって、辰巳の方へ。こちらの方ってあまり来たことがない。前にお台場に行ったときもその直角のみで構成されているような街並みが気持ち悪かったのだけど、ここ豊洲の方も似たような感じ。やけに広い。
前に友達の間で少し話題になっていた公団をはじめてみた。
公団でなくCODANらしい。やけにでかい。やけにおしゃれ。
辰巳の駅ちかくにある、これはまた別の古い集合住宅群が相当にいい感じ。すれ違う人すれ違う人みな変。自転車のハンドルを前に倒して乗りこなしているツッパリ中学生をみたのは何年ぶりだろう。地元ですら見なくなったと思っていたのに、ここには居た。
●笹塚へ。庭いじり用の土をM君にもらいに行く。M家の庭はかわいらしく完成されていた。カレーの匂いのする香草やら、カモミールやらが植えてある。おれもカモミール植えたくなる。しかしダメだ、モロヘイヤとオクラを植えるのです。
カスピ海ヨーグルトをさっそくM家へ献上。いまさらながらカスピ海ヨーグルト。この日記、ここ一週間でのカスピ海ヨーグルトという単語の掲載件数はかなり多い。多い方だろうそりゃ。もしかしたら世界一かもしれないとほくそ笑むが、いやいやきっとそんなことはない。もっとこう。世界は広いはず。世の中にはきっとカスピ海ヨーグルトをこんな風に楽しんでいる人だっているはずだ。もう食べてすらいない。
●とてもおいしいグリーンカレーをごちそうになった上に、M君は口琴をくれた。まだ持っていない種類。まだ、とか言っている時点ですでにまずい気もするが、これはベトナムの物らしい。すごく簡単にいい音が出る。ありがとう。こうなったら世界の口琴を集めていくしかない。がんばろーっ。でも口琴をひいたりする人は、パワーブックにキーボードカバーはダメじゃないか。多分、巻上さんも言うはずだ。
「ソゥウウィゥィウイレハァアア、ケピッ、チチィガウッヨーーーゥバッ!」
口琴弾く人のキーボードカバーは、なんかもっとこう重厚な感じであってほしい。ペルシア絨毯とかモロッコの奴とかがよい。それじゃキーボード見えないやん。という向きもあるかもしれないが、そんなことはない。そもそも口琴を弾く人はキーボードみえなくてもいいはず。もっといえば、キーボードなくても打てるよ。
●14リットルの土がすげえ重たい。なんとかリュックに入った。歩いて帰る。これで今週中には着工する。ひまわり日記も再スタート。
●帰って、結果的な仮眠。電話で起きる。
起こされなければ朝まで寝ていたはず。うへー。バイトー。
●朝、バイト先の会社。でもすぐに帰る。
「すいません。友達のハレ舞台なんです。」
と言い、早退させてもらう。
「家族に不幸がありまして。。」と言おうとも思ったが、そうなってくると僕の家族は既に数十人を数えることになる。そんなにうちの母も肝っ玉じゃないと思う。
友人が舞台に出るのでそれをみたい、と伝える。
こんなこといったら、殴られるか蹴られるかのどれかだと思っていたが、そんなことはなかった。
「いやー。俺も劇団入ってたんだよ。」
意外な答えがボスG氏から返ってくる。
おそるべし演劇ネットワーク。そういえば、キャラメルボックスのNさんから公演に招待されたの忘れてたっ。
残念。
●原宿クエストホールで2日間限定の「松尾スズキ少女歌劇団」。
NHKエンタープライズの番組企画らしい。その舞台に最近知り合ったCちゃんが出るとのことでそれは是非みたい。番組企画なのでそんなに告知もされていない。整理券もならばずにもらえる。
松尾スズキ展という展示も併設されている。
なぜかBGMは岡村ちゃん。その時点で既に泣ける。
●劇始まる。
主演ソニン。彼女をとりまく(というかソニンを助ける)19人の女性陣の中にCちゃんがいる。そうとうかっこういい。
ミュージカルといっても普通のミュージカルのはずもない。そうとうサイケ。そうとうおもしろい。
30分くらいと短かったのですが、大満足。ていうか、丁度よい。これが後一時間あったら濃すぎて死ぬかも。
Cちゃん、おつかれさまー。
●帰り道、一緒に公演を観たAと高田渡について話す。
高田渡は最近ホームページを作ったらしい。当初は「高田渡的」というドキュメンタリー映画のウェブとして作られたらしいが、これまでに高田渡のオフィシャルページがなかったので、それをそのままオフィシャルとしていくみたいな経緯らしい。
Aいわく、おもしろかったのはBBSの書き込みとのこと。
「高田さんってこのサイトみてるんですか?パソコン持ってるんですか?」
というような書き込みがされているみたい。
訊くまでもないと思う。
高田渡がパソコンを持っている姿は想像したくない。なんならワープロだっていやだ。万年筆やシャーペンすら厳しいだろう。やっぱり渡は鉛筆じゃなきゃいけない。それも赤で。
想像してみてほしい。高田渡が夜な夜なネットサーフィンをしている姿を。
想像してみてほしい。高田渡がネットラジオを訊いている姿を。
想像してみてほしい。高田渡がモエーって言ってる。
いやだいやだ。そんな渡はみたくない。
いや実際のところは、WinMXでラングストン・ヒューズ落としていようが、ピート・シガーおとしていようが、どうかそれは公表しないでください。
この間、吉祥寺に行ったとき、ムゲン堂の前で高田渡を観た。いやほんとに好きな人には話しかけられもしない。話しかけられても困るだろうけど。
●ジャニスいって、社長と話してから帰宅。
●モグ会議。今日の会議は相当あつかった。
Kちゃんに何度も、
「いや、そこ笑うところじゃないから。」
って怒られる。
いや、ほんと、笑うところじゃないです。すいません。
前へ進む。
●自宅作業にしてもらったバイトの作業量がちょっとやばい。
どうせ毎日が夏休みのような生活を送っていたので、週末がないのは全くかまわない。
でも誘ってもらっていたフットサルに行けるのか、俺。
かなりまずい。まずいことになってきました。
土曜の朝7時。
●4時半起床。これはかなり早起き。感動すらする。
●今日中に確定申告に行かなくてはいけなくなったので、書類まとめる。
去年一度やっているので、なにかとスムーズ。
●旅行に行くNをお見送り。気をつけてー。持って行かないというので、一眼デジカメもかりる。
400万画素と古いものなのだけど、自分のカメラが壊れてしまっているのでかなり嬉しい。特に何を撮るというわけでもない。あえて言うなら、Kちゃんを撮る。彼は被写体としてちょっと凄い。10枚撮ったら9枚である程度のクオリティをだしてくる。この場合のクオリティっていうのは、土門拳でいうと仏像の場合ではなく、炭坑の場合です。もしくはクオリティとカタカナで書く場合に限ります。
去年の夏にビデオの編集手伝った沖縄のTさんという写真家のおじさんがいるのですが、彼は今年の秋にNY MOMA PS1でグループ展をするらしい。それにはびっくり。PS1っていったら、廃校をそのまま美術館にしたかなりオシャレな場所。ルーク・ヴァイバートもイベントやってたそんなところで。。
何でもするので連れてって!
●浜田山からまた「すぎ丸」にのって税務署へ。すぐに終わる。意外にすいている。
●吉祥寺。この前わすれていったデジカメをCちゃんに届けてもらう。
井の頭公園をぐるっとまわる。初めて池のまわりを一周した。寺から動物園から、ブルースマンから、子犬を連れたマダムまで。なんでもある、井の頭公園て。
とりあえず服を着ていない犬はいなかった。虐待だわ、それ。
平日の昼なのに、公園内は人でなんだかいっぱい。お祭りかい。
と思っていると、どうやら世間は春休みらしい。
春休みらしくムゲン堂で口琴買う。鉄製。竹製のムックリは歯をつかって音をだすということはない。
しかし鉄製の口琴は歯に鉄をあてないとどうやら音がでない。
鉄を歯にあてる。びぃーんと響く。イーッってなる。
これ苦手かも。
でも音を出すのはムックリより断然かんたん。倍音でるでる。でもイーッってなる。
●うどん食って帰宅。
●明日から短期バイト。はやくこれポストして寝なきゃいけないのに、ネットにつなげられない。ヤフーを40Mにしてからというもの、モデムの調子がどうもわるい。凄い勢いで点滅しているのに入り口を見つけられていない感じ。いやよくわかんないけど、そんな感じ。
だからはやく寝なきゃいけないのに、ネットにつなげられない。
こういうのはアレか。
結婚式でスピーチしている新郎の友人。本当のところ持ち時間は3分だったはずなのに、司会進行の手違い、あるいはPAの故障などで次の段取りにすすめない。MCは両手を引き延ばす様なジェスチャーでこう合図している。
「あとちょっと。あとちょっとだけスピーチ伸ばして。」
そんなこと言われても、新郎の友人だって困るだろう。彼はもっぱら真面目で誠実な奴ということでそのスピーチを任された。新郎の友人としてのスピーチ。ここはなんなら何人泣かせられるか、何人笑わせられるかという見せ所なのかもしれない。プレッシャーに耐えながら、仕事もおざなりにして一週間かけその文面を考えた。食事もおしんで推敲を重ねたその文面には、我ながらグルーヴすら感じている。新郎の子供時代の思い出から、ちょっとハメをはずしてしまった大学時代(このハメをはずしたと本人たちは思っているのだが、周りからみたらそう外してもいないという出来事だろう。例えば、盗んだバイクで走り出したりとか。しかも既に彼らは大学生だった。大学生はバイクを盗んじゃいけない。)そして新婦との出会い。その当時の新郎の揺れ動くハートをリアルタイムでしっているその新郎の友達は、その自分で書いた文面を読み返しながら、自然と涙がわきでてきた。とどめておけなかった。
「あれっ?なんだかしょっぱいぞ。」
自分でも何で泣いてるんだか分からない。
まだ、つながらねえ。グルーヴもねえ。
で、なんで泣いてるんだかわからないのです。僕がなんで泣いてるんだかわからないのは、きっとそう花粉のせい。アイデン&ティティをみたのが、花粉の季節だったら良かったと。そうであったら、もうアイデン&ティティだとか、ロックだとかそんな事情も関係なく、ただただ花粉のせいにできたのです。そんなことをその新郎の友人はふと考えた。
まだ、つながらねえ。
…と、ここで風呂に入っている間に、マックの調子もよくなるだろうと考え、風呂にはいった。
さっぱりと。そして再びマックに向かう。あれ?なんか完全にいってしまっている。向こう側へ。遠くへ。
明日からこのマック持参でバイトだってのに。どうしようこれは。仕方なく朝の4時からHDフォーマット。OSインストール。全然寝られていない。これはまずい。非常にまずい。
●朝、荻窪集合。KKAと水戸へ。
水戸芸術館でおこなわれる小杉武久のコンサート「MEDIA MIX」を観に行く。去年の秋、オノヨーコ展を観に行ったときと同じように、今日もまた、牛久の大仏(宮沢章夫さんの日記で大ブームの)を観に行こうと提案するも、またもや却下される。ていうか、時間的に無理。じゃあやっぱりいつか牛久の大仏を観るためだけに、茨城県に行かなきゃいけない日が来るのか。大仏は相当でかいらしい。
●水戸芸到着。
時間があるので近くのハンバーグ屋さんでランチ。ビーフを謳った魚肉ミンチを固めたようなステーキランチ定食。ほんとうに美味しくない。美味しくないどころか、食後12時間以上経っているにもかかわらずまだ胸やけがしている。気持ち悪い。
このあいだのゴンカレーもそうだけど、水戸にご飯が美味い店はないのか。あるとしたらどこら辺にある?県外から水戸に来る人達の目的は大抵の場合、映画祭か芸術館だろう。だとしたら、その芸術館の周りに美味しいお店がないのは、かなり問題。大問題。
だってまだ胸やけしてるから。
●小杉武久コンサート始まる。
自分から言い出して3人を誘ったにもかかわらず、俺はまた寝てしまった。
だって気持ちが良かった。
ていうか、ほんとうに気持ちが良かった。
コンサートの半分くらいまでしか記憶がない。
あとから話を聞くと、僕が寝た後に登場したバイオリンやらがかなり良かったらしい。
うん。バイオリンを手に持つあたりまでの記憶はある。確かに持っていた。
●折角きたので、企画展も観る。
「Living Together is Easy」という名前の企画。
高嶺格と言う人の作品が好き。説教臭いディズニーランドみたいな作品。
ブンブン直球で説教臭いのすきです。Aと「やっぱ直球だよね。」というような事で盛り上がる。アイデン&ティティ同盟。そういえば同じ大学で初めて
「アイデン&ティティだめだったわー。直球過ぎたわー。」という人に会った。
違います。アイデン&ティティは直球超えてます。剛速球なのにすごく遅いんです。
あと
デヴィッド・ロチェスキー David ROSETZKY
ローズマリー・ラング Rosemary LAING
の作品が結構すき。
●あと企画展とは直接関係ないのかもしれないが、少し離れたところで小さい展示コーナーがある。
クリテリオムという企画。多分、新進作家を紹介していくようなコーナーだろうと予想。
そこで展示されていた森本絵利さんという人の作品がかなり衝撃。
A4のチラシをただただ細かく切った物をビンにつめているだけ。ただただ細かい、っていっても相当細かいんですけど。0.65mm四方。その紙を切っている様子がビデオで流されていたのだけど、はさみで切っている。機械の様な正確な手さばきで次々と0.65mm四方ができあがっていく。
で、手タレ?っておもうくらい手も綺麗。関係ないけど。
もう大変うつくしい。ヴォルフガング・ライプの花粉と一見似ているのだけど、でも全く違う。
違う強度をもった作品。手タレ系。
いいもの観たわー。
●帰宅。
部屋がこのあいだの51OFFのまま、ちらかったままの事をすっかり忘れていた。ショック。とりあえず片づける。死んだ様に寝る。予定。
●O君から突然の電話。茅場町へ。>タカイシイ・ギャラリーに行くことになる。以前は大塚にあったこのギャラリーは、小山登美夫ギャラリーやギャラリー小柳とともに茅場町に移った。古いビルにいくつもギャラリーが入っている。
初めて来た。えらくお洒落。でも住所が茅場町というところで調度よいバランスが保たれているのかもしれない。現代美術のギャラリー群が、これが、青山あたりにあったらちょっとヒく。でも、それを見越して茅場町あたりに居をかまえるところが、やっぱりお洒落。軍配はオシャレにあがった。
あ。でもそんなこといったら、代官山にはギャラリーがたくさんあった。あそこにはたくさんあった。表参道しかり。
別にヒかないな。
●で、呼ばれてついてきただけなので、今どんな展示がやっているかも全然しらなかった。だけど、来てみたら大当たり。
「invisible birds 見えない鳥」というグループ展が行われていた。出店作家には立花文穂や服部一成がいる。すげえ。グループ展はやっぱり難しいな、というのはまず感じたのだけど、でもクサナギシンペイとか立花文穂の作品が良かったので大満足。
●そしてこの展示を企画したのがO君の友達のYさんという女の子。しかも同い年というのに驚く。
●このギャラリーに勤めるJ(アメリカン)をO君が紹介してくれた。たいへん良い人。日本にいる外人さんは大抵いい人だ。なんでだろうか。忙しい中、写真のポートフォリオを見てくれる。どうも有り難うございます。イシイ氏は不在だった。2年前にダグエイケンの撮影を手伝わせてもらったときに、一度だけ見たイシイ氏はエビスジーンズを履いていた。それが何故か強烈に印象に残っている。今でも履いているだろうかエビス。タカイシイ・ギャラリー。興味はつきない。
●高円寺に行き、ご飯。
円盤というレコード屋さんにも初めて行った。ていうかジャニス行くから殆どレコード屋さん行かない。買いたい物はたくさんあったけど、どうにも買えない。
●新大久保。地下にあるちょっとネイティブな韓国料理屋でICU系の人と飲む。そこで知り合ったYさん。今、大阪の味の素の勤めているという彼が面白かった。Hちゃんが
「味の素、身体にわるいんでしょ?ケミカルっぽい。」と言う。どうやら彼女はアンチ味の素らしい。すると、Yさんは
「砂糖は身体に悪くないでしょう。塩も悪くない。でも砂糖だって塩だって、たくさん摂取すれば身体に悪いものになる。味の素もそれと一緒なんです。」
すげえ納得。
営業の力を知る。って当たり前って言えば当たり前なんだけど。でも大人はこういう当たり前のことを如何に当たり前以上に伝えるか、ということに長けている。
と感心していると、Yさんも同級生でした。同い年でした。失礼しました。
●ひさしぶりにたくさんお酒をのんだ。焼酎飲んだ。ひさしぶりだったので、自分のアルコール許容量を忘れていた。緑茶焼酎だったのもあり、気がつくとグビグビ飲んでしまっている。
●ひどく寒い。最近いよいよ寒い。真冬。
●朝、駅前の銀行へ。三井住友の口座をつくる。
バイト先の振り込みや家賃振り込みが自分が利用している銀行とは異なる。家賃に関しては、かれこれ1年以上ほったらかしにして他行から振り込んでいた。倍近く振り込み手数料が違う。アホだった。
なんでこういう事は異様に面倒くさいのか。昨日の抱負じゃないけど、とりあえずそういうところから。ちゃっちゃと。
100円で普通預金開設。
●その勢いで府中へ。府中自動車免許試験場へ免許の更新に行く。中央線からバス。にしてもなんで試験場はこんな不便なところにあるのか。
●久しぶりに来たのだけど、試験場は何もかわっていない。相変わらず駅前で献血もしている。この間来たときは、免許の筆記試験の結果待ち時間に献血したな。あれ以来、血を抜いてないし、流してもない。
地元にいた頃は、それはもう毎日血みどろの生活だったのに、それも今思えば懐かしい。あだ名は、火の玉だったな。それで相棒のあだ名が狂犬病だったよ。
そろそろまた血が見たくなってきた。
また献血しよう。
●ところで、献血は身体にいいって誰かが言っていた気がする。本当なのか。
基本的に火の玉とか呼ばれる様な生活を送っていない限り、血を流すことはそうそうない。身体の中の血は、もちろん循環しているがずっと同じ。献血することによって、失った分の血を新しく身体がつくる。なので、献血は身体にいいらしい。
というようなことを、つい最近誰かが言ってた。
●で、府中。初回更新なので2時間の講習を受けなくてはいけない。異様にハイテンションな職員さんが、異様にハイテンションに話し続ける。講習というよりむしろ講演?
誰も、お前が一日どれだけ酒飲むかなんて知りたくない。
どんな種類の酒が好きかなんて知りたくない。
●で、やっぱり免許試験場は面白い。それも、すごく面白い類に入る。
ここまで様々な種類の人間が入り乱れているところが他にあるだろうか。大人になってから、教室みたいなところでその雑多な種類の人たちが隣り合わせに座っている。もうそれだけで笑える。
ソリコミのヤンキーと、ノートPCを小脇にかかえるビジネスマンが仲良く並んで座っている喫煙所。ヤンキーがどのタイミングでビジネスマンに殴りかかるのか。
「すかしてんじゃねーよぉー。パソコンもってんじゃねーよぉー。」
僕はもう気が気じゃなかった。
僕をはさんで反対側では、
「おれ、この間パンチ力390でちゃったよぉー。でもオレの弟、もっとスゲえんだぜ。」
やっぱり世界はパンチ力だと確信する。
免許どころじゃなかった。府中はパンチ力。
●それだけじゃない。
何から何まで府中試験場は、ちょっとふざけている。ふざけている、というと悪意があるようにも感じるが、そうじゃなく、オフザケ?といった類の理解不能の数々。
●バスで三鷹へ。K家で作業。ちょっと進む。
夕ご飯ごち。とても美味しかったです。ごちそうさまでした。
今度は一品持ち寄りで。
スフレのチーズケーキを作ります。
●月末から始まる予定だった定職がダメ。また探さないと。うきゃー。
●ムサビへ。
Mさんと助手展を観に行く。お目当ては今年で任期がおわるMさんの作品。写真。グラデーション。綺麗。Mさんの作品を見たことは過去に数える程しかないと思うのですが、あれ、でもこんなストイックな感じだったっけ。インクジェットでプリントしているのに驚く。やっぱりみんなデジカメ→プリントアウトという流れなのですね。こんなときにカラーの引き延ばし機と現像機がどうしようもなく欲しい、とかいっているような奴は駄目でしょうか。
●帰り、MMKと吉祥寺でご飯。MMKといっても、モテテモテテコマッチャウと一緒にご飯食べた訳ではないです。仕事帰りのKちゃん合流です。
今年の計画などを話すも、ボスのYがいないのでどうにも進まない。っていうか、話進めてもYがこの場にいないと、次にまた話を壊されるのは目に見えている。なので、あえて進めない。
はやく風邪なおしてください。>Y
Mさんのおごり。ごちそうさまです。
●Mさんの車は禁煙車。
タバコ吸うのに、禁煙車にしているのはちょっとねえ。ダメだねえ。
●初めて森ビルの中へ入った。
モリアートミュージアムへ「ハピネス展」を観に行くのです。すっげえ。高い。展望階と美術館の階が同じ。そんなことをしらない僕は、最上階に着くなり美術館そっちのけで展望台を楽しむ。楽しい。高い。富士山見える。
●肝心のハピネス展。
なんか、もうオールスターというか、よく分からない。見ることができることが楽しい作品がいっぱい。でも楽しいは楽しい。六本木ヒルズにある美術館として素晴らしい展示という感じ。
ルフの写真が綺麗でびっくり。
●渋谷へ。
派遣登録その3。かれこれ3つめの派遣会社登録。これだけ登録しとけば、もう十分なんじゃないか。
「もう十分だよ。おまえはよくやったよ。」
きっと、みんなもそう言ってくれるだろう。もう働かなくてもいいんじゃないか。
●まあそんなこといっても、今月末からは定期収入をゲットしないとやばいので。
●夜、KKと打ち合わせ。そしてホーミーの練習へと移行していく。誰がやりだしたかしらないが、今、ホーミーが相当熱い。トライバルブームも去った今、今頃なにいってるんだと言われても仕方ないかもしれない。しかし、ホーミー面白い。
●打ち合わせはボチボチ前進。
●寝てない。辛い。
派遣登録用のポートフォリオつくってたら、結局寝られなかった。
夕方、赤坂へ。
某派遣業者への登録。2人に面接されて緊張した。派遣会社の人達はみんな優しい。
●その後、表参道へ。
鈴木康広さん、山極満博さんの展示のオープニングへ。NにDMが届いたらしく、誘われたので来たのだけど。これがかなり来て良かった。
今まで鈴木さんの作品を実際みたことはなかったのだけど。これがかなり良かった。
木の葉のエンボス加工がされた紙に、閉じた目と開いた目がそれぞれ片面に印刷されている。それがスパイラルの高い天井に次々と吹き上げられ(この木の葉の補充は人力。全員参加。これが楽しい。)、きりもみ上に落ちてくる。
まばたきしながら落ちてくる。
●Y氏曰く、キーワードはエモーショナルな展示。エモーショナルとかそういう言葉は結構苦手なはずなのだけど、どうにもかなりのピンポイントでヒット。いいです。天井が高く、閉じていないスパイラルの会場にも合うような造形自体も良かった。
●久しぶりにY氏に会えたり、siteのSさん、Oさんにも会えたり。偶然Dちゃんにスパイラルの前で会えたり。以前僕がジャニスでバイトしていた時の会員さんと話ができたりと。いろいろかなり楽しかった。
●誘ってくれてありがとう。
最近なんだかありがとう付いている。ありがとうは続きます。
ああ。もう。ほんと。ありがとう。
●そして明日からは去年からやってるイラスト仕事のラスト仕上げ。やっとですね。
●岐阜に帰ってきているKと遊ぶ。
岐阜めぐり。行ったことのないところに行く会。
生まれ育った場所のことは、大抵よく知らない。
とりあえず冬の薄墨桜を見に行こうという計画だったのだが、もう日暮れ近かったこともあり断念する。岐阜市内をまわりましょう。
●とりあえず問屋町街の屋上。かなり良い感じの建物群。もうブレードランナーそのままの世界が昼間から展開されている。
●金華山ドライブウェイをブンブンすすむ。時速20kmでアウト&イン&アウト。ブンブンです。斎藤道三の稲葉山をとなりに望む水道山の展望台。
●山を下りたところにあるわらぶき屋根の珈琲屋さん。みため、ただの民家。
●少し進むと、そこには京都と東京が隣接している。とても近い。
ホテル京都の存在は、国道沿いに看板が出ているので知っていたが、その隣にホテル東京があるなんて思いもしなかった。かなり面白い。Kが駐車場まで入ろう、というのでドキドキしながら中へ。モーテル風になっている車でそのまま部屋の下へはいっていける構造。ここもまた近未来風だ。
写真を撮りながら、キャッキャと盛り上がっていると、中年夫婦が一室から出てくる。かなり気まずい。しかし、むこうにしてみれば、きっと僕らはこれからホテル京都に入ろうとしている男2人。その衝撃たるや、こちらの比ではないだろう。岐阜はきわめて保守的である。新年早々気まずい思いをさせてしまった。
●その後、ウグイス谷トンネルを抜けて、稲葉神社のちかくのカフェへ。左岸という名のちょっと高級ぽい素敵なコーヒー屋さん。
●という感じで、かなりローカル満喫な一日でした。
とても面白かった。今度、岐阜に帰ってきたときは、犬山の日本モンキーパークとそこに隣接するリトルワールドに行かなくては。
●名古屋へ。
高校の時の友達Sが、お洋服の店を開いたらしいので、そこへ遊びに行く。名古屋は矢場町、パルコの近く。詳しい場所は僕もよく分からないので説明できない。
フルールというお店。セレクトショップ。(本当はカタカナじゃなくてアルファベットだったけど、覚えていません。すいません。)
ふるい旅館を改装して作ったというそのお店はなんだかお洒落でした。緊張しました。
●で、友達が頑張っている。しかも同い年。一城の主。23歳で店を持とうと決意し、その半年後には友達とオープンしたらしい。半年っていうのには、相当驚く。計画性がなさすきるんじゃないか、とおもうところがないわけじゃないが、でもそれよりその行動力に感服。
で、かなり感動。
がんばれS!
●2004年は僕もセレクトショップをオープンしたいと思います。
●昼、Nと旅展〜ここではないどこかへ〜を観に行く。かなり好きな作品が3つくらいあった。期待していたビル・ヴィオラはあまり好きになれなかった。それでやっぱり素敵だったのは、行く人行く人が一番良かったと言っていた瀧口修造のリバティ・パスポート。加えてタージマハル旅行団へもパスポートを作っていたのに何となく感動する。
●唯一気になったところは、
あたかもその作者の意図のように壁に貼られている文章。4カ所。日本国パスポート、イタロ・カルヴィーノなどからの引用。これがかなり気になったので学芸員さんに聞いてみたら、やはり作者の意図ではなく。キュレーターさんが独自の判断でつけたものだとのこと。
入り口もしくは出口のところのあたりに貼るのならわかるが、作品のすぐ横にあたかも作品の一部のように貼るのはいかがかと思った。そういう演出はキュレーターさんがするべきなのか。
●原宿へ。ZAKKAという素敵な雑貨屋さんへ。ずっと前から一度来てみたかったのです。お店も店員さんもかなり素敵なのだけど、それが素敵すぎて、そういう場が不慣れな自分にはちょっと辛い。
でもこういうところには珍しくタバゴも吸えるカフェが併設されているのはかなりよい。
ミルクティの味はいたって普通でした。
●夜、KCとご飯食べる。回鍋肉です。冬は回鍋肉です。辛いです。うまいです。
●今年はなんとなくダラダラと終わっていくかと思っていたのに。そうやすやすとは実家に帰らせてもらえないらしい。
●何よりも悔しいのは「北の国から」が観られなかったこと。
明日明後日こそは必ず観てやる。
さよなら草太。観てないけれど。
●青山一丁目へ。
Cinematic Voices Vol. 6
のシンポジウムをHと観に行く。入り口のところで早速シャルルさん発見。ひさしぶりに会ったら髪の毛が伸びていた。あれはパーマか、天然パーマかどちらなのだろう。とても気になる。
●Kちゃん、Kちゃんも来る。
●ドイツからPODEWILという機関のキュレーター、エルケ・モルトレヒトという人を招いての「音楽の実験とは何か?その目的は」というタイトルのシンポジウム。英日同時通訳のレシーバーが渡される。同時通訳というのを初めて聞いたのだけど、あれ、凄い。なんで話を聞きながらそれを通訳できるのか。テーリ・テムリッツは英語で話せばいいものを、何故か日本語で話す。あまり流ちょうじゃない日本語のその意味を通訳するのは、並大抵じゃなさそう。安い翻訳ソフトみたいな日本語になっていて、それも面白かった。で、議題が議題菜だけに、そっちの訳の方がなんとなく意味がわかったような気になるのも面白い。
●肝心の内容はかなりひどいものだったのだけど、佐々木さんとか寝てたし。でも、いろんな意味でとても面白かった。いろんな意味でというのは、別に有馬さんの髪型とか、そういうことじゃなくって、内容がということ。
●青山墓地の横にあるデニーズで4人でご飯食べる。デニーズ高い。
そして今夜は異常に寒い。風強い。昨日、小平が凄く冷えていたのは、ただそこが小平だからかと思っていたけど、そうじゃなかった。大都会も寒かった。もう冬です。こたつ出さなきゃ。
でもそれにはかなり迷う。
こたつは間違いなく人を駄目にする。間違いなく僕は駄目になる。こたつなんてあったら、一日そこから微動だにしない自信がある。
ある!
だすっ!