●7時半起床。相変わらず早起き。
もう相変わらずと言ってしまうくらい、早寝早起きが板に付いてきたまだ3日目。
●午前中、仕事。
●午後、自転車で新宿へ。風を切ったおかげで25分で着いた。電車よりも何よりも早い。これからは自転車どこでも自転車で行くしかない。
大学病院に行く。去年南米旅行から帰ってきてからしばらく喉の調子が悪かったので、町のお医者さんへ行くと「リンパが腫れているのが気になる」と大学病院の紹介状を手渡されていた。すっかり忘れていた。折角紹介状を書いてもらったのに行かないのも悪いなあ、という事で大学病院、初来院。受付からもう殆どがオートメーション化されているそのハイテクぷりにびびる。ここに赤ひげはいないな。院内の天井をレールが伝い、そこを走る小さなボックスによってカルテまでも運ばれている。だから絶対ここに赤ひげはいないってば。
で、喉にジェルみたいなものを塗りたくられ、電動ひげ剃りのようなものを押し当てられる。これ超音波らしい。先生の前にあるモニターを覗くとできの悪いFAX画像のようなものがウニウニと動いている。これ俺の喉らしい。
なんだかよく分からないままに検査終了。結果は明日、主治医の先生に伺いにまた病院に来なくてはいけない。
●そのまま自転車で中野へ。カメラ屋覗く。そのまま中野富士見町経由で永福町へ戻る。
●夕飯作る。夜、SKY来る。Y先生に折り紙の折り方を教えてもらう。
「はい。先生、一度しか言いませんからねー。よく聞いてね。」
という言い方がもうこなれているY先生はとても格好いい。明日は上野動物園に遠足に行くらしい。手裏剣の作り方を教えてもらう。
で、俺もSもちゃんと作れたのに、Kはどうもダメ。何度も先生に聞く。さすがの先生もしょうしょうご立腹のご様子。だから先生一度しか言わないっていってるでしょう。俺もサーバーの設定一度しか言いませんからねー。よく聞いてね。
●5月の写真まとめないと。なんか5月はいろいろ出かけたわ。
●朝、Mちゃんから電話で起こされる。NYから帰ってきたらしい。どうもおかえりなさい。
6月中旬金沢へ行く計画があるらしい。
それ行きたい。楽しそう。
でも6月中旬って言ったらきっと今やってる仕事忙しい時期の気がする。
でもやっぱりそれ行きたい。
能登半島行ったことないし。
日本海の海はきっと暗くていいんだろうな。
●昼、仕事。
●夜、この間M君が教えてくれた「とりあえずオイスターソースいれときゃ良い感じだよ。」ということで、とりあえずオイスターソースで豚肉と野菜を炒めてみる。こりゃ旨い。チンゲンサイをいれることによって、歯ごたえ、見た目が急に本物っぽくなる気がする。量を多めに作ってしまったので、Kちゃんよんで晩ご飯。忙しい時期がやっと一段落したKちゃん。どうもお疲れ様でした。最近会ったという可愛い姉妹の話を情熱的に語ってくれた。やたら情熱的だった。パッション。
●睡眠時間のゴールデンタイムは22時から2時ということらしい。
そんな時間がゴールデンでも一体誰がそんな時間を満喫できているのか疑問だ。22時は無理だが、やはりゴールデンタイムを少しでも満喫したいので、今日からその日のうちには寝ることにする。0時前には布団に入る。こんな時間に床に入ったこと自体かなり久しぶりだわ。
やっぱり全然寝付けない。
でも寝る。
●「スパニッシュ・アパートメント」観る。
スペインに留学したフレンス人大学生が、各国から集まっているルームメイトやら人妻やらと織りなす物語。何もかもやたら大味に描いているのが楽しい。
話は甘酸っぱい青春群像。しかもあんま甘くない。酸っぱい。
だいたいこのフランス人はEU内で移住することに何でそんなにびびってるのかがよく分からない。
びびりすぎだわ。地続きだろ。と、一声かけてあげたくなる。
ただ海外を旅行していて安宿で一緒になった人たちと夜通し遊ぶような感覚は何となく分かるので、その雰囲気はよく伝わってきた。でも、ああそうだよねー、という意外にない。
あ。旅行行きてえ。
●昼、仕事。なのだけど、あまりにもダラダラしている。
●夕方、新宿へ。いい加減、暗室化計画を進めなければと思い何となくヨドバシに来たのはいいのだけど、暗室にしようとしている台所の小窓やらの採寸をしてくるのを忘れた。そもそもその前に、押し入れの奥深くに眠っている昔使っていたダークカーテンやらその他の機材を出して何が足りないかを見積もる作業が先だろう。やたら面倒。どうしていいのかもうあまり分からない。
●結局何も買わずに帰宅。
●飯作って食べる。最近、魚のホイル焼きに夢中。まず失敗しない上にやたら美味い。
冷蔵庫の上に山と積まれた牛乳パックをひたすらカッターで切り開く。かなりコンパクトになった。そして何の目的もないのに、何故か捨てずに貯めてあるその牛乳パック展開図もかなりの量になっている。展開された牛乳パックだけでこれくらいの厚みになってくるともう理由なしには捨てられないわ。
●夜、仕事続き。
●夕方、C家へ。相変わらずとても忙しそうなHを捕まえて勉強会。ていうか俺がいろいろ教えてもらっただけ。どうもありがとう。
●四谷三丁目の中華料理屋で飯食う。仕事帰りのKちゃんも合流。
ここのオバサンはやたら日本語がうまい。日本人なのだと思うけど、もしかしたら中国人かもしれない。というのは、もう至って普通のイントネーションの言葉の中に、ことある毎に「シェイシェイ」と言うのだ。「シェイシェイ」とさえ言わなければ絶対に日本人だと思うだろう。それが「シェイシェイ」という一言だけで、例えそれがまんまカタカナ言葉だったとしても、「あれ?もしかしたら。」と興味を抱かざる得ない。それを見習ってという訳じゃないが、最近相づちを打つ時に「アイ・シー」と言うようにしている。これで俺もアメリカ人と間違えられるだろうか。間違えられて何かいいのか。JRのフォーリナーパスが買えるかもしれない。
●えっと先月くらいに悲惨なトラブルもあったので、いい加減今使っているサーバーを変えようと考えている。面倒臭くてなかなか手を付けてなかったけど今夜開始。データの移動とかは楽なんだけど、このMovableTypeの移行が面倒臭い。新しいサーバーってなんかPHPを使うための設定とかしなくちゃいけないっぽい。ああ面倒だ。管理って面倒だ。そして面倒だとか言っておきながら、自分はそういうのが好きだと自覚している弱み。管理人としてのスタンスを「めぞん一刻」を読んで勉強しようと思う。
●昼、Yちゃんと待ち合わせて六本木へ。
Yちゃんの高校の同級生が勤める職場へ仕事の話を聞きに行く。で、その職場というのが六本木一丁目駅に隣接するハイテクなビルに入っていたのだけど、そのビルがもうピッカピカでちょっとびびった。そういえばこんなでかいビルに足を踏み入れたこと自体、しばらくぶりかもしれん。とりあえずエレベーターが広い。この間、フットサルをしたビルのエレベーターとは大違いだわ。その漆黒の壁に覆われた近未来的なエレベーターにうっとりしてしまう。エレベーターに乗り込む人たちも、俺ら以外は颯爽としたビジネスマンだ。ブランドスーツが織りなすフォーメーションで固められている。そのフォーメーションはとても颯爽としている。香水の匂いが香ってきそうだ。それだけでもうおじけづいているのに、追い打ちをかけるようにYちゃんは言う。
「なんだか宇宙に行きそうだね。」
いや全くその通り、って颯爽としたビジネスマンに囲まれてるってのに何を言い出したんだこの子は。周りのビジネスマンに「違います。大丈夫です。本当です。いい子なんです。」と平謝りする。危ない危ない。あと少しだった。あと少しでフォーメーションが崩れてしまうところだった。
あっという間に目的階に到着。逃げるようにエレベーターから脱出。宇宙じゃなくてよかったよ。見晴らしがいい。回数にすれば8Fか9Fだったと思うが、やけに高く感じる。ここ最近5F以上の高さに来たことがなかった。久しぶりに高いところに来た。気持ちがいい。
●どうも初めまして。RさんOさんと打ち合わせ。よろしくお願いします。
そのオフィスがまたお洒落でドキドキだわ。永福町に帰るのが嫌になるわ。
●Rちゃん行きつけという、東急ハンズのはす向かいにあるニューヨーカーズ・カフェでお茶。なんでここが行きつけなのかが謎だ。
店内ではPCを開いている人がやたら多い。レジカウンターの横にyahooBBの無線LANルータがあるのに気がつく。ああ。ここタダでネットができるのか。それちょっといいわ。と自分のPCで試みるもうまくいかない。近くのマカーに尋ねると、YahooBBモバイルの契約をしていないとダメらしい。なんだよそれ。なんでここが行きつけなのかが謎だ。
時間をつぶしていると雨が降り出した。それもひどく。今夜は、神宮球場へヤクルト西武戦を観に行くはずなのに、これじゃあ中止だわ。ということで帰ろうにも、ひどい雨でカフェの入口から一歩も動けない。立ちすくむ。他の客はオシャレに着飾っているくせに、鞄から折りたたみ傘をサッと取り出し街へ飛び出していく。
「おいおいおまえら、そんなオシャレなくせに折りたたみ傘かよ!」
と根拠のない因縁を付けていると、それを見かねたカフェの店員さんが、「これ忘れ物ですから使って下さい。」と傘をくれた。本当に嬉しい。どうもありがとうございます。さすがRちゃん行きつけのカフェだと納得。
これから渋谷行ったらニューヨーカーズ・カフェに入ることにする。ていうかニューヨーカーズ・カフェでお茶するために渋谷に行こう。傘を返しに行こう。
●帰りがけにHMVでレイハラカミの新作「lust」買う。
帰宅。早速聴く。
びっくりするくらい特に何も変わってない。
前よりシンプルになった印象。いいわあ。やっぱりハラカミほんといいわあ。相変わらずだ。
今年のsonarに出演するらしい。行きたい。でもバルセロナ。
●夜、仕事。日記書いてる場合じゃなかった。
●とりあえずワールドカップドイツ2006のチケット一次抽選が外れたのだった。
今は既に2次販売が始まっているのだけど、今度はどうやら抽選ではないらしく。購入できる可能性がどんどん少なくなっていっている。というのも、もうランダムに会場と日時を選んで個別にチケットを買う方式はなくなり、TST方式(特定のチームを選び、そのチームが出場した場合ゲームのチケットを手に入れられる)のみでチケット販売が行われている様子。もちろん一次抽選では日本でTST方式のチケット抽選に臨んだのだが、外れてしまった。その上、現時点で強豪チームのチケットは既に完売しており、名前をきいたこともないような国のチケットしか残っていない。まだワールドカップの最終予選が終わっている地域はない。つまり、何処の国がワールドカップに出場できるのか、という予想の元にチケットを買わなくてはいけない。
英語なのでよく分かんないけど、多分そう。。。
(誰か本当のことを教えて下さい。本当にそう?)
なので、例えばバーレーンのTSTチケットは売れ残っていたとして、バーレーンが出場するとは考えられない。ていうか、それでワールドカップに行けても、という思いが強い。
ああ。どうすればいいんだろう。
折角この為だけにマスターカード作ったのになあ。
●昼、青山へ。
Oさんとランチ。トンカツ奢ってもらう。トンカツ奢ってくれるのなら、毎日だってお昼呼んでくれればいいのに、と思う。Oさんが、この間NHK教育で放送していたという「ノルシュテインのドキュメンタリー」をHD録画していることが判明する。今度貸してもらえることになる。ラッキーだわ。京都のSチンにも教えてあげなくては。
●ジャニスへ。
久しぶりの気がするのだけど、考えてみたらまだ間が一ヶ月も空いてなかった。CD借りる。ジェイムズ・チャンス&コントーションズが7月に来るという情報をKさんに教えてもらう。そういえばそんなこと聞いた気がするけど、すっかり忘れていた。予約しようかどうか迷う。
●外苑前。
Nとお茶する。新聞屋さんからまたもらったという来週のナイターのチケットもらう。この間に引き続き、いやいやどうもありがとう。
●帰宅。仕事。面倒な仕事にピリピリしている。
するとOが来た。DVDをminiDVにダビングさせてくれ、とのこと。
「ダビングだぁ!?こっちはピリピリしてんだよ!」
と言うと、ちょうど切らしていた麦茶パックを買ってきてくれた。
どうもありがとう。ダビング何本?
●Oが突然言い出した。
「僕のiPod、湯川潮音の”ランチ”だけ再生回数ダントツで。72回なんですよ。」
”ランチ”というのは、くるりの1stに入っている曲で、湯川潮音が自身のアルバムの中でカバーしている。あの曲本当に素晴らしいけど、いくら何でもそりゃ聞きすぎだわ。と言いつつ、自分のiPodをチェックしてみると、16回で俺のiPodでも”ランチ”は再生頻度が一番高かった。
でも72回には遠く及ばない。予想するに、きっと50回を越えたあたりからそろそろ”ランチ”の意味が変わってくるんじゃないだろうか。
Oは明日から撮影で新潟に行くらしい。いいなあ日本海。
●深夜、高円寺K邸まで自転車に乗って行く。 永福から高円寺まで20分強で着いた。あまりの近さにびっくりする。電車よりもバスよりも何よりも早い。高円寺に行くには自転車が一番早かった。
●朝、帰宅。寝る。
●水をやろうと庭に出ると、この間岐阜からわざわざ持って帰ってきたプチトマトの苗が折れていた。この間の強風にやられたんだろうと思う。庭に植え替え、やっと馴染んできたかなと思った矢先にこの仕打ち。強風はひどい。落ち込むわあ。ひまわりも全然芽を出さないしさ。今年はもう何も育てられんのか。もしくはやっぱりサボテンミニマルの世界を掘りさげていくか。でもサボテンって一年で1cmしか成長しないんでしょう。毎日毎日コマ撮りしたら、一年かけて365コマのアニメーションができあがるのか。でも動いているのは1cm。アニメーションでそんなミニマルな事があってよいのか。凄くいいと思う。
●そういえば、1日1コマ自分の顔を撮っていって50年くらい撮り続けたら結構面白いポートレイト・アニメができるなあと初めて思ってから5年くらい経つのだけど、未だに着手していない。
365日x50年÷24フレーム=760秒=12分。
ある人の見た目に限りほぼ一生分が12分。いくら見た目だけといったって、そんな濃密な12分誰が観たいだろう。
●今日は凄く暖かい。暖かいとそれだけでもう眠たくなる。
30分と思って横になると4時間経っている。いや6時間じゃなくてよかった。
●やっとYが例の話"パーフリをやめたわけ"の続きを書きやがった。もう言及されるのも嫌そうなのでわざわざリンクを貼ってやる。そして日本国内、もしくはタイにまだいるであろう10万人のパーフリ少女のクレームを受け取って欲しい。
それにしても読んでるだけで恐ろしくなる。こんなことを書いてYはいつも闘ってるなあ、と感心する。それにしても一体何と闘っているんだろう。
●昼、引越先を探しているSがWEBで見つけた格安物件を観に行くというのについて行く。 その物件というのが信じられない。
「丸ノ内線方南町から徒歩10分の戸建て3K。家賃7万8千円。」
インターネットで格安物件はよく目にするが、こういうのは大抵客寄せの為の物であることが多い。その情報につられて不動産屋の事務所までわざわざ赴き、個人情報を提供してから、
「いやでもあの物件、半年後には取り壊しが決まってるんです。」
と言われる。俺にもそんな経験がある。かなり腹が立つ。
だからどうせこの物件もそうなんじゃないの、とあまり期待していなかったのだけど、いやそんなことはなかった。ちゃんと内見までさせてもらえることになる。
実際には方南町から歩いて15分くらいの入り組んだ住宅地の中にその物件はちゃんと存在した。ありえない金額のありえない戸建ては、みすぼらしいトタン屋根かと思っていたらそうではなかった。前面はレンガだった。2階建てだった。見た目もう普通の家。これには驚いた。でも何だかあまり気に入るような感じではない。Sも断っていた。安いし、問題も特になさそうなのに、何だかあまり好きになれない。こういうのってなんだろうか。
それにしても空き部屋みるのって楽しいわ。壁面や柱に人が住んだ痕跡がうっすらと残っている。その痕跡は「うっすら」というのがポイントだ。あくまで微妙な日焼けだったり、物を擦った跡ぐらいで止めておいて欲しい。間違っても、手の跡だったり、御札は、勘弁して欲しい。