●パッション観てくる。
メル・ギブソン監督。イエス・キリストの最後の12時間を描いているらしい。アメリカでは、拷問シーンを観ていて心臓麻痺で死んでしまったおばあちゃんまでいるみたい。そんな悲惨な拷問シーンが話題の作品。
そんな悲惨な拷問シーンが話題の作品というか、悲惨な拷問シーンだけの作品でした。全編にわたってとても痛そう。そして問題なのは肉体的な痛さしか伝わってこない点。途中でキリストがもっともらしい痛み的なことも叫んだりするのだけど、それがどうにも響いてこない。キリスト教徒がみるとまたこれは感じ方が違うのか。敬虔なカトリック教徒らしいメル・ギブソンなどにとってはよっぽど意味のある作品なのかもしれないが、そうでない人にとっては、「とても痛そう」という感想しかない。ただ体が痛い。でもそうであるなら、ただの肉体的な痛さでいったら「アレックス」、もっと他の痛さでいうなら「ヴァンダの部屋」の方がよっぽど痛い。
●夜、CRYYMK来る。
話だけはたくさん聞いていたMに会えたのと、高田純次なYに会えたのが嬉しい。楽しい。
●「うる星ヤツら2〜ビューディフルドリーマー〜」を観る。押井守、監督・脚本の「うる星ヤツら」劇場公開版。
ひさしぶりに「うる星ヤツら」みたこともあって、かなり面白い。
とりあえず子供向けの映画ではない。そういえば最近「イノセンス」も観たのだけど、それは対象が夢から人形に置き換わっただけで基本的に言っていることはずっと変わらない押井作品。説教くさい。でも「イノセンス」ではちょっと閉口してしまうような部分でも、「うる星ヤツら」をベースに語られているともう全然観られる。絵が綺麗。ラムちゃんかわいい。
登場してくる男の種類は全部同じなのだけど、女はバリエーションにとんでいるうる星ヤツら。
●ドラゴンヘッド観る。
妻夫木君がでているのも知らなかったら、SAYAKAがでているのも知らなかった。
原作は、全巻よんだ漫画なのでちょっと興味があってみるも。
みるも本当につまらない。
おそろしくつまらない。
おそろしいよ。
●あまりにも恐ろしかったので、その恐怖をぬぐい取るために「ディボースショウ」観に行く。みんなのアイドル、コーエン兄弟の最新作。
原題が「INTOLERABLE CRUELTY」なのに何故か放題は「ディボースショウ」。なんでこんなタイトルにしてしまったのか、意味が分からない。
なにげないのだけどちょっといいもの、というようなものが本当にいつもにもまして何気なく入っている作品。よかった。そして内容よりも大好きなのはオープニングタイトル。こんな素敵な映像をひさしぶりに観せていただきました。
●夜、KCと麻生十番へ。打ち合わせ。オサレな事務所にまたびびる。
●西荻K宅へ。最近スーパーフリーになったIさんにも来てもらう。小さな疑問の数々を尋ねる。教えてくれてどうもありがとう。5/2にSUTEKHが来るということも教えてくれてありがとう。でも多分いけそうにないのです。
●全然わすれていたけど、今日はプライドの日だった。ああ。この間はサッカーも見忘れてるし。これはもうやりすごせないようなショック。
●このあいだ「ドラムライン」観てきた。
まずフライヤーがちょっと格好よかったのが、気になった。そして
未体験のビート、驚異のマーチングバトル!
なんて言われたら、観たくなるに決まっている。
で、実際は、確かにビートはあったし、それは確かにマーチングバトルでもあった。でもそれは未体験でもなければ、そんなに驚異でもない。普通のアメリカ学園物として最初から観ていればそんなにがっかりすることもなかっただろう。でも今回は何故かよく分からない期待を過度にしていたので、いまいちな感触が残る。それほどまでにフライヤーがよかった。エンドロールもよかった。
●なんだかねえ。
4月になっています。気がついたら。
●夕方、吉祥寺へ。Mと会う。どうもお久しぶりっ。カレー食べて井の頭公園へ。桜みる。雨にうたれる。(なんだこの人の多さは?難民のように人がいる。ブルーシートでもうパッチシ!俺たちバッチシ場所はとってるよっ!まかせてっ!というような人たちが雨にうたれる。うろたえている。中には吠えている人もいる。フレッシュマンたちには負けない。僕も負けじと吠えてやる。嘘だけど。。ああー負けてるーっ。)帰宅。
●「ヘドウィグ・アンド・ザ・アングリー・インチ」観る。今頃になってなんですが、かぁなぁりぃ面白い。これは面白い。挿入されるアニメーションも含めてもう完璧。どうしよう。
●3月の写真をまとめようとして、驚く。
3月の写真がない。先月はほとんど写真をとってない。デジカメが調子悪かった。そして、それは最近ほぼ壊れてしまったというのもある。でもそれにしたって数がない。
●午前4時に起床したため、とりあえず映画をみることにする。
●「トーク・トゥ・ハー」/ペドロ・アルモドバル
はああ。よかったよー。これはよかったよー。
いや最近ほんと涙もろくておかしい。涙腺がゆるいとかって一体どういう状態なんだろう。マイボディ。
ちゃんとした(というわけでもないけれど)、ちゃんとわかりやすいドラマがあり、そのなかに奇抜な世界観も入ってくるという、もういうなればピンポイント。
つい最近観た「死ぬまでにしたい10のこと」に主人公ではないアン役で出演していた綺麗な女性が、「トーク・トゥ・ハー」の主人公だった。「死ぬまで…」の時はショートカットだったのだけど、このときはロング。で、もうのすごう綺麗。もうもうのすごいよ。
ピナ・バウシュの舞台で、最初と最後がしめられているのだけど、僕にはとにかくよくわかんない。最初の舞台は、なんで主演の男が泣いてたりするのかとか、よくわかんない。でももう最後の舞台の素敵さったらない。あの横歩きステップの連続の素晴らしさったらもうない。
●バレエの先生役の女性が、あのチャップリンの実娘だったことをしる。びっくり。DVDの特典映像とかは、滅多にみないのだけど、観てみると面白いのかも。どうでもいいけど意外に驚くようなことを教えてくれる。最先端の言葉でいうとトリビアっていうんですか?こういうの。
●夜、ワールドカップ予選「日本対シンガポール」観る。
つまらない。
つまらない。
ジーコはもう本当にブラジルへ帰った方がいい、というようなことを強く思ったが、そんなことは僕がいわなくてももう2000万人くらいの人が書いているのは間違いない。だからやはり僕も強くそう言おうと思う。ジーコはもう本当にブラジルへ帰って欲しい。
2006ドイツ積み立てはしても無駄っぽい。このままだと。もっともいつになったらそんな積み立て始められるのか。
●で更に夜、「ドラッグストアカウボーイ」/ガス・ヴァン・サント も観る。
近所のレンタルビデオ屋で「エレファント」特集が組まれていたため、借りてみる。
おもしろくねー。
中途半端。バロウズがジャンキーの神父とかを演じているところとかも、なんかやだ。そういうのいやだ。(あれ?バロウズって神父だったんだっけ?違う気がする。)でもそういう中途半端なところをわざと狙っているのかもしれない、と思わせるようなところが数カ所あったような気もする。「痴漢にあったらどうしましょう。」といっているお婆ちゃんの笑顔が本当に素っぽくてよかった。そこはよかった。
●更に更に夜、というよりも既に朝。ジャニスウェブ更新。もうゴールデンウィークのカレンダーを載せてしまった。気が早いと思われるかもしれませんが、そんなことはありまえん。もう4月だよ、だって。
●「死ぬまでにしたい10のこと」観る。
面白かった。
セリフが素敵。画面がいちいちおしゃれ。といってもそんなヴィンセント・ギャロみたいなムキダシきもちわるい的なものではなく、なんかこうよい感じなのです。
●主役のサラ・ポーリーという人が相当かわいい。調べると、「バロン」やら「イグジステンス」、「スウィートヒアアフター」に出ていた人らしい。全然わからんかった。覚えてないしだいたい。
●車の中でのキスシーンは相当よい。ラブシーンベスト10にランク入り。といっても他のラブシーン9本をあげてみろ、といわれても分からないけど。
●って、日曜に油断して映画2本も観てる場合じゃなかった。
まずい。これはまずい。
●Aの日記を読むと、どうやら彼はガーデニングに興味をもちだしたらしい。もっとも、彼はベランダーと呼んでいるけど。オレも「ボタニカルライフ」読みたい。貸してください。
今年こそは、「ひまわりに囲まれるバカな家」の完成を目指してそろそろ庭の土いじりを始めなくては。
「ひまわり日誌2004」も始動しなくては。
ベランダー仲間のご近所M君が先日、庭いじりの為に土を48リットル買ったらしい。そしてどうやら余ったらしく、くれるとのこと。それは嬉しい。もらいに行きます。ありがとう。って、ほんとは今日いくはずだったんだけど、映画観にいってしまった。
ごめんなさい。ムックリと交換で許してください。
●「レジェンド・オブ・メキシコ」観る。
ロドリゲスの最新作でマリアッチシリーズ第3作。
良かったわー。意味なく人がとぶよとぶ。今までになく大勢とんでいた。
全体的には前作の方が好き。でも一番好きなのは第一作なんだけど。そういうことになると、今作が一番ダメだったということになるが、そんなことはない。ダメとかそういう問題じゃない。新キャラ、ジョニー・デップの役どころが素晴らしかったし、ちょっとしか出てこなかったけどサルマ・ハエックは相変わらずほんときれい。もうそれだけでも観てよかった。
●昼、Wさんからの電話で目が覚める。今日、映画を観にいく予定であることを伝えると一緒にいくことに。Wさんとはこの間も偶然一緒に「アイデン&ティティ」観にいったし。なんだか映画友達のようです。映画友達ってなんだ?
●今月中にやらなくちゃいけないことを整理してみる。やらなくてはと思っていることは何だかいろいろあるのだけど、びっくりすることにそのどれもが全くお金にならない。うわーい。
●夜、渋谷イメージフォーラムへ。「ヴァンダの部屋」観る。
衝撃。うちひしがれる。素晴らしかった。もう一回観たいんだけど、もうみたくない。
もうほんとヴァンダがさ。ひどいんだ、これが。ヴァンダは。
ドキュメンタリーもフィクションもなくて、ただただ撮る。でもその境界があやふやなのをクローズアップしているのではなくて。そんなことはもうどうでもいい。そんな衝撃。DV映像。
怒濤の三時間。怒濤の咳。
●上映終了後、Wさんとイメージフォーラムの近くにある安いまずいスパゲティ屋でご飯食べる。高校の同級生のWさんは編集の仕事してる。そうとう忙しいみたい。で、その傍ら(というかこっちがメインか)、バンドしてる。来週末は江ノ島でライブやるらしいが、行けない。残念。ハラカミレイに行かなくてはいけないのです。ごめんなさい。5月にも西伊豆での野外イベントに出るらしいので、そっちは行けたらいいな。
●帰宅。バイト先から借りてきているPS2のキーボードをつなげたらWINが立ち上がった。
でもそれがないと立ち上がらない。
立ち上がるうちになんとかしなくては。USBハッピーハッキングとUSBマウスでも普通に立ち上がるようにしなくちゃいけない。でもまったく何もわからない。英語日本語変換すら微妙なくらい何もわからない。これでまたヴァンダ観た後くらいうちひしがれる。
●呪怨を観る。
これがヒットして、のちの映画版2作になったというビデオ版。そうとう怖いらしい。
●実際、こわかった。
ある家をめぐるという一応ストーリー的なものはあるのだけど、そういうのが怖いのじゃなく。
もう単純に絵がこわい。
顔とか。
血とか。
音とか。
●以前、映画館でみた呪怨の方がこわかった気がするのは、きっと単純にその顔がでかかったり、その音が大きかったりするからだと思う。
つまりスクリーン、音の大きさに比例して恐怖感がましていく映画。
そういう比例系のものにはまだ免疫がある気がする。
いや、こわかったんだけど。
もっとこわいのは、音が小さくなればなるほど、恐怖感がましていく映画。
●DVD特典として収録されていた監督とインタビュアーの掛け合いが面白い。
無音の映画が全編ながされており、そこにその対談が流れている。
・ノリユキ(名前うろ覚え)という登場人物がでてくる場面。
「ノリユキって、僕の弟の名前なんですよー。」
・突然だ。
「もう30歳だしねー。」
もう全然こわくない。