●夕方、H家へ。この間撮影したフィルムがあがったというので観に行く。
思ったよりも全然綺麗に撮れていて驚いた。申し訳ないけど驚いた。
嬉しいよ。
ただこんな時に本当は驚いていながらも、「当然だよ」という顔をしなければいけない。
というのが住みにくい社会の鉄則だろう。
たとえ相手がHであってしても。敵を欺くにはまずは味方からだ。
敵って誰だ。
●一緒に出してもらっていた金沢のネガもあがった。
こっちも撮れてる。それもまた意外。
そのうち焼くのでそしたら配って回ります。
●昼、仕事。
LはWとお出かけしている。
●夕方、中目黒へ。Hが作るDMの写真撮影。カフェの内装を撮る。微妙に物も撮る。やったことないことだらけで面白い。Kに借りたデジとフィルム両方使う。真っ黒じゃないことを切に願う。
●東中野へ。H家で行われているLウェルカムパーリー兼Jちゃんバースデーパーリへ。
すごいご馳走。料理の名前が何も分からない。でも何でも旨い。Lがガスパチョを作る。初めて食べた。旨い。この後Hの車を運転しなければいけないのでお酒が飲めないのがやや辛い。
●明け方、NYに戻るWMを渋谷に送ってから帰宅。どうぞお気をつけて。
Lの事はまかしておいて。悪いようにはしないから。こちらの期待とは裏腹に納豆を食べてしまったLには、今度はナマコあたりを挑戦させようと目論んでいる。
●お昼時、青山へ。打ち合わせ。
●その後、茅場町の駅前でLと待ち合わせ。時計もガイドブックも携帯もないLは、俺着いた時には既にプロントで普通にコーヒー飲みながら文庫本読んでいた。アジア初めて来たって、嘘じゃないのか。
タカイシイギャラリーへ。あいにく展示はやっていなかったのだけど、JがいたのでL紹介。Jからフライヤーもらう。今年の夏もアーティストをよんで音楽イベントを催すらしい。そりゃ楽しみだわ。今週の金曜から森山大道展が始まるらしい。観たいわ。
●月島歩いた後、秋葉原へ。仕事終わりのS合流。SがLに「ディス・イズ・ジャングル・オブ・デザイアー」とドンキホーテを紹介していた。俺もそういう気の利いた事を言いたい。
●で、メイドカフェに行くことにする。
メイドの格好をしたウェイトレスがいるというメイドカフェ。話だけは聞いていたが実際に行ったことはなかった。せっかく秋葉原だし、ディープジャパンを紹介しなくてはという責任感が強い俺は、歌舞伎よりも相撲よりもメイドを選ぶ。
といっても場所が分からない。Cに聞いてみたりしながら、散々歩き回ったあげく見つけたメイドカフェ。
何に驚いたって行列が出来ている。そこは聖地だった。
もちろん並んでいる人達はみんなスタメン。いい顔がそろっている。
俺たちが並んでいるときにレジで支払いを済ませて出てきた人は、何故かまた俺たちの後ろに並び始める。制限時間があるのだろうか。ここはただの喫茶店のはずなのに制限時間があるのだろうか。
入ってみると予想以上にチープな店内。スカートの短いメイドがいるというだけの店内はなんとなくピンク色。特にこれといって面白いこともない。むしろ店員よりも客に注目するべきだと思うのだけど、OTAKUという単語を使わずに如何にLにそれを伝えるかが難しい。ナードと言ってみた。あってるのだろうか。
やっぱり歌舞伎や相撲の方がいいと思う。
●帰宅。夜、OKS来る。
Kがメキシカン・オカルトシーンの話題でLと盛り上がっていた。
チュパカブラって何?
●Lと一緒に恵比寿へ。写真美術館の展示が観たいという。Lの方が今東京で行われている展示情報に詳しい。くやしい。入口までいってみると写真美術館は月曜休館だった。残念無念。
続いて森ビルへ。入口のでかい蜘蛛の彫刻を作ったアーティストは確かNYのアンソロジー・フィルム・アーカイブス発行の冊子のイラストを描いている。前にMちゃんが教えてくれた。何とかそれを伝えたいもののいかんせんそのアーティストの名前が出てこない。なんてダメなガイドだろう俺。家に帰って調べてみると、ルイーズ・ブルジョワだった。有名人だった。
●あいにくの雨なので、森タワーの展望台からの眺めはあまり良くない。ていうか眼下の道路すら見えないくらいの霧模様。どうせなら俺のマウントフジを紹介したかったけど、真っ白っていうのもそれはそれで楽しい。他に殆ど客もいないからゆったり観られる。
●新宿へ。アカシアでロールキャベツ食べる。ところでこれって日本の料理なんだろうか。洋食って日本の料理という気がしたので連れてきた。お気に召したようで良かった。Lは好き嫌いがないのでとても頼もしい。今朝も御飯、みそ汁、納豆の日本の朝トリオを完食していたし。
●ブレードランナーの世界が観たいというLを歌舞伎町に置き去りにし、仕事打ち合わせへ。
その後西荻へ。ホームページを作るというSのサーバーのセッティング。初心者には分かりにくいと紹介されていたらしいXREAを何故選んだ?
●帰宅。国連大学に勤めているというメキシカンの友達と御飯を食べてきたというLはもうすっかり東京を自由自在に動き回っているご様子。外国と違って道案内の標識が他の広告に埋もれている日本でよく迷わずに行けるもんだ。
で、なんで国連大学って学校じゃないのになんで大学なのか。国連大学って何しているところかの説明を聞いたのだけど、難しくてよく分からず。こういうときに自分の語彙の貧困さが恨めしい。
●ひさしぶりにウチでパーリー。
昨日初めて会ったCやNさん、大阪その友達が家に来てなんだかたくさん初対面で緊張する。話してみてからCはJの友達ということが良く分かった。12kからCD出しているくらいだから、てっきりインテリな人かとばかり思っていたのだけど、もうまったくそんなことはない。とにかくいい奴だった。気を抜いていると、Jばりのアホなアメリカンジョークを連発してくる。危ない危ない。で、そんなCのCDはアマゾンで1タイトルだけ買えた。クリストファー・ウィリッツのCD絶賛発売中。
●にしても今夜も暑い。それに加えて部屋の人口密度が高めなので、ついに今年初のエアコンが回る。
今年の夏は健康の為、エアコン10回までと決めているので、もうあと9回しか残っていない。まあ後2回くらいになってきたらまた回数リセットすればいいかと思う。
それで教えは合っていますか佐保田鶴治先生。
●初対面組に加えて、ご近所さん達も来宅し、状況はいよいよ分からない。これで誰かがセンター街あたりからやってきてくれれば、コンパノリを提供してくれるはずできっとこの場は間違った方向にまとまったはずだ。だけど生憎なんだかどうかやはりセンター街から来るような奴はいない。間違った方向にまとまらなくて良かったよほんと。
●CとYに俺の日記が最近ピュアマインド剥きだしだと言われる。
心外だ。そんなにムキダシにしているつもりは全くない。もしこれでピュアマインドが剥きだしだと言われるんだったら、もし本当のチャクラが開いたら俺のピュアで世界は虹色になってしまう確信がある。そして全ての人がレインボーのステッカーの元に、後方を走る車から後ろ指を指されることになる。嫌だなあ。後ろ指は嫌だなあ。指すのはいいけど指されるのはちょっと。だって俺、レインボーじゃないのだもの。
●夜半過ぎにみなさん帰宅。楽しかった。
その後、Aと一緒に「タカダワタル的」DVDを観る。
最近届いて、もう3回観たのだけどまた観てしまう。何度だって観てしまう。
本編が60分足らずなのになぜか特典映像が120分という内容。2005年3月にイセヤで撮影されたインタビューはもう何が何でも観た方がいい。酒をすすりながらの対談の途中に寝てしまう高田渡さんが、ねぼけまなこで呟く。ずるいわアルタミラ。
●昼、Sと台所風呂場まわりの掃除。
びっくりした。
風呂場に敷いてあるすのこをめくるとキノコが生えていた。うわーい。
特にある種の思いがあり夏に向けてマッシュルームを栽培しているとかそういうことではない。
ただただ普通のキノコがそこに生えていた。
この間はムカデが出るし、今日はキノコだ。
もうここが東京何だか何処何だかわからない喪失感でお腹いっぱいの今日はカンカン照りの夏だった。こうやってキノコがよく育つであろう梅雨を逃しているにも関わらず、何故かこうして俺の家にはキノコが生える。季節も何もない。
●夜、大井町へ。またコンセントフットサルチームに混じらせてもらってフットサル。
最近、ストレッチやジョギングである程度は自分の身体の不具合に意識的であったのが功をそうしたのかどうかは知らないが、今日は足を攣ることもなくプレイ時間2時間を終えることが出来た。よかったよかった。前回のフットサルでは2時間で救急車2台呼ぶという、フットサルチームとしてあるまじき状況になってしまった。今回は誰もその3代目の救急車を呼ぶことにならなくて良かった。健康なのが何よりです。
●帰宅。仕事。
●夕方、まだネット回線がないKJが新しいPCを小脇に抱えてやってきた。ヤーヤーヤー。
●夜、Yちゃん来て打ち合わせ。
その後、YやKちゃん、深夜になってパジャマでCもやって来る。
文壇バーのようなオシャレな会話に花を咲かせている最中、ふと目を横にやると押し入れの襖、距離にしてわずか30cmたらずのところに黒くうごめく物体が。
ムカデだーよー。ムカデだーよー。ムカデキター!! ( ' | ' )/
異常にうろたえてしまう。動いてないのに
「上に登っていっているよ!」
と叫び、なだめられる始末。
ああ怖い。嫌だ。
ゴキブリは不快感だけだが、ムカデとなると事態はより深刻だ。なんせムカデは人を指す。どうやら相当痛いらしい。痛いのだけは勘弁してほしい。
ただただうろたえる俺をよそに、Kちゃんが意外なほど男らしい振る舞いで写真用のピンセットでサササッとムカデを捕獲してくれた。今夜のKちゃんは今までで一番格好いい。
それにしてもまだムカデがいたなんて。
去年の夏は室内で全くみなかったのでもう大丈夫だとばかり安心していた。そしたらよ。今年また来たよ。この間庭仕事したときにも3匹程捕まえたことを考えると、ひょっとして今年はムカデの当たり年なのかもしれん。どうしようもなく嫌。
引っ越したい。
思い返せば、前住んでいた家から引っ越した理由もネズミだった。
あらゆる生物が活発になる夏がやってきている。
夏を乗り切るにはもうバルサンしかない。
●もう動転しすぎて、写真をとることさえ忘れていた。
あくまで他人事のCはこんな写真をとって遊んでいた。
●今週なんか俺ついてる。
HDとんで、歌うたうようになったし。
ムカデがでて、みんなで盛り上がったし。
仕事一つなくなって、勉強になった。
がんばれ俺。
ありがとうスチャダラ。
●OSをタイガーにした。
話題のスポットライトが索引作成中、突然のフリーズ。しかたなく強制再起動。
再起動し終わった時には、既にそのハードディスクはマウントされない。
外付けハード160GBが飛びました。
mp3やその他データもろもろとともに仲良く飛んでいきました。
歌が聞きたくなったら歌えばいい。
曲が聞きたくなったら奏でればいい。
●昨日の夜Nから電話があり、「エンジン」を録画しろ、と命ぜられたので急いで録画した。全然面白くないな?なんでこれが録画してまで観たいのか、という素朴な疑問がわいたくらいで大して気にもしてなかったのだが、今朝ビデオデッキからビデオを取り出して腰が抜けた。ていうか、それがNの罠だと初めて知った。
てっきり空ビデオに録画したものだとばかり思っていたのだが、そうではなかった。
空ビデオではなかったそのテープのラベルには「火まつり」と書いてある。
この間Kちゃんから借りた柳町光男の「火まつり」の上からダビングしてしまっていた。
こんな悲惨な失敗そうそうない。なんせ火まつりだ。なんせ欣也さんだ。
欣也さんかと思っていたら次のシーンからはいきなり小麦色のキムタクだ。熊野の深く青い空は次の瞬間に月9のサーキット場、キムタクの汗って格好いいね。そんな衝撃的な編集を俺は他に知らない。
Kちゃんにこのまま返したら欣也さんがキムタクに変わっていることに気がつくだろうか。
なんて言っている場合じゃない。早速ヤフオクで「火まつり」を探す朝。
本当にごめんなさい。
●天気がよかった。タイガーをいれることにした。
こういう作業はタイミングを待っていたらいつまで経っても始められない。
Kちゃん宅にお邪魔してCRTモニタを借りて古いマックもついでにセットアップする。
一日作業。やっと一段落。
これでやっと我が家のマックもタイガーだ。
かなり面倒くさいクリーンインストールしただけあって、ゴミが消えたのかOSがよくなったのか知らないが体感速度が相当あがった。スイスイ動くのが楽しい。ウィジェットも楽しい。
一日ぶりにメールチェックしたら、びっくりするくらいメールがきていない。
あれ?
まちがえてる?
消しちゃった?
出したのに何いってる?という方いましたら、メールもう一度お願いいたします。
出してないよ、という方ももう一度メールください。
●夜、KJから電話。最近引っ越ししたKJが新居に冷蔵庫と洗濯機を運ぶのを手伝う。
まあ想像通りだがやたら広くて綺麗でオシャレな部屋で、まあ想像通りだがびっくりした。
想像以上に駅から近くてびっくりした。
●昼、作業。NのサイトをMT化する為に作り直そうとしたのだが、CSSでうまく下づきの画像表示ができなくて困っている。一日困っていた。もういくらやっても解決しないので、ちょっとデザイン変えることにする。
●Nから電話。
「今、家?9時からエンジン録画しておいてくれない?」
Nにはこの間もスマスマの録画を命ぜられた。俺は下僕か。絶対嫌だよ、しないよ、と言いつつも結局空のビデオテープを探すことになる。その様子を見ているSは冷ややかな視線で「そういうの良くないよ。」と言う。返す言葉もない。
●夜、鯖の味噌煮、野菜炒め、卵とじ汁。まずまずの出来。
いつまでたってえもレシピ無しでチョチョチョと作れるようにならない。冷蔵庫を覗いて余っている食材を確認した時点で、それらから出来上がる料理がパパッとイメージできるように何かなるのか。こういうのこそ経験か。昨日ご馳走になったMちゃんの料理は旨かった。ああ旨かったー。
例えばサッカーでも、今ここでパス出すタイミングというのは経験によってしか培われない。とすると、ヤナギサワの画面外での動きという物は、料理に置き換えてみると一体なんだろう。隠し味とするにはあまりにもフィーチャーされているし、メインとなる食材と呼ぶ程にはその能力が得点には繋がっていない。だいたいそこの置き換えという事自体が成り立つのか。
なんでヤナギサワはどんどん鼻の下が伸びていくんだ!?
料理とサッカー。前はそういう事柄は全て皮下部分で繋がっていると何ともなしに思っていたけど、最近はやはりそうは思えない。というかそうは思わないようにしようとする気持ちが強い。音楽のジャンル訳は無意味だという人がいるように、何かの目的の為に付加された事柄を必要ではないと自身の中で判断をする基準はもちろん必要だが、ソレら全てを取り払った何もない線上の上にだけあるものが美しいとは、「おめーそんな夢見心地でどうすんだよ?!」という小沢一郎の叫びが聞こえてくる。なんてことを自分に向けての建前として小沢一郎を盾にしてみたりもするのだけど、いかんせん矛がみつからない。結局肌の色が変わらないように、そういうこと思うのは結局建前なんだわコレ。そうなると、ここで言っている肌の色って、
「エンジンに出演していて久しぶりに観たキムタクはなんかイエローがやけに強い小麦色に変わっていたのだけど、そういう肌の色とは違うんだー!」
ということではなく、
「白人と黒人の肌の色の違いと、キムタクの小麦色の肌はやはり並列にならべなけりゃいけない。」
ということになる。
というような感じでmp3のジャンル分けする。定期的にジャンル分けをするのだけど、しばらくすると結局どこに何がはいっているのか分からなくなっている。そしてまたジャンル分けする。ジャンル分けする日々。
それにしてもエンジンってびっくりするくらい面白くない。なんで録画してまで。。
●夜、神田川沿いをジョギング。20分走って40分歩く。シャワー。まだヨガとは呼べないストレッチ。就寝。はやく「健康のためなら死ねる」と言いたい。