●「木更津キャッツアイ〜日本シリーズ〜」を借りて観る。
Sは最近、このTVシリーズに夢中だったらしい。今の時期に夢中になっている人もめずらしい。もう古田新が面白くてしょうがない。こんないい顔できるひとはそうそういない。そうとう面白い。
「池袋ウエストゲートパーク」しても「木更津」にしても、ドラマが終わる頃には、エンディングテーマを大好きになっているから不思議だ。そしてそれもまた困る。だって、SADSと嵐だよ。キヨハルさん(まあジィブラァさんとそんなに差がないニュアンスで声に出してもらえば大丈夫)ですよ。
ああ。そんなこんなで隣ではもうSが歌いはじめている。エンドロールを嵐と一緒に歌ってるよ。夢中だよ。ああ。こわいよ。メディアはこわいよ。そして僕は嵐のmp3まで落とす羽目に。
●「着信アリ」三池崇史を観る。
途中までは怖かった。
終盤に近づくにつれどんどんB級ホラーみたいになってきた。
ホラーに限ったことじゃないけど、ホラーは特に終わり方がむずかしいと思う。
それはそれでおもしろかった。
●「キリクと魔女」観る。
公開していた時から何かと話題だったし、ジブリ・コレクションなのでかなり期待していた。
色すごい。この発色はちょっとない。動きがへぼいのがまたいい。音楽もいいし、絵もいい。
でもこれがジブリコレクションに入っているのがよく分からない。ジブリコレクションだからといって、ジブリ並みのアニメーションの完成度を期待してみてしまうとちょっと肩すかしかも。
肩すかされたかも。
●夜、Nの家へ。今月中旬に家を引き払うNの家のいらない家財をM君と観に行く。
追いはぎって呼びたきゃ、呼んでくれ。
構いません。もう天板が欲しいのです。ミキサーが欲しいのです。風邪をひいているNをムチうち天板運ぶのを手伝ってもらう。
M君は鏡をかかえて帰っていった。
追いはぎしておいてなんだが、部屋からどんどんモノがなくなっていくのはちょっと寂しい。そしてどんどんモノをあげて、東京をひきはらい、岐阜の山奥に紙漉にいき、あげくはドイツに行くというNの決断と行動力に感心。キミは凄いな。
そして俺の家のものはどんどん増える。もらえるものは何でもとりあえずもらってしまう。これをまず何とかしなけりゃ何処にも行けない。「熊野からパタゴニア・果てから果てツアー」をするのは一体いつになるのでしょうか。
●終日、作業。
三鷹K家での催されていたBBQ大会にも行けない。
行けなくて悔しいから、とりあえず「スパイキッズ3D」を観る。
●もともとは3Dめがねをつけて観る立体映画だったらしいのだが、DVD版は通常のカラーに変わっていた。ていうか、レンタル屋ですぐ隣にはメガネ付きバージョンもおいてあったのだけど、どうにもそちらは借りられなかった。本当はそっちがよかったんだけど。
想像してみて欲しい。
土曜の午後に自宅で一人、3Dメガネを付けてTVに食い入る男がいる。
いや、いる。
●面白くなかった。スパイキッズは1が一番おもしろい。
●「ジョゼと…」よかったわー、と思っていたらその犬童一心監督の新作「死に花」も同じ劇場でやっていたので、観る。レイトショー1000円。ビバ地方!
面白かった。CGしょぼいのとか、鳥羽潤とか、ベッカムとかも楽しい要素になってしまう感じ。
で、キャストがすごい。こんなにもよく、という感じ。主役の5人はともかく、特別出演どころか主役以上の役所の森繁久彌。ミッキー・カーチス、岩松了とかなりいい。和子役の星野真里という人は初めて知ったのだけど、この人が良かった。オフィシャルページを観てみると、意外にも歌とかも歌っている。オフィシャルページはかなりまずいのだけど、劇中ではいい。歌わなくてもいいと思う。
●「ジョゼと虎と魚たち」観る。
東京ではもう終わってしまっていたが、岐阜ではまだやっていた。しかも普通に1300円。ビバ地方!
良かった。SABUが出ている時点でかなり嬉しい。
くるりが音楽やってたり、ツマブッキーが出てたりするので勝手にオシャレな映画かと思っていたのだけど、そんなことはなかった。これが東京で公開していた時、「アイデン&ティティ」と同時期だったこともあって周りでは2つを比較していたりしたのだけど、なんていうか、全然比べるような映画じゃなかった。どうもすいません。勝手に比べてました。
池脇千鶴いいわー。ツマブッキーもいいわー。大倉孝二いいわー。
●矢口史靖の新作「スウィングガールズ」の予告やっていた。ていうかその「ウォーターボーイズ」まんまっぽいのが、既に面白い。
●S、Iと遊ぶ。Sの甥とサッカーしたりする。Sの実家が飼っているチワワが異常にかわいい。こんなにも可愛かったらそりゃアイフルもやむを得ない。値上げもやむを得ない。しまった。タカダワタル的観るの忘れてた。
●帰省したときのルーチンワーク。リバーサイドモールへ。レイトショー1000円。
コーエンの新作「レディキラーズ」を観る。
この間の「ディボースショウ」より全然面白い。ゴスペル。南部。強盗。5人。もうニヤリとするしかないような映画。いい映画。
主演の黒人女性と、マウンテンガールがかなりいい。
本当面白い。言うことは何もないのですが、なんか巧すぎてちょっと寂しい。
●やっと観てきた「ロスト・イン・トランスレーション」。
面白かった。普通にいい恋愛の話だと思うし、感動もする。絵も綺麗。新幹線の車内から撮っている絵が綺麗だった。熱海だ。帰省するとき、いつも観ている景色なので、より新鮮に映る。で、ゴーストワールドの時より数段綺麗になっているスカーレット・ヨハンソン。もうかわいい。これはフェルメールの映画も観に行くしかない。
でもところどころでなにか観ていて恥ずかしくなってしまうのは、僕だけでしょうか。もうクラブとかカラオケとかいちいちオシャレなのだけど、もうどうしようもなく恥ずかしいテンションをうまく撮っている。(もしくはソフィア・コッポラが本当にどうしようもなく恥ずかしいおしゃれ女)。藤原ヒロシとヒロミックスがいなかったら、もっと気分よく観られた。僕の場合、認識できるのがこの2人くらいだったので、そこまで気にはならなかったが(最後のヒロミックスは別!)。
●昼すぎ、SがOからのお土産のマーガリンとを持ってきてくれた。とてもおいしいマーガリン。おフランス産らしい。どうもありがとう。
●「ビッグ・フィッシュ」も観に行く。
ティム・バートンの最新作。
もうお父さんは絶対みなくちゃいけないし、お父さんじゃなくても観た方が良いと思う。いい映画。最後に泣いてしまうのは当然なのだけど、もう最初から最後まで琴線ポイントがいっぱい。
●とにかく幸せな気分になる。