●昼過ぎに起床。
今日は寒いのでH家でダラダラする。すごくおいしいというCold Stoneというアイスクリーム屋さんが近くにあるというので買いに行く。小さいのを下さい、と言ったつもりが出てきたのはでかかった。そのでかいのを食べながら帰る。そういえば今日は寒いから家にいたのに、なんでアイスクリームを買いにいってるのか。納得いかなかったので、帰り道にピザも買う。こうやって人はアメリカ人みたいな体格になっていくんだろうな、と隣を歩くHを思う。
●Hの住む部屋のマンションには屋上があった。とてもいい。裸で日光浴でもしてやろうかと思ったら、周りはみんなここよりも高いマンションばかりだった。裸で日光浴はちょっと嫌だな。
●今日はPS1でのオープニングとその後の打ち上げがあったらしいのだけど、やることがあって参加できず。さみし。
●朝4時起床。時差ボケか。W君、Mちゃんも起こしてしまう。ごめんなさいー。
起こしてしまったにもかかわらず、Mちゃんは朝ご飯をつくってくれる。ありがとー。
朝からなぜか「御法度」(大島渚)を観ることに。これまでこの映画は絶対面白くないとおもって観ていなかったのだけど、Mちゃん大プッシュ!この映画を、というか松田龍平を大プッシュ!「誰と誰が出来ているか。」という視点でみると何度みても新しい発見があって面白いというMちゃん。そういわれると確かに面白いかも。
今度はまた観たことがない「青い春」を観せてもらうことになりました。
●学校に行くMちゃんと一緒にアッパーイーストに戻る。今日は晴れていて気持ちいい。到着してから初めて晴れている。
●夕方、イーストヴィレッジへ。
ジョナス・メカスに会えるかもしれないという期待を少しだけもってアンソロジー・フィルム・アーカイブスに行くも、ジョナス・メカスどころか待ち合わせしていたT達も来ていない。W君ちへ避難。そしてそこにワインがあったもんだからとりあえず乾杯。そんなこんなですっかり酔っぱらってしまった頃にT達到着。
●H家に戻ってWMTとお好み焼きパーリー。全ての材料は日本食材屋さんで手に入った。O君が遅れて来た。
彼は僕やHと同じ高校に通っていたらしいのだけど、話したこともなかった。顔をみれば思い出すかもしれないと思っていたのだけど、顔を見ても「はじめましてー」と言うしかない。音楽好きでウルフカットのO君は人がいいのか何なのか、東京ではしょっちゅう人に騙されていたらしい。生まれて初めてラッセンの絵を買わされたという人に出会った。
それでその後もいろいろ盛り上がってたようなのですが、すっかり時差ボケのわたしはもう隣の部屋に行って勝手に寝てしまったらしい。いつものことですがほんとごめんなさい。Hの枕にその半分くらいの面積のヨダレたらしてごめんなさい。
●PS1へ向かう。早速ニューヨーカー気取りで地図もなにも持たずに出たら、全然わかんなくてもう泣きそう。クイーンズにあるってことは分かってたのだけど、どの駅でおりていいか分からない。とりあえず車窓から外を伺っていると、でっかくPS1とペイントされた壁面が視界に入ってきた。よかったよかったおれまだニューヨーカー。
●ブルックリンに豊光さん達と一緒に滞在しているTもいる。おっすおっす。
PS1で17日から始まる豊光さん達のグループ展の設営を手伝いにきたつもりだったのだけど、特に何もやることがない。ていうのも、やっぱりPS1、MOMAなんていう美術館での展示では設営からレイアウトまでちゃんとディレクターの指示の元に働く人たちがたくさんいる。そんなわけで他の展示をみたり館内を探検したりする。前に来たときは夏だったのでルーク・ヴァイバートのイベントとかがやっていて賑やかだったのだけど、今日は雨だしこの季節にはそういうイベントもあまりなさそう。
●で、豊光さんがPS1のスタッフともめている。
この展示は日韓あわせ計8人の写真家によるグループ展なのだけど、グループ展全体の構成と開場スペースを考慮するPS1側のディレクターの意向によってそれぞれの作家の作品数が半分近く削られることになった。特大パネル8枚での構成の豊光さんの写真も5枚に減らされる。しかもその写真のレイアウトがかなりオサレな配置。グラフィックっぽいレイアウトのそれは、言ってしまえば「沖縄・韓国・米軍」というテーマのグループ展の構成としては全くそぐわない物だと思う。でもここは新宿文化会館ではなくてMOMAな訳だし、MOMAでやってるから観に来る人が沢山いるわけだし、でも新宿文化会館でやったようなレイアウトにしてないとやっぱりそのテーマは観る人に伝わらない。でも結局のところ作者が伝えたいことよりも、他の人がみて思うことの方がよっぽど重要、と言う意見もあったり。しかもグループ展だし。そのあたりのバランスはすごい難しい。ってそんな難しいところはただのPS1探検部である僕が心配するようなことじゃないんだけど、アメリカまで来て片言の日本語で自分の意志を頑なに通す豊光さんはちょっと格好よかった。
●そしてアメリカ人が豊光さんの写真をレイアウトしているのがおもしろい。
●夜、W君、Mちゃんと会う。W君とはこのあいだメタモルフォーゼに一緒にいったばかりなのでそんな久しぶりという感じもしないのだけど、Mちゃんもなぜか久しぶりという感じがしない。イーストヴィレッジのビルマ料理屋で御飯。うまーい。その後、すぐ近くに住むW家のお宅訪問。とても素敵な部屋でした。ロフトがいい。
とりあえずmp3をお土産代わりに。
夜、帰るつもりだったのだけど酔っぱらってそのまま寝てしまう。時差ボケですね。
●NY到着。空港でTさんの携帯に電話するはずだったのだけど、どうにも繋がらないのでしょうがなくバスで移動。アッパーイーストに住むHの部屋へ。どうもお久しぶり。ひさしぶりのHはなんかちょっとまた大きくなっていた。もちろん人間がだ。見た目が全日系になってきたとかそういうことじゃないよ。
とかいろいろいつもの調子で好き勝手かいてしまうと、この旅行でお世話になる他の友達が僕をとめてくれなくなる恐れがあるのであんまり書かないようにしよう。Hが全日系になってきているとかはあんまり書かないようにしよう。でも「中途半端はいけないとおもって。コロコロになるって決めたんだ」って、一日一枚はピザ食おうとしているとかっておかしくないか。死んじゃうよ。
おせわになります。
●そんなわけで時差ボケ、移動の疲れですぐに寝る。
●問題は最近やった仕事の請求書をどうやって日本に送るか、だ。送るかっていうか、印鑑忘れてきた。目指せナンシー関。