こないだジャニスS社長の千葉の家に遊びに行ってきた。あいにくの天候で船で海釣りはできなかったが、港内でもアジがバカスカ釣れた。楽しかったなあ。また行きたいなあ。
でもその日一番の衝撃は、釣りでも社長のマンションでもなく、とあるポスターコンクールだった。その日の朝、集合場所の東京駅京葉線へ続く地下通路を歩いているときに、壁面に飾ってあった十数枚のポスター群。おおざっぱな輪郭で遠目からでも子どもの絵と分かるそれらをてっきり「あ。また何かやってる。敬老の日ポスターの取り残しか。そういえばいつかみたフンデルトヴァッサー展での小学生の展示はすげえ良かったなあ。」なんて思いながら近づいてみるとそんなもんじゃなかった。
なんじゃこりゃ。こんなコンクールがやってるなんてちっとも知らなかった。
そして素晴らしい受賞作品が並んでいた。
受賞作品のコピーを並べるだけですごい迫力だ。
「知っていますか?こんなに身近な原子力」
「明るいくらし 原子力ありがとう」
「1つが1つが地球のためにみんなのために」
「これからもずっとそばに。」
「原子力で地球を肥やそう。」
「原子力は明日の地球の力」
「明るい生活」
「心と生活を照らす原子力」
という感じで名コピーがならんでいるわけだが、審査員も凄かった。
過去の審査員には、大林宣彦やら永井一正、モンキー・パンチなども名を連ねている。
自分が子どもの時にはこんなの書いた覚えない。今年が第15回なので当然だが。
いや知らない間にハイカラな世の中になってるなあ。 ガクガクブルブル。
ひさびさのクドカン脚本ドラマ「流星の絆」始まった。第一話観る。こりゃひさしぶりにドラマ観るかも。
原作、東野圭吾。東野圭吾って「レイクサイドマーダーケース」しか読んだことないけど、多分原作とは全然違うんだろうな。いつものクドカンのコメディになっている。それとサスペンスがちゃんと並列で並べるのかどうか。そして、TBSのサイトと第一話を見る限りでは、ひょっとしてあの人でもう犯人決定?!とか思うんだけど、いやそんな訳はないでしょ。きっとあの人はただ発見してしまっただけで、きっとあの人とあの人のあの意味のないセリフを交わしたあのシーンが何らかの伏線になって、やっぱりアイツが怪しいな。とか、ひさしぶりにサスペンスみると楽しい。
相変わらず脇を固める大人計画の面々が素晴らしい。IWGPキングの彼女。
最初、関ジャニも戸田恵梨香も誰?って感じだったが、第一話目見終わる頃には早くも好きになっている。奥さんに言われてはじめて気づいたが、戸田恵梨香はデスノートのミサミサらしい。そういえばって、全然おぼえてねー。
ダークナイト観た。いや面白かった。
凄い凄いとはいたる所で聞いていたので期待値だけは相当あがってたけど、それ裏切るどころか期待以上の作品だった。二時間半を全く感じさせない。素晴らしい。ひさしぶりに100分以上の作品で長いと思わなかった。
なんだかんだでクリストファー・ノーラン作品って「フォロウィング」から全部観てる気がするけど、「ダークナイト」は完全にぶっちぎってる。バットマンビギンズの時、クリストファー・ノーランがバットマンを撮る!なんてニュースを聞いた時は、ああ結局こんな超大作撮っちゃうのね、なんて若干冷ややかな目で見てしまった。ごめんなさい!超大作エンターテイメントでちゃんと「フォロウィング」してました。
ゲイリーオールドマン、クリスチャン・ベールを完全にくっちゃてるヒース・レジャーのジョーカーがもの凄い。ジョーカーっつたら、ジャックニコルソンだったんだけど、もうそれを思い出せないくらい。合掌。
M-1、R-1に続くコント日本一決定戦C-1ことキングオブコント2008の決勝進出者決定。
エレキコミックが準決勝で敗退しちゃったのはかなり残念。やっぱりヤッツンはゴールデンは無理な顔だったのか。
ところで決勝に進出した天竺鼠が相当面白い。びっくりした。関西では相当人気者ぽいけど、全然しらない。あらびき団は大抵見ていた気がするけど、こんな茄子全然しらなかった。コントもおもしろいわ。天竺鼠かギースが勝ったらいいなあ。
こないだ打ち合わせの帰りにポニョ観てきた。おもしろかった。
アニメーションがもの凄いのでそれに圧倒されているうちに本編終了してしまった。なので正直話はよくわからなかったのだけど、それにしても楽しすぎ。
ついこないだ、この映画の舞台となったらしい広島県・鞆の浦(とものうら)に行ける機会があったことがよかった。何と言ってもこれにつきる。
あ!これアソコじゃね?というような驚きが多々。
もちろんそのままの描写なわけはないのだけど、実際に歩いたことがある町だと、身体で雰囲気がわかる気がしてよかった。原作を読んでから観る映画も、映画を観てから読む原作もどちらも微妙(特に前者はない!)だけど、「舞台となったらしい」くらいのところの経験だと、超ファンタジーのアニメーションに実体験がほんのりかぶさる。それくらいのが楽しかった。とりあえずポニョのテーマをiTMSで買った。
生誕100年の2005年より、ここ最近何度と繰り返されているNHK BS2での成瀬巳喜男特集。
録りためてはいるのだけどなかなか観る時間がない。。録りたまっているのを片っ端からみて、成瀬ブームのまっただ中にいる奥さんが羨ましい。。
遺作の「乱れ雲」。ちょっとした一言でその人となりと人間関係の鎖が一気に広がるような濃い人間ドラマが素晴らしい。そして司葉子がとびきりに美しいのはもちろんのこと、加山雄三の役柄とサラリーマンNEOでバラエティ方面にブレイクしてしまった沢村一樹がかぶるのは俺だけでしょうか。
あーおもしろかった。
みちゃったよ。めがね。
「バーバー吉野」も「かもめ食堂」も割とすきだったので、DVD借りてみた。でも今週は仕事がやや忙しく観る時間なかったため、例によってまた未鑑賞のまま返却するつもりだったのだが、先にみていた奥さんが「イヤこれは絶対みろ!」と言われたのもあり観てみた。いやあ凄かった。これ凄いわ。
全日本1000万人のオリーブ少女は泣くだろう一大ロハス絵巻!!だった。
かんたんに言えば、都会に疲れた小林聡美が、訪れたスロウライフな島の生活と人々に、最初は嫌悪感をしめすものの、どんどんそのロハスサークルに取り込まれていく話。
なんなんだこのカラッポさは。なにもない。キャスト、ロケーションが素敵でも、脚本と演出ひとつでここまで行ってしまう物なのか。かもめ食堂もロハスぷりは目をみはるものがあったが、原作が他の人というのもあり、なんとなくテーマ的なものも見え隠れはしたものの、今回は監督本人の原作ということでびっくりするくらいロハスだった。
誤解がないようにというか、誤解もなにもないんだけど、ロハスは嫌いじゃない。ていうかむしろ好きだろう。どれくらい好きか、どれくらいオレはロハスかと聞かれたら、
「そんなことは胸をはって答えないのがむしろロハスなんじゃないの?」
って相手に聞き返してしまうくらいにオレはロハスだと思う。雑誌で言えば「AERA」と「クウネル」だったら、クウネルを読む。「UOMO」と「クウネル」でもクウネルだろう。まあ「TRANGIT 」と「クウネル」だったらTRANGITですが。
ていうかね。この映画は近親憎悪だとすら思う。いやそんなことわざわざ言わなくてもいいじゃない。ということだらけなのだ。そんなことを映画で言ってしまったら、みんな恥ずかしくってそんなこと言えなくなるじゃないか。この後地球はどうなるの?
で、この映画で何個ひっかかるポイントがあったかによって、その人のロハス度がわかっちゃうのかもしれない。ちなみにオレはこんだけひっかかりました。
・宿 ハマダの内装
・素敵なキッチン
・ここにいる才能
・メルシィ体操
・黄昏れるとは?
・かき氷は物々交換で手に入れる
・オセロが木でできている
・とてもゆっくり三輪車での登場
・都会から持ってきた鞄を捨てる
・マリンパレスの扱い
・携帯電話が通じなさそうな場所に行きたかった
・加瀬亮のやたら自然体な役柄
・「ひねもすって知ってる?」て言う
・黄昏れるコツの説明をする
・やたらレトロまかき氷機
・マンドリン
・不安になってきたくらいのところで右に曲がる。
中でも違和感を感じたのは、薬師丸ひろ子率いるマリンパレスの扱い。自分たちで共同生活を営み、自分たちで耕した田畑でとれる食べ物で生活するマリンパレス。そしてその中心にいる薬師丸ひろ子をまるで新興宗教だか何かのように描いている。自分たちの描いている「黄昏れること」がそれと全く同じ、もしくはそれよりよっぽどタチが悪いことに気が付いていない。
ということを最終的には伝えたい映画なんじゃないの?とすら思う。
それにしても市川実日子はいいわ。とてもいい。
先々週あたり、ぐるりのこと。観てきた。とても良かった。
橋口亮輔監督作品。心のベスト10にランクインする名作「ハッシュ」以来、なんと6年ぶり橋口監督作品。橋口作品といっても今度の題材はゲイじゃない。男女の夫婦の話。たまたま夫婦で観にいったこともあり、その他にもいくつかその主人公達との共通項を勝手に見出し、もの凄い勢いで感情移入してしまった。要は全く何処にでもいるような人達の話なのです。それにしてもリリーフランキーの役が格好良すぎる。
前作「ハッシュ」までは、キャスティング、演出、編集といったようなあくまで映画としての素晴らしさ、だったり、「青春」「甘酸っぱさ」「大人」といったキーワードであったりと、ある程度外から観ることができる感じがあった。ある外側から覗くことで自分も冷静に観られる分、自分も作品から逃げられていたというか。そうそう2丁目の人ってこうだよね、と。が、今度にかぎってはそういう余裕が全くこちらにない。高架すぐ脇のオフィスが電車の音に圧迫されるシーンや、本屋で女の子に激突するところなど、正直席を立ちたくなるほど辛かった。でもそこを乗り越えたからこそあらわれるというか、観ることが出来る後半の展開が素晴らしく。こんな幸せな体験もあまりない。ああ。すげえ良かったわ。
それにしても「二十歳の微熱」「渚のシンドバッド」「ハッシュ」と、橋口監督はかなり寡作だ。調べてみると962年生まれ。渚のシンドバッドを撮ったのが33歳ってのに驚いた。
先々週あたりにジブリ美術館に行ってきた。一度は行ってみたかった。予想通り美術館は平日なのに人で溢れていて、ほとんどゆっくりできるような感じではなかったけど、併設しているカフェで飲んだ「風の谷のビール」は結構嬉しい。そんなわけで今また我が家で再燃中のジブリブーム。今日は「パンダコパンダ」を観ましたよ。
最高でした。タイトルロゴから、オープニングのアニメーションから、いきなり素晴らしい。水森亜土ちゃんが歌う主題歌も最高。劇中の音楽も素敵。クレジットをみるとなんと佐藤允彦。なんでしょうかこういう昔の作品に散りばめられている贅沢さは。
話も最高。悪人なし。トトロの原型でした。知りませんでした。
オープニングアニメをYOUTUBEで発見。