たびするのページ


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2004年12月16日 (木)

Josef and Anni Albers

[ でかける, たびする]

●旅行に来ているのにこの出不精っぷりはひどい。Hに言われる。
「お前はなんて贅沢なんだ。他の旅行者はもっと一日一日を有意義にいろんなところ行ってる。」
ごもっともです。NYまで来て、寒いからって部屋でビデオみたりしてるのはきっとよくない。そんなわけで旅行といえばやはり美術館に行ったら充実感でも生まれるんじゃないかと思い、早速美術館に向かう。実は家から歩いて数ブロックのところがミュージアム・マイルと呼ばれる美術館通り。この間日本に展示が来ていたけど行かなかったグッゲンハイムに行く。5年くらい前に来たときはなんか入れなかった記憶がある。そして今日は休館日だった。かたつむりみたいな建物だけ眺める。とことんグッゲンハイムには縁がない。

●その隣のブロックにあったナショナル・デザイン・ミュージアムへ。
Josef and Anni Albers: Designs for Livingという企画展をやっている。パンフによるとバウハウスに在籍してた夫婦で、夫ジョセフはプロダクト、妻アニはテキスタイルをやっていたらしい。ジョセフとアニはなんておしゃれな夫婦なんだろう。かわいい椅子や綺麗な布、単品でみるとかなり素敵だ。それがdesighs for livingというくくりで展示されていると、一体これらがマッチするような生活はどこに存在するんだろう。どっちが作ったか分かんないけど、変形ステンドグラスみたいな展示がおもしろい。
上階では複数の作者による家具の「design≠art」という展示。そりゃそうだろ、と思いつつこっちもおもしろい。とりあえずでかかったらよし!みたいなのが多い気がする。大好きな四角で構成されたテーブルセットに夢中。
って、来てみるともう美術館たのしいわあ。行ってみると楽しいのに、わざわざ出かけていくのはなんか違和感がある。街をブラブラしていて、「あ。なんかやってる。」って、なにげなく入るのが美術館の正しい在り方だとする。でもその時点でもうそれはわざわざ出かけていくよりも嫌らしい美術への接し方。だからやっぱり美術館には勢い勇んでむかわねば!
新しくなったMoMA観たい。

●夜、やっとNYCに戻ってきたKJと会う。入国できてよかったね。
TONICの下のsubTONICで催されているというWの知り合いのイベントに行くも、W達に会えなかったのでそうそうに引き上げる。国連ビル近くにあるKJ宅訪問。あまり書くと怒られそうなので書きませんが、いい部屋です。そしてやっぱりよなよなコンピュータ。途中で東京のKJの家にいるのかNYにいるのかよく分かんなくなってきた。


投稿者 ta : 18:09

2004年12月15日 (水)

僕の彼女を紹介します

[ たびする, みる]

●「僕の彼女を紹介します」観る。
「猟奇的な彼女」の監督の作品で、主演女優も同じ。チョン・ジヒョン、かわいいのです。
でも面白くなかった。「猟奇的な彼女」で味をしめた監督が、おなじベクトルでもっと過激にしたらもっと売れるんじゃないかって作ったんだろうという予想が容易につく。でもこの過剰な詰め込みっぷりはちょっと恐ろしいほどなので観てもいいかも。
で、挿入歌にびっくり。なんでXジャパン?と思っていると、H曰く韓国でXは大人気らしい。もうこの歌がほんと気持ち悪いんです。

●夜、TONICにジョン・メデスキとマークリボー観に行くはずだったけど、あまりの寒さに断念。
ここ2日くらいでNYは一気に寒くなった。異常に寒い。

二階堂和美さんのサイトを観ると、ニカさんが往年の名曲をカバーするシリーズの新作「ニカセトラ003 忘年会編」の告知が。
今度は忘年会のらしい。しかも今回はmp3で無料ダウンロード。わーい。12/20からとのこと。


投稿者 ta : 19:42

2004年12月14日 (火)

2004年11月の写真

[ きりとる, たびする]

2004年11月の写真アップ。頑張って選んだのに、これまた異常な数になってしまった。全部南米の写真で250枚くらい。みてやってください。

●あととりあえずpicsのトップページだけ作り直した。そのうち他のページも全部つくりなおしたい。例によってWINで確認してません。おかしなところがあったら教えてください。


投稿者 ta : 22:38

2004年12月13日 (月)

おなかの調子

[ たびする]

●昼過ぎ、昨日そのまま寝てしまったW家から帰る。お邪魔しました。

●南米から戻ってきて以来、腹の調子が芳しくない。
日本からアジアの方に行き、屋台とかで何か食べると腹の調子が悪くなるのはよく聞く話だ。南米もしかり。向こうに行った直後は、下痢とまでは行かないが快調ではなかった。それが日が経つにつれて段々と平気になっていく。目や皮膚が慣れるように、胃も今まで食べたことがない食事に慣れていく。
そしてその食べ物に慣れた頃にまたアメリカに戻ってくると、これまた不思議なのだけど、今度は日本で食べてきたようなアメリカの食事に腹がびっくりしている。個人差はあれども胃って相当バカなのか。慣れるのも早いが忘れるのも早い。だってほんの一ヶ月強、食べ物が違っただけじゃない。
そんなわけでWからもらった正露丸を飲んだら、多少はよくなるも長続きはしない。なかなか治らない。
それとも正露丸をココアとかで流し込んでるのがいけないのか。

●あと、11月分の写真をまだアップしていなかった。

忘れていた訳じゃないけれど、iPodにバックアップしてある写真の量をみて、選ぶのがちょっと面倒になっている。PICSのページのこれまでのデータが訳あって手元にないので、いっそのことPICSのページだけリニューアルしようかとも考える。もう2005年になるってのに、まだ2004年のページもないし。って、びっくりです、もう2005!
来年になったら、もう来年ワールドカップじゃない。ドイツはハノーヴァーに住むFからメールが来た。住所がかわったらしい。ハノーヴァー市内で。そんなことわざわざ連絡してくるなんて、まるで「ドイツ2006には必ず来てね。もちろんウチに泊まってね。」って言ってるようなもんだ。っていうか、彼はそう言っている。2006年の頭くらいに「中国スタートでワールドカップを観に行くツアー」を計画しなくては。それ、できたらかなりいい。


投稿者 ta : 20:39

2004年12月12日 (日)

Emi Maeda@experimental intermedia

[ きく, たびする]

●寝坊。夕方頃、ブルックリンへ。10月のPS1での展示開始以来こちらで取材を続けていた石川真生さんは明後日日本に帰る。お別れ会。10月に会った人たちがたくさん来ている。その中の一人のMさんは僕のウェブを観てくれたらしく、そこでPS1の展示について僕が書いたことについて、質問というか意見をもらった。意見もらえるなんて光栄だわ。インターネットえらい。
南米のお土産、真生さんに渡すの忘れた。

●夜、experimental intermediaへ。ライブハウスか何かかと思っていたら全然違った。家だった。Phill自身が住んでいる広いアパートを改造して作られているライブ会場。キッチンがあったり、トイレには普通に歯ブラシがおいてあったりする。生活臭ぷんぷん。かなりいい。普通にジーナ・パーキンスとかいてびびる。
で、ライブ開始。さすがインプロ。リハもなにもなく映像も一度もあわせずにそのまま本番。Emiさん、今回は実際にハープを弾くのではなくこの間シカゴでやったというライブでの音源をミックスしていた。ハープとノイズ気持ちいいわあ。で、こちらはというとの南米の映像やら、ちょっとだけHDにはいっていたMog素材やらを出す感じ。Wが開始10分くらい前にちょちょちょとjitterで作ってくれた簡易ミキサーで繋げる。このミキサーなかったらやばかった。ありがとう。

1212_live.jpg

●終了後、openairというバーへ。
Kさんという方がオーガナイズしているshareというのが、ちょっとおもろい。ノートブックを持ってきて、みんなが勝手に音をだしたり映像出したりしている。なかにはでっかいチェロみたいなのを持ってきている人もいる。で、それぞれの音はPAでミックスされてスピーカーからこちらに聞こえる。ジャムってるよ。今夜、ノートをもってきていた2人の様子を観察していると、時々顔を見合わせてニヤッてしたりする。ジャムってるよ。なんだかやたらサイバーっぽい店内(モニターとかスクリーンとかが必要なものとして並んでるからそう見えるだけかも)が逆に一昔前のような感じだし、なおかつノート持ってジャムってる人達はニヤッとしているここは、ある種異様な空間に写った。
mixiとかorkutの音版という感じか。でも実際にこの場にいてジャムってるから、それらとはまた違うのか、と思ったのだけど話を詳しく聞くと、ネットワークで参加もあるらしい。こういうのをイベントとして大々的に開催してるならちょっとよく分からんけど、普通に毎週やって、お茶飲みに来るくらいの気持ちで成り立ってるのがすごい。
で、Emiさんから日本人のおじさん紹介される。その人は、先ほどのライブ会場にも居たサンタクロースのような風貌のおじさん。どこの酔っぱらいだと思ってたら、その人なんと刀根康尚さん。失礼しました。嬉しすぎて一緒に写真撮ってもらった。うひょー。


投稿者 ta : 21:12

2004年12月11日 (土)

洗濯と作業

[ たびする]

●昼、旅行でたまった洗濯物を洗う。洗濯物がたまっている、といっても一ヶ月強の旅行中、一度も洗濯しなかった訳じゃない。南米だといっても、いくらなんでもそれは臭い。もちろんまめに洗っていた。しかし手洗いだったこともあり、普通の石けん使って洗っていたこともあり、汚れはそんなに落ちていなかったらしい。気が付いていなかった。今日、昨日と同じズボンをはこうとしたら何やら匂う。いや若干。それで他の服も調べてみると、やっぱり何やら匂う。いや若干。
コインランドリーに行って驚いた。洗って乾燥して$3くらい。ボリビアでは3食食える。

●夜、Wの家へ。明日の晩、Wの友達のライブで映像をやることになった。Wの友達、フィンランド在住のEさんというハープでサウンドアートをしている人が、Phill Niblock主宰のexperimental intermediaという場所でやるライブ。Wの家に行くと、Mちゃんもそのライブようにマネキンに素敵な装飾をしている。
Eさん、おもろい。海外生活6年の影響か、元からそうなのか、もうすっかり外人のようなテンション。テーマは女のバイキングとか、暖色系とか、よく分からないことを言う。昨日旅行帰ってきて、いきなり明日の晩といわれて何の素材もないし、Eさんの音楽きいたこともないし、というわけでどうしましょう。とりあえず南米で撮ってきた映像は使っときましょ。こんな素敵なことさせてもらえるのだったら、日本からMOG素材とかいろいろ持ってきておけばよかったー。

●寝ないで作業。数ヶ月ぶりにコンピューターの前で徹夜。やけに新鮮。


投稿者 ta : 23:34

2004年12月10日 (金)

NYC

[ たびする]

●NYCもどってきた。疲れた。そしていろいろ大変。


投稿者 ta : 21:21

2004年12月 8日 (水)

the forgotten

[ たびする, みる]

●まだいまいち体調が優れない。
なので、あまり動くのはやめて映画館行く。入場料260円くらい。マイカル系列の映画館みたいにアメリカンに装飾されている館内。

●英題は「the forgotten」だった。スペイン語のタイトル忘れた。日本語は何だろう。
ジュリアン・ムーア主演のサスペンス。のはずだった。何処かで観た予告から想像する限りでは、「子供を事故で失った母親が、何故かその子供の記憶をなくしている父親、医者、周囲の人間に追いつめられていく。」という感じだった気がする。でも始まってみたら、もうびっくりするくらいこれが全然違うから。なんだかシベ超的な驚きすらあった。SFですか。言葉が分からないからですか。体調が余計に悪くなった。

●宿で働いているペルーの男の人はいつも「はじめTシャツ」を着ている。なので、あだ名ははじめちゃん。ラ・パスあたりでも、彼ははじめちゃんで通っていた。よく笑う。タバコは身体に悪いからやめろ、とよくはじめちゃんに言われる。
「俺は15歳でタバコはやめた。酒は飲むがタバコはもう吸わない」
日本のはじめちゃんと逆だ。


投稿者 ta : 20:41

2004年12月 7日 (火)

天野博物館

[ たびする]

●朝、起床。なんだかんだで18時間くらい寝た。体調回復。
街に出ると、前来たときより確実に暑い。雲もどんよりしていて空気もやたら湿っぽい。リマも夏がきている。宿沖縄は日本人宿なので日本人がたくさん来る。というか、日本人しか来ない。でも宿沖縄は一泊$7と高かったり、リマ市自体にあまり見所がないので長期滞在する人もおらず宿泊客も少ない。

●同じ宿のみなさんとお出かけ。今日は新市街ミラフローレス地区へ。目当ては旨いと評判のケーキ。実際うまい。しかも新市街はびっくりするくらい綺麗だった。僕らが泊まってる方の旧市街、ありゃなんだ。旧市街じゃ大の大人2人がパンの詰まったバスケットを運んでいるのに、こちらじゃ老人が車を磨いている。おいおい。日本だけではないと思っていたけど、車磨いている人をここペルーで見かけるとは思いもしなかった。

●天野博物館へ。リマ市名誉市民という天野氏の個人コレクションが収蔵された天野博物館。日本人ガイドがつく。行った人は口を揃えて良かったというし、しかも無料。チャンカイ文明のコレクションが主の天野博物館は実際とてもよかった。日本人の青年が分かりやすく説明してくれるのが嬉しい。なんでA.C.1200頃の土器に鵜飼いの絵が描かれているのか。興味津々。こうして展示品一つ一つに対して、ちゃんと人の口から説明がきけると博物館は全然違う。凄い楽しい。だいたい堅苦しく述べられている説明文と意味不明な年表だけでは楽しめない。
で、その日本人青年もまたちょっと面白い。てっきりこちらで研究している大学院生かと思っていたのだけど、話を聞くと実際はかなり違った。クスコに半年くらい住んで、リマに来てここで働きだしたという元バックパッカーだという。「研究者でも考古学専攻でもないんですよ。」展示品に関する説明を僕らにした後、物販コーナーに立つ彼は何の気後れもなくそう言う。気持ちがいい。

●で、意味なく「恋人達の公園」という恋人しかいない公園に行ってみる。入口のところでピーッって鳴って通れないかと思ったけど、一応公園内には入れた。よかったあ。でも別によくないよ。


投稿者 ta : 20:48

2004年12月 6日 (月)

検問

[ たびする]

●ひたすらバス。ずっと寝てやると思っていたものの、6時間おきくらいに検問がある。
タクナで免税品を購入できる額には限りがあって、年間一人US$3000までらしい。それを越えると没収されるらしい。そのために、商売人達は旅行者の僕らに荷物を預かってくれと聞いてきたり、家族まで総動員して免税品を運ぶ。
で、その検問では苦労してバス下部に詰め込んだ荷物が全部出され中身をあけられる。僕の荷物は明らかに旅行者のそれなので開けられもしなかったが、メルカドバッグ(アジアとか何処にでも売ってる様々な大きさがあるカラフルな袋)に物を詰め込んでいる場合は、中の物をポンポン出されてひどい有様。

●リマまであと少しというところで急にバスが止まる。ほかの乗客が怒っている様子や何言ってるかわからない言葉に耳を傾ける限りでは、どうやらガス欠らしい。そんな理由だなんて。ペルーだわあ。意味が分からない。エンジンが止まり、冷房の効いた車内は一変して真夏のペルー臭い。1時間近く動かないので、ほかの乗客は捨てぜりふを運転手に残してハイウェイを走るほかのバスに乗りかえていく。僕も捨てぜりふを残したかったが、なんて言っていいのか分からないので行儀良く他のローカルバスに乗せてもらう。そこからなんだかんだで2時間くらいでリマ到着。この時点で体調がおかしい。きっと夜行バスの冷房にやられた。

●予定ではここからそのままワラスに行く予定だったのだけど、全然無理。予定変更。なんとか宿沖縄までたどり着く。寝る。


投稿者 ta : 19:31