●「ミスター・ルーキー」(井坂聡)観る。
長嶋一茂が主演。昼はサラリーマン、夜は阪神タイガースの押さえピッチャーをこなす話。
で、勝手にすごく期待してたからだろうけど、ぜんっぜん面白くなかった。こういう映画は大抵大好きなはずなのにおかしい。なんでだか面白いと思わなかった。だいたい意図されてないであろう部分が笑えるなのに、「ミスター・ルーキー」にはあまり意図されてないであろう部分があんまない気がする。なんかちゃんとしていた。意図されてないと見える部分で笑えるのなんて、一茂の肩幅の広さくらいだった。
なんなら一茂の必死の演技に胸をうたれる。
バースはよかった。オーシャンズ12のブルース・ウィリスの数倍良かった。
●「セクレタリー」観る。
まずジャケットがよかった。タイトルもタイトルだし、普通に洋物AVかと見間違える。
見間違えて借りてしまった。
そしたらジェームス・スペイダー主演のちゃんとした話。偏愛的思考の持ち主通しの愛の物語。でも、これ別に偏愛に限らずそこら辺に潜んでいるいろんな事に置き換えられるラブ・ストーリー。
面白かった。
●映画観たり漫画読んだり、今日は一日そうとう満喫。
やらなきゃいけないことの半分も済んでいない。
ああああああああ。
ドキドキしてきた。
●「半落ち」観る。
キャストが凄かった。出てくる人出てくる人みんな知ってる。
でもタイトルから期待していた程良くなかった。サスペンスだと勝手に決めつけていたのがダメだった。サスペンスではなかった。ミリテリーでもない。かなりのヒューマンドラマ。多分社会派ヒューマンドラマということになるだろうけど、そう感じられない。吉岡秀隆が出てきた頃からヒューマン度数が急上昇。そのあたりから面白くなくなってきた。面白くないというのは、微妙な言い方かもしれない。その扱いに難しいこの映画のテーマに対してどうこう行っているのじゃなく。その微妙なテーマを全然繊細に扱ってないから腹が立つ。大好きなはずなのに、黒板純を観た途端、なぜかいっきに臨界点を突破した。
柴田恭兵は嬉しかった。
●滞っている作業をいろいろ再開。
でもまだ暗室は作れない。
●昼過ぎ、帰宅。「がんばっていきまっしょい」観る。
なんでみたかって、Oyanに薦められたからだ。いつだったか忘れたけど、
「えっ!観てないの?!」
となんなら観てない奴は非国民、もしくはベジタリアンぐらいの勢いで言われた。ベジタリアンが信じられない気持ちはよく分かるが、世の中にはそういう人もいる。そんな気持ちとともにがんばっていきまっしょい。
田中麗奈がういういしくて良かった。まだ、なっちゃんの頃だと思う。
そして全編にわたって照れくささが漂う。この照れくささはただごとじゃない。そんな映画が大好きだ。
これからかけ声は、がんばっていきまっしょい、でほぼ決まり。
●久しぶりにmax/mspをHDの奥底から引きずり出してきて遊んだ。けっこう面白い。もっと遊びたい。
●「フリーダ」観る。メキシコの画家フリーダ・カーロの半生を綴っている。
もっとずっと重たい映画かと思っていたのだけど、そうでもなかった。結構ポップ。パペットアニメなんかも挿入される。それのおかげでどういうテンションの話何だかよく分からない。
確かこの映画が公開中に丁度文化村か何処かでフリーダ・カーロ展も行われていて、ちょっとしたフリーダブームみたいになっていた覚えがある。その展示にも行ってないし、映画もまだ観てなかった。眉毛つながった自画像は有名だけど、映画の中でフリーダを演じているサルマ・ハエックもずっと眉毛が繋がっている。デスペラードなんかに出ていたウルトラホットなサルマ・ハエックが眉毛を繋げている。それでもホット。
●昼、自転車にのって出かける。小田急線沿線まで行ったのだけど、予想以上に近かった。20分くらいでついた。Nに2年ぶりくらいに会う。一年半ほど行方をくらましていたこのアホは一体何やってたんだとあきれるのだけど、まあ元気そうでよかったわ。相変わらずだった。
●下北沢の無印へ。無くしてしまったために再発行をお願いしていた自転車の鍵を取りに行く。これでやっと人並みに盗難対策ができるようになった。これで今夜から、この自転車をコタツの横のぬくいスペースにも置かずに済む。玄関先に自転車があると、「お。ちょっと乗っていこうか。」という気持ちにもなる。きっとなる。
そして問題は動かなくなってしまったスーパーカブC100をどうするかだ。京都のSチンから譲って貰ったこのバイクにはかなりの愛着がある。どうするか。
●「ボーン・スプレマシー」観てきた。
血あり愛あり爆発ありそして車もビュンビュン走る、のいつも通りのアクション大作。面白かった。前作の「ボーン・アイデンティティー」は観ていないのだけど、話は分かった。
やっぱりマット・ディモンはどの映画でも大学生にしか見えない。今作でも筋肉ムキムキつけてある程度はスパイっぽくしているつもりかもしれないが、走っているところがゴアの海岸だからまあいいものを、例えばこれがマイアミビーチだったら、どうみてもアメフト部の大学生にしかみえてないと思う。それがいいんだと思う。
●ジャニスへ。CD借りる。
「カナリア」のサントラがとてもいい。
とてもいいので映画も観たくなる。
●確か「レフトアローン」の第一部が明日まで。行きてえ。
●夜、T来る。確定申告の書類作り。もう今年で何回目かなんだけど、やっぱり面倒臭い。面倒臭い。聞くとこによると、WEB上で全ての手続きを終わらることも可能らしいのだけど、そのやり方を探すのが面倒なのでやっぱり手書き。
明大前の宮古行く。Tは飲んべえなので、泡盛の一升ボトルをキープする。
今夜はとにかく冷える、と思っていたら雨が雪に変わった。牡丹雪。
●「初恋のきた道」(チャン・イーモウ)観る。
かなりよかった。
ちょっと勘弁して欲しいくらい最初から最後まで泣きどおし。こういう「感動作!」というようなうたい文句があるのは大抵観る前に構えてしまって面白くないのだけど、何故かもう最初から最後まで入りっぱなし。まだ出てこられていない。もう何でだか分かんないが、最後にはチャン・ツィーのもっさいもんぺ姿と変な走り方ですら泣いている。
前々から薄々気にはなっていたが、やっぱり今年の冬はもんぺだわ。
●小春日和。風も思っていたほど強くない。なので下北沢へ。
無印の安い自転車買いに行く。輪っかタイプの鍵付き錠も一緒に購入する。家まで乗って帰る。15分かからないくらいで家に着いた。近い近い。帰宅して施錠しようとすると輪っかに鍵が付いていない。どうやら帰りの道程の何処かで落としてきたらしい。まだ買ったばかりそれもスペアキー2つも一緒に付いていた。さっそくまとめて鍵をなくした。
もう一度、下北沢までの道のりを鍵を探しながらゆっくりと戻る。
見つからない。
なんでだか、「輪っかタイプの鍵は輪っかを閉じた状態にしておけば鍵はとれない」と勘違いしていた。だから下北沢からの帰り道、鍵をそのまま付けて走っていた。考えてみればそんなことはない。輪っかが繋がっていない状態だと鍵はとれないのであって、輪っかが繋がっている状態で鍵がとれなかったらかなり問題だ。それは既に盗難防止でもなんでもない。
落ち込みながら帰宅。
とりあえず自転車を家の中に入れる。
受け取った保証書の中に「鍵の番号」という物があったので、無印に電話して聞いてみると、
「鍵だけを紛失された場合、無償で再発行いたします。」
とのこと。とても親切で有り難いのだけど、かかる時間が結構長い。2週間ほどもかかるらしい。2週間も自転車が室内にあるのは嫌だ。部屋が狭い。しょうがない。鍵が届くまではなるべく部屋に自転車を置いておかないように、いろいろ出かけることにする。でも出かけていては、自転車がない部屋の広さをしることができない。
どうすればいいんだろう。
●「パピヨン」観る。面白かった。
スティーヴ・マックイーン主演作。
スティーヴ・マックイーンの存在を知ったきっかけは、「大脱走」でも「荒野の7人」でもなく、プリファブ・スプラウトのセカンドアルバムである俺は、なんならマックイーンはミュージシャンなのかとしばらく思っていた。そんなマックイーンにリアルタイムで思い入れがある訳じゃないのだけど、もうこの格好良さは何だろう。
内容は、「大脱走」みたいなノリの作品かと思っていたら、全然違う。終わってみると、そのかなりミニマルな展開にズッポリしていた。いろいろせつない。
●で、今日はいい映画を観た。が、ダメな一日だった。主に無気力、寝正月。
夜、Oyanが物を取りに来たので、神戸ラーメン食べに行く。その後、漫画喫茶に行く。特に読みたい漫画がない、ていうか、いっぱいありすぎ。大分前に読んだ「20世紀少年」の続き読む。もうすっかり以前のストーリーを忘れているのでほとんど話が分からない。困った。早々に出る。
●帰宅。仕事せねば。
●「マッハ!!!!!」観る。
凄かった、という感想しかない。
ムエタイ・アクション物で、
・CGなし
・ワイヤーなし
・スタントマンなし
・早回しなし
という決め言で作られたらしい。
観賞後に、WEBをみてその決め言を知ったのだけど、全部CGかと思ってた。信じられません。観たことないけど、きっとサルティンバンコより凄い。
映画自体はジャッキーの様なコミカルさもなし。そんな格好いい人も出てこなければ、そんな可愛い人もでてこない。ストーリーも面白くない。なのに、最後まで全然観れてしまう。なんていっても主役のトニー・ジャーが凄い。のアクションのみが凄い。観ていて痛い。熱い。どうしようもない。観たほうがいい。