ダージリン急行観てきた。銀座でしかやってないもんだから銀座まで行く。ほんと滅多に銀座来ない。
「天才マックスの世界」、「ロイヤルテネンバウムス」、「ライフアクアティック」のウェス・アンダーソン最新作。
で、とてもよかった。もうタイトルからして可愛すぎる!と勝手に盛り上がっていたのだけど、期待を裏切らないどころか予想以上に何もかもがハイセンス!こういうのが本当お洒落って言うんだろうなあ、言うんだろうなあ!と銀ブラしてるそこのセレブ主婦達に叫びたい!ブランドに身をつつんだアンタだよ!
と、昨日までの俺ならそう思っただろうが、ダージリン急行を観た後では事情がちょっと違う。劇中に登場してくるメインアイテムであるヴィトンのスーツケース。これがおそろしく素敵なのだ。初めてヴィトン欲しい、と思ってしまった。
ウェス・アンダーソンはいつも家族と人生がテーマの作品なのだけど、それにヴィトンとインドが混じり合った何とも言えない、そしていつもどおりの箱庭感覚。インド、人生っていったらもうそんなのヒッピーとマンダラしか思いうかばいようなねこぢるぢるな頭の中に素晴らしく新鮮な風を送ってくれたような。こりゃよかった。
ダージリン急行 : ウェス・アンダーソン・ワールドの魅力~溢れるポップなアート感覚 - 映画のことならeiga.com小栗康平全映画 ポレポレ東中野にて一挙上映|小栗康平オフィシャルサイト ─OGURI.info
独自の美学を追求する映画監督、小栗康平。 海外での評価も極めて高い。日本が世界に誇る映像作家である。 小栗康平の全映画を一挙上映するのは、じつは今回が初めての試みだ。しかも全作品が、英語のサブタイトルつきである。 80年代から四半世紀、日本映画は大きく変質した。なにがよくなり、なにが悪くなったのか。映画は、薄っぺらに軽蔑されるようなものでは、断じてない。 小栗映画の全作品を通して、もう一度、日本映画を考える契機としたい。小栗映画を追い続けてきた人たちにも、初めて接する人たちにも、きっと新たな発見があるはずだ。
気が付いたら相当更新してなかった。ところでこれ相当行きたい。最新作の「埋もれ木」もまだ観てないし。。小栗作品どれも映画館で観たことない。毎週末はゲストがきてトークショー。岸部一徳の顔を生でみたい。他にも坂田明やらすげえ豪華。それにしてもここで久しぶりにみた田口ランディの名前だけど、なんでこの盗作作家がいつまでもどの顔さげてトークショーとか言ってるのか。関係ないけど唐沢俊一も。
映画はとても観たい。頑張ったら3回くらい行けないかな。
うわーい。ヤン・シュヴァンクマイエルのこれまでの全作品をコンプリートしたボックスが出まーす。こりゃ嬉しい。
手元には初期の短編集をいくつかあるだけ。しかもビデオで。。
DVDを1枚も持ってない俺の為にあるようなボックスセット。
買っちゃいまーす。
昼、仕事。夜、Sと下高井戸へ。下高井戸へ行くときは大抵、世田谷線の駅まで30分くらいかけて歩く。今日、むちゃくちゃ寒い。家の北側のアスファルトには、こないだ降った雨が乾かずそのまま薄い氷の膜になっている。スケートリンクみたいに滑る。地元の岐阜じゃ当たり前だったけど、東京でこういうのを見かけるのは結構めずらしいような気も。
またまたナイスタイムカフェでお茶。で、駅前の最近ちょっと値上がりしてしまったけどこんなでやっていけるのかという安い値段をつけている古着やを物色した後、カルディで切らしたコーヒー豆買ってから、下高井戸シネマへ。レイトショー上映中の「童貞。をプロデュース」観る。去年のシネマロサでの続いて2回目の鑑賞。予想に反して館内空いてる。この名作を見逃してしまっていたもの凄い数の人が押し寄せてくるかと思っていた。それにしても2回も観ることになるとは思ってなかった。2回目でもおもろ。今回が初見のSにいたっては「加賀君、全然付き合える」とまで言っている。意味が分からない。
寒い寒いと言いながら帰宅。下高井戸のゴールデントライアグルと勝手に名付けているナイスタイムカフェ→カルディ→下高井戸シネマを完全制覇した今夜は大変満足です。
童貞。をプロデュース OFFICIAL SITE
YouTube - 全国公開中!『童貞。をプロデュース』予告編
そういえば昨日渋谷でスウィーニー・トッド観た。水曜で女性サービスデイだったからかやたら混んでる。でも隣の劇場で上映中だった「人のセックスを笑うな」はそれ以上にものすごい混みよう。最終回までチケット完売と看板でてるし。「人のセックスを笑うな」はやたらカップルで来ている人達が多い気がしたのだけど、あれカップルでみるような映画なのかしら。知らんけど。みたいけど。それはそうと観たのはスウィーニー・トッドです。
『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』公式サイト
期待してたよりは面白くなかったのでやや残念。スリーピーホロウを思いださせるゴシックな美術も歌(ミュージカルでした)もよかったし、ギャラクシー・クエストやらハリーポッターにも出てるタービン判事役のアラン・リックマンと役人役のティモシー・スポールのコンビは最高だったが、ジョニー・デップ演じるスウィーニー・トッド含め登場人物全員の設定がいまいちな気が。。全編とおして血が噴き出し続けている。血を噴き出させたかったんだろうなあ。
知らなかったというか、公式サイトのURLを調べていて見つけたのだけどこのスウィーニー・トッドを描いた映画が数年前に公開してた。このフライヤーなんとなく覚えている。
ロンドンのフリート街にある理髪店の主人スウィーニー・トッドは客の喉を剃刀で切り殺し、その死体を街で一番人気のミセス・ラベットのミートパイ屋に卸していた…。
今回の映画化にあたっては、当初ティムバートンが監督を熱望していたが、スケジュールの都合で断念。『真夜中のカーボーイ』でアカデミー監督賞を受賞した巨匠ジョン・シュレシンジャーが監督し、『ガンジー』でアカデミー主演男優賞を受賞したベン・キングスレーが殺人鬼スウィーニーを演じている。アカデミーコンビが贈る各国を震撼させた問題作。究極のカニバリズム(人肉嗜好)の衝撃事実!殺人鬼スウィーニーと愛人ミセス・ラベットの愛欲にまみれた人肉パイの物語。世紀末を迎えた今、その封印が再び解き放たれる!
真夜中のカーボーイのジョン・シュレンジャー!
こっちのも気になる。今度借りてみよう。
「 ジャーマン+雨」観てきた。もの凄い映画だった。面白すぎる。日本の地方でローカルに展開されているはずのその話は、もしかしたらこれはヌーヴェルヴァーグなんじゃないかと勘違いしてしまうようなノリに満ちあふれている。岡本太郎みたいな映画だった。
そしてよし子をはじめ、子供達から大人までが奇跡のキャスティング。粒ぞろい。大友良英が知的障害の子供達と作った音が挿入曲として散りばめられているのだけど、これもまたびっくりするくらいピッタリとはまっている。
監督は同い年の可愛い女子というのにこれまたびっくり。
『俺たちフィギュアスケーター』観た。といっても渋谷で上映中のものをみたんじゃなく、こないだアイスランド行ったときに飛行機で上映してた。思いだした。アイスランド旅行の日記も途中まで書いてほっぽりばなしだし。どうしようこれとか思ってるうちに年越してる。やっぱり旅行日記はその日のうちに書かないとどんどん書く気が下がる。ていうか忘れる。
で、『俺たちフィギュアスケーター』。これすごい。すげえ面白かった。話自体は仲の悪い二人がなんたらかんたら、というようなありきたりな話なんだけど細かいところでいちいち引っかかってくる面白さ。動きやらセリフやら衣装やら。「ギャラクシー★クエスト」、「ズーランダー」、「スクール・オブ・ロック」などなど、俺の大好物な「マッチョじゃないアメリカコメディ」。じゃあマッチョなコメディは何かといってもよく分からんけど、多分エディ・マーフィーとか。
ロマニー・マルコ演じるジェシーが垣間見せる踊りがとてもイカしていた。ここ最近ではデビッド・エルスウェア以来の衝撃だった。他にも彼の踊りがみれないものかと探し回ってみたものの見つからない。。当作品中の映像も見つからない。
あ。今気が付いたけど、制作にベン・スティラー 。
あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
今年は実家にも帰らなかったので、Sがこしらえてくれたおせちをつまみながら特に何処にも出かけずに家でダラダラと過ごしながら完全な寝正月。仕事もダラダラとはじめる。三が日で出かけたことと言えば、元旦に三軒茶屋中央劇場にタランティーノとロドリゲスの2本立て「グラインドハウス」を観にいった。年末、吉祥寺バウスシアターまで観にいったのだけど、ロドリゲス作品の「プラネット・テラー」しか観られなかったので今回のお目当てはタランティーノ作品の「デス・プルーフ」。序盤(というか中盤というか)から久々のタランティーノ節全快で嬉しくなるのだけど、こりゃ話としては「プラネット・テラー」の方が面白いなあと思っていた。と、話も終盤かなと思ったところからがもの凄かった。いやこりゃ完全に「デス・プルーフ」のが好きだわ。最高だった。上映後には拍手が起きた。またボッロボロの三軒茶屋中央劇場で観られたのが、もろグラインドハウスて感じで楽しさ倍増。こりゃ公開時に渋谷やら六本木で1本ずつ観た人でも是非もう1度!と思ったら4日までだった。。
映画の日なので1000円な上に、元旦なので三軒茶屋中央劇場タオルまでもらう。
いい正月だ。
岐阜に帰省中。
帰省した時の恒例行事、リバーサイドモールで映画鑑賞。
レイトショー1000円。
今日は「ヘアスプレー」を観た。面白かった。で、少しホロリ。
「ピンク・フラミンゴ」で有名なジョン・ウォーターズの1988年の作品のリメイク。(正確には、2002年に舞台化されたミュージカルの映画版ということらしい。)
おデブだけどオシャレで踊れる白人の女の子トレイシーが、TVのダンスショーへの出演を夢見る物語。テーマは人種差別。おなじダンス番組でも黒人と白人は同じTV番組に出演するなんて考えられない。そんな時代の舞台の話だった。声高に人種差別をテーマにした作品をみると、正直腰がひけてしまう、というか「ごめんな。俺そんないい奴じゃないわ。」と申し訳なくなってしまうことがしばしばだ。でもこれはあくまでダンスがメインでよかった。
俺はオリジナルの方はみてないのだけど、オリジナルも見たという奥さん曰く「オリジナルはこんなに説教くさくなくてよかったよ。」とのこと。オリジナルも観たい。ジャニスにはジョン・ウォーターズのコーナーがあったのでヘアスプレーあるかな〜、と思ってこないだ行ってみたけどなかったわ。残念。
あ!彼の動き、すげえイイわ。
とか思ってるうちに映画が終わってた。
オープニングタイトルも素敵だったし、特殊メイクで母親役になっているトラボルタのダンスシーンはやっぱり必見。
ジョン・ウォーターズ - Wikipedia
ヘアスプレー - Wikipedia